キックボクシング
インタビュー

【RISE】那須川龍心、兄・天心も習う「相手の動きが読める」“武術的なもの”を取り入れる「見えないものを教えてもらっています」

2024/09/06 12:09

3ラウンドを通して倒しに行く


――改めて今回の相手は年末のRIZINで戦ったジョンミン選手との対戦になります。前の会見では「腕十字に気を付ける」と仰っていましたが、実際のところRISEルールではどんなところに気をつけないといけないですか?

「うーん…腕十字ですかね(笑)」

――フリを出したわけではないんです(笑)

「本当のことを言うと、攻撃を振ってくるのでフック系には気をつけたいなと思っています」

――1ラウンドの時はジョンミン選手の打撃も入っていた場面があったと思うのですが、威力やスピードなどはいかがでしたか?

「腕十字を極められたイメージしかないので、パンチをもらっていたイメージがなかったんですけど、MMAなので距離は遠かったです」

――先ほど油断をしないという話がありましたが、その中で何ラウンドに決着をつけたいか、どんな流れで勝つかイメージはありますでしょうか?

「1ラウンドで倒そうとして倒せなかった時のスタミナの消費があるので、3ラウンドを通して倒しに行きます」

――3ラウンドを戦う理由としては、色々やってみたい事があるのでしょうか?

「それもありますし、1ラウンド目に倒そうと思って倒れなかった時とか、あと一歩の時だった時の切り替えが難しいと思うので「3ラウンドを通して倒しにいく過程で、1ラウンドで倒れたとしたらラッキーだよね」っていうイメージを持つようにしています」


――公開練習では力強いパンチを打っていましたが、自分のパンチの殺傷能力の高まりは感じていますか?

「やっている中で力の伝え方とかが分かってきたので、ミットでやっている感じのパワーの伝え方を相手にもできたら倒れると思うので、そこが今の課題ですね」

――ちょっと前の龍心選手は、ポイントを取って上手くいなしてという戦い方でしたけど、最近は倒すということに自信が出てきたんですか?

「まだパンチを効かせて倒した事がないので自信はないですけど、それを今回で試せればなと思います。やっぱり試合と練習では全然違うので、練習だったら最近いい感じに当てられるようになってきているので、それを試合で出したいです」

――自分の将来像的にはそういう選手に成長していきたいという事ですね。

「そうですね。やっぱり倒せる選手ってかっこいいじゃないですか。周りから見ていても分かりやすいし、憧れる存在にもなると思うので、そういうところを目指していきたいです」

――最後にファンの皆さまにメッセージをお願いいたします。

「9月8日の試合で次のタイトル戦に向けて期待されるような勝ち方をするので、皆さん応援をよろしくお願いします」

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