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【RIZIN】平本蓮「特別な事情で赤沢さんがああいう風にやらざるをえなかったと自分では思いたい気持ちでいっぱいです」「朝倉選手に対して心配をおかけしたという気持ちです」

2024/09/02 22:09
 2024年9月2日(月)18時から都内ホテルにて、平本蓮(剛毅會)が会見を行った。  RIZIN主催ではなく平本蓮個人による今回の会見には、平本のほかに弁護士2名( のぞみ総合法律事務所弁護士・吉野弦太氏と成豪哲氏)が出席。  会見の冒頭で平本からの事情説明があった後、質疑応答の時間が設けられた。以下、その模様。 ――ベルトが懸けられることに前向きでした。それが王座戦となり、ドラッグテストがあることはいつ知った? 「もちろん。事務所に行って試合の契約を決める時も今回ドーピング検査があると言われていたので、自分は何も心配がなかったので」 ――タイトルマッチになると聞いたのはいつくらい? 「2~3カ月前くらいからタイトルマッチでベルトがもらえるとは言われていて、もともとそういう話で両者納得していて、タイトルマッチはずっと意識していました」 ――赤沢選手は今回、自分のドーピングも告白しています。そのことを平本選手は知っていた? 「僕は本当に全く分からなかったのと、信頼していたし、今でも嘘であってほしい。特別な事情で赤沢さんがああいう風にやらざるをえなかったと自分では思いたい気持ちでいっぱいです」 ――赤沢選手が、平本選手が怖い方たちと云々、強要や脅迫されたと明確に書いている。これは? 「まったくそんなことするわけないので、ありえるわけがない話です。じゃあ、どういう圧力をかけたのか説明してくださいという感じで、一切そのような事実はありません」 ――憶測ではなくそう書いていることに対してのアクションは? 吉野弁護士「これは私の見解ですが、平本選手とそこを話したかと言うと、平本選手が今でも私と話していてもどこか赤沢さんの人間性を信頼するものがあって、それは裏切和れたわけではないと自分に言い聞かせているところもあるように見受けられます。そう考えたらどこまで私たちが責任追求していくのか、もうワンクッションおいて考えなくてはいけないことだと思います。(相談しながら進める?)はい」 ――きっかけは、平本選手が朝倉選手と戦う時に、体が大きくなったということだった。身体が大きくなったのは? 「10週間もフィジカルトレーニングを死ぬほどやれば当たり前にデカくなるので。普通に考えて練習したらデカくなる。筋トレしたことないっすよね? 多分。10週間でだいぶ変わりますよ。やったこともなかったフィジカルを真剣にやっていたらそりゃあデカくなりますよ」 ――朝倉未来選手を倒して、今後はRIZINを引っ張るような存在になろうというつもりは? 「はい、もちろんです。今後の試合でも素晴らしい結果とともにRIZINを引っ張っていこうと思うし、自分は試合が決まってから1日3トレもこなしてきたし、死ぬ気で本当に努力してきました。それに対して嘘はひとつもないです」 ――この騒動中に自身の支えになったものは? 「今回の騒動で自分自身、人生で初めて人に裏切られたというか。そのようなショックな出来事だったのですが、自分の妻をはじめ両親や家族、所属事務所の方がこんなにすごい動いてくれて、岩崎(達也)先生など近しい信頼している人たちが動いてくれて自分は恵まれていると毎日感じました。その人たちのためにも身の潔白を証明したいと思います」 ――怪我の回復のためドーピング違反にあたらない注射を打ったとのことだが、実際薬を打っていると受け取る人もいるかもしれない。どういう薬? 「信頼しているフィジカルトレーナーからドーピング検査には問題ないと言われて、4月に数回打ちました。その時は調べることもなく。自分はアスリートとしていくらトレーナーからの指示とはいえ、自分で調べる必要があったと思うので、これからはより一層丁寧にしたいと思います。今後そのようなことも発表していけたらいいと思います」 ――試合後は左手にギブスをしていたが、今後に向けては? 「大学病院で診てもらって骨はくっついています。全治3~4カ月と言われているので、もしかしたら年末は厳しいかもしれませんが、ゆっくり怪我を治して必ず復活したいと思っています」 ――赤沢氏とは長い付き合いだと思うが、あの文面は本人が書いたものだと思うか? 「僕は赤沢さんが書いたんじゃないと、正直思う気持ちがあって。今でも信じたいというか、もし困ってることがあるなら、助けられることは助けたいという気持ちがあります」 ――朝倉未来選手に良心の呵責を感じたと書いていたが、面識もない朝倉選手にそういうことを感じたことに不自然さは感じる? 「あの文で赤沢さんが、朝倉選手に申し訳ない気持ちと言っているんですけれど、今までの対戦相手に対しての申しわけない気持ちは書いていなかったので、本当に赤沢さんが書いたのかなと。全部朝倉未来に寄り添いすぎている文章じゃないかなと正直な気持ちはあります」 ――サプリを進められた時に、これは(ドーピングではないか)と思うことは? 「赤沢さんは海外経験も長かったので、そういう知識も豊富なんじゃないかなと。トレーナーとして信頼していたし、実際赤沢さんセコンドで2回とも勝負に勝っているし。今回もセコンドに就きたいと言われたんですけれど、今回の作戦は赤沢さんの作戦ではなかったので、(岩崎達也)先生や大塚(隆史)さんたちと作戦を固めていく中で、剛毅會にいきなり来た時があり、試合前に練習を見に来た時があったんですよ。大塚さんがなんで急に来たのかと不審がってはいたんですけれど、何か寂しい思いをさせてしまったんじゃないかなと思います。対立するとしたらそういうことなんじゃないかなと思うんですけれど、自分としてはどうしてもこの試合に勝ちたかったので。勝負に徹しさせてもらったというか。試合は思い出作りじゃないので」 ――赤沢さんと練習を常にしているわけではない? 「いや、全く。サプリの購入どうのの時に会話したくらいで。練習に関しては全く関わっていない、喋っていないので距離を感じさせてしまったのかと今となっては思っています」 ――かなりSNSで誹謗中傷があったと思うが? 「次の試合はさらに注目されると思って、Xを見て楽しんでいました」 ――開示請求などは考えていない? 「その辺は弁護士の先生と話していることなので、ここでは控えさせてもらいたいと思います」 ――赤沢選手に法的手段を具体的に考えていないように感じられるが、弁護士の依頼はどういうことを? 「赤沢さんが、ああいうふうに発信してはいたのですが、自分から仕向けて始めたのではないのでは? 後ろに何人か大人がついているのでは? と僕は感じたので。これは一人で対処できる問題ではないと、相談させてもらった感じです」 ーー今後の動き方を相談するため? 「そうですね、はい」 ――もし、朝倉選手がはっきりさせたいと、再戦と言われたら? 「いつでも何回でもやります」 ーーもし裁判になったら長期化する可能性もある。はっきりするまでRIZINには出ない? 吉野弁護士「法的な手続きの話に及ぶので私の方で話します。平本選手としては後ろ向きになって過去をほじくりかえして法廷闘争より、本来彼の力を発揮できる場で、まず検査結果を出して、そのうえで本来の力を発揮する場で、さらに活躍していきたい思いが強いです」 ーーSARMsなど名前がある薬物を使用したとして、法的に問題はある? 吉野弁護士「それは絶対にないです」 ──赤沢選手がSNSで平本選手から14万の金額が振り込まれた画像を投稿しています。あれはサプリを購入する名目だったと。金額は正しですか? 「はい。赤沢さんに値段だけ言われていたので、購入しました。自分も自信持って購入したので。自分の名前でそのまま購入しました」 ──14万とは平本選手にとってはどうか分かりませんが、一般的には高額な薬です。中身が何かを考えるのが自然では? どういうサプリなのか詳しくは聞いたのですか? 「とにかくトレーニングの効率を挙げるという説