【UFC】ブレイディがバーンズに打撃・組みでも勝り判定勝ち、シウバがアンドラージを完封6連勝！ 連勝対決はガルシアが体重超過のネルソンをパウンドアウト、バンタム級で緊急参戦のダーデンがシュネルにニンジャチョークで一本勝ち

　2024年9月7日（日本時間8日）、米国ネバダ州ラスベガスのUFC APEXにて、『UFC Fight Night: Burns vs. Brady』（U-NEXT配信）が開催された。 　メインイベントは、ウェルター級で元1位の“ドゥリーニョ”ギルバート・バーンズ（ブラジル）と、ランク上から上がって来たショーン・ブレイディ（米国）が激突した。 UFC Fight Night: Burns vs. Brady 速報 現地時間2024年9月7日（土）、日本時間8日（日）米国ネバダ州ラスベガス／UFC APEX 【メインカード】 ▼ウェルター級 5分5R ※ブレイディインタビュー〇ショーン・ブレイディ（米国）17勝1敗（UFC7勝1敗）171lbs／77.56kg[判定3-0] ※50-45×2,  49-46×ギルバート・バーンズ（ブラジル）22勝8敗（UFC15勝8敗）171lbs／77.56kg 　バーンズは、UFC6連勝後の2021年2月にカマル・ウスマンのウェルター級王座に挑戦し、3R TKO負けで王座戴冠ならず。その後、3勝3敗で現在2連敗中だが、黒星は13戦無敗のハムザット・チマエフと、現王者ベラル・ムハマッド、そして17連勝中のジャック・デラ・マダレナという強豪のみ。 　特に2024年3月の前戦マダレナ戦では、後半の組みで圧倒するもグラウンドヒジを浴びて逆転負けだった。 　対するブレイディは、10戦無敗でUFCと契約。UFCでも無敗のまま5連勝も、2022年10月のベラル・ムハマッド戦で2R TKO負け。キャリア初黒星を喫した。 　しかし、2023年12月の前戦では、8年ぶりにウェルター級に落としたケルヴィン・ガステラムを相手にテイクダウンしてポジションを支配。最後は3R キムラで一本勝ちしている。 　1R、ともにオーソドックス構え。先に左ローはブレイディ。左ジャブのダブルから右を当てる。右アッパーも狙うブレイディにバーンズは右のオーバーハンド。 　ワンツースリーと繋ぐブレイディにダブルレッグで走るバーンズに尻を着いたブレイディはすぐに立つと、左右から左で差して押し込み。ダブルレッグに切り替えるが、差し上げるバーンズが体を入れ替えヒザ。ブレイディもすぐに入れ替えると、足技で崩すバーンズ。ブレイディもすぐに立つ。 　左ジャブから右を突いて右で差して金網に押し込むブレイディはボディロックからテイクダウンへ！ 片足立ちで残しながら尻を着いてもすぐに立つバーンズは体を入れ替え左ヒザを突いてホーン。 　2R、中央に歩いて左ミドルを当てるブレイディ。右を突くバーンズを右で差して押し込み、シングルレッグテイクダウン狙い。ここも残すバーンズに、離れるブレイディ。 　左アッパーから右に繋ぐブレイディ。さらに左フック。ワンツーで詰めて押し込むバーンズを体を入れ替え、足払いを仕掛けるブレイディ。シングルレッグテイクダウンもすぐに片足を肩口に乗せて立ち上がるバーンズが押し込むもブレイディも突き放す。 　左ローのブレイディ。インロー。左ジャブダブルから右に繋ぐと、バーンズはブロッキング。ブレイディは左ジャブを伸ばす。 　3R、左ジャブを突くバーンズは左で差して押し込み。体を入れ替えるブレイディは右差しでシングルレッグを再び持ち上げるも足を戻すバーンズ。再びシングルレッグにバーンズはスイッチで切り返す。 　離れる両者。今度はバーンズが組んでシングルレッグへ。崩されないブレイディは押し込まれながらも細かい右、さらに離れ際に右を突いてシングルレッグへ。金網背に凌ぐバーンズ。離れたブレイディは左右で詰めるが、そこにバーンズはヒザ！ 　ダブルレッグで崩れそうになったブレイディは足を抜いて、すぐにシングルレッグでやり返しテイクダウン！ ついにバーンズに背中を着かせ、パウンドもホーン。 　4R、左ジャブのブレイディ。さらに左インローはローブローに。中断、再開。今度はバーンズが左ローを下から蹴り上げローブローに。お返しの一発か。ブレイディが股間を押さえ中断。 　再開。バーンズの右をかわし、左ジャブを突くブレイディ。しかし、その打ち終わりにバーンズはおおきな右を返す。ブレイディはワンツースリーと繋ぎ金網まで詰めて押し込む。ヒザ蹴りのバーンズは突き放すが、ワンツーにガードを上げて下がったところにブレイディはダブルレッグテイクダウン！ 　ボディロックから崩すも下のバーンズは足関節からトランジッションで前に。そこにスイッチを合わせようとするブレイディをかわして押し込むが、ここもブレイディはいなして体を入れ替える。 　5R、トータル打撃数で4倍近く多いブレイディ。ジャブを突き前に出るブレイディはさらに左アッパー、右フック。右カーフも当てる。右オーバーハンドをかすめるバーンズ。ブレイディは左インローを当て、上下に散らせて前に出るが、下がりながらまたもバーンズは左のヒザ蹴りのつま先がローブローに。 　中断、再開。ワンツースリーのブレイディは左インローでバーンズの足を流させると、バーンズは右跳びヒザ！ さらに右を振るが、体を入れ替えるブレイディはシングルレッグテイクダウン！ 足を効かせて腕十字、オモプラッタ狙いもここはさせないブレイディが詰めてダブルレッグテイクダウン！ 下のバーンズの足関節を潰してトップから削って、バーンズの立ち上がりにボディロックで投げてホーン。 　ブレイディもホーンに大の字となった。グローブを外すバーンズ。判定は3-0（50-45×2,  49-46）でブレイディが勝利。 [nextpage] ▼女子フライ級 5分3R〇ナタリア・シウバ（ブラジル）18勝5敗（UFC6勝0敗）125.5lbs／56.93kg ※UFC6連勝[判定3-0] ※30-27×3×ジェシカ・アンドラージ（ブラジル）26勝13敗（UFC17勝11敗）124.5lbs／56.47kg 　1R、ともにオーソドックス構え。先にシウバがインロー。圧力をかけるアンドラージ。シウバは左ジャブ、アンドラージの詰めに右ローを突く。シウバのワンツーをかわすアンドラージ。シウバもアンドラージの左フックからの組みを外す。 　左ボディから右を突くシウバに左右にサークリングし、詰めさせずに右ロー、右ハイのシウバ。左ハイをスウェイでかわすアンドラージ。しかしシウバは左ジャブ。アンドラージは右をかすめるが、シウバは前蹴りでアンドラージを後方に飛ばす。 　ボディ打ちから右オーバーハンドで組みに行くアンドラージ。それをすぐに剥がしたシウバはサークリング。バックヒジを狙うと、かわしたアンドラージが右のスーパーマンパンチを入れてホーン。 　2R、ワンツーで組んで右で差して押し込むアンドラージを剥がして突き放すシウバ。アンドラージの接近戦には首相撲ヒザを合わせる。再び右で差して押し込むアンドラージに左小手でバックを譲らず、首相撲に切り替えて離れるシウバは、後ろ蹴りも腹に突く。 　シウバの右から左に下がるアンドラージ。シウバはバックスピンキック。これはかわすアンドラージが圧力をかけていくが手数はシウバ。追うシウバに近い距離でもサイドキックで突き放すシウバ。アンドラージが残り5秒で組むも、シウバがヒジを狙いホーン。 　3R、左ジャブを当てるシウバは右カーフも。詰めるアンドラージに右回りで、足が止まると、左ミドル、ワンツーも顔面を捕らえる。 　詰めて左差しで組むアンドラージに右小手に巻き、体を入れ替え、右の後ろ廻し蹴りが側頭部に！ さらに右から左の踵落とし！ 間合いを作り自在に蹴りを使うシウバ。詰めるアンドラージにステップを使ってサークリング。 　右で差して組むアンドラージの崩しが引き込み気味に。すぐに立つシウバは左右でジャブ。左の相打ちに持ち込んだアンドラージが前に出ると右のダブルから左も、クリーンヒットさせないシウバが右の後ろ蹴りを突いて、サークリングしてホーンに笑顔を見せた。 [nextpage] ▼フェザー級 5分3R〇スティーブ・ガルシア（米国）17勝5敗（UFC6勝2敗）145.5lbs／66.00kg ※UFC5連勝5KO・TKO[1R 3分59秒 TKO] ※パウンド×カイル・ネルソン（カナダ）16勝6敗（UFC4勝5敗）148.5lbs／67.36kg ※体重超過 ※UFC3連勝でストップ 　1R、関節蹴りのガルシアの打ち終わりに組んですぐにバックを奪うネルソン。4の字ロックは組まず、ガルシアの正対際に腕十字を合わせるが、ヒジを抜いているガルシアはハーフから怒涛のパウンド、ヒジ、鉄槌連打！ 　いったん離れて足をさばいて飛び込みパウンド。上体を金網に立てて座ったネルソンに左ヒジ！ 効かせたガルシアがパウンドラッシュ、見ていたレフェリーだが遅めにストップに入った。 　ガルシアはUFC5連勝。体重超過のネルソンはUFC3連勝でストップ。 [nextpage] ▼バンタム級 5分3R〇コーディ・ダーデン（米国）17勝6敗（UFC6勝4敗）135lbs／61.24kg ※4日前代役[2R 0分29秒 ニンジャチョーク]×マット・シュネル（米国）16勝9敗（UFC6勝7敗）135lbs／61.24kg 　アレッサンドロ・コスタの欠場によりコーディ・ダーデンが緊急出場。フライ級11位のシュネルと、15位のダーデンがバンタム級で対戦。 　1R、ともにオーソドックス構え。左右で前に出るシュネル。互いに右が交錯するなか、右フックを当てたシュネル。ダーデンの入りに右アッパー、右カーフ、右オーバーハンドも。ダーデンはワンツーからラッシュ。それを凌ぐシュネルも打ち返し、ダーデンの動きが落ち着いたところに右カーフ。 　しかしダーデンは金網に詰めて右オーバーハンドを当てる。ダーデンの右ハイをダッキングでかわすシュネル。互いに右目の周りから出血。激しい打ち合いからダーデンが右のダブルを打ち込みゴング。 　2R、シュネルの遠間からの低いダブルレッグをがぶったダーデンがニンジャチョークを回転して最後はシュネルを仰向けにさせて極めた。3連敗のシュネルはグローブを外したが…。 [nextpage] ▼ライト級 5分3R〇ヤナル・アシュモズ（イスラエル）8勝1敗（UFC2勝1敗）154.5lbs／70.08kg[判定3-0] ※30-27, 29-28×2×トレバー・ピーク（米国）9勝3敗（UFC2勝3敗）155lbs／70.31kg [nextpage] 【プレリム】 ▼ライト級 5分3R〇クリス・パディラ（米国）15勝6敗（UFC2勝0敗）154lbs／69.85kg[2R 4分14秒 TKO]×ロン・チュー（中国）25勝6敗（UFC1勝3敗）155.5lbs／70.53kg [nextpage] ▼フェザー級 5分3R〇アイザック・ダルガリアン（米国）7勝1敗（UFC2勝1敗）145.5lbs／66.00kg[2R 4分19秒 肩固め]×ブレンドン・マロット（米国）8勝3敗（UFC0勝2敗）145lbs／65.77kg [nextpage] ▼フライ級 5分3R〇アンドレ・リマ（ブラジル）10勝0敗（UFC3勝0敗）125.5lbs／56.93kg[判定3-0] ※30-27, 29-28×2×フェリペ・ドス・サントス（ブラジル）8勝2敗（UFC1勝2敗）124.5lbs／56.47kg [nextpage] ▼フェザー級 5分3R〇ガブリエル・サントス（ブラジル）11勝2敗（UFC1勝2敗）146lbs／66.22kg[判定3-0] ※30-26×2, 30-27×イー・ジャー（中国）22勝5敗（UFC0勝2敗）145.5lbs／66.00kg [nextpage] ▼女子ストロー級 5分3R〇ジャケリン・アモリム（ブラジル）9勝1敗（UFC3勝1敗）115.5lbs／52.39kg[1R 3分28秒 腕十字]×バネッサ・デモポロス（米国）11勝6敗（UFC5勝3敗）116lbs／52.62kg [nextpage] ▼ミドル級 5分3R〇アンドレ・ペトロスキー（米国）12勝3敗（UFC7勝2敗）185.5lbs／84.14kg[判定3-0] ※30-27×3×ディラン・ブドゥカ（米国）7勝4敗（UFC0勝2敗）188.5lbs／85.50kg ※体重超過 [nextpage] ▼TUF32 フェザー級 5分3R〇ネイサン・フレッチャー（英国）9勝1敗（UFC0勝0敗)145lbs／65.77kg[2R 1分14秒 肩固め]×ジギマンタス・ラマスカ（リトアニア）9勝3敗（UFC0勝0敗)145.5lbs／66.00kg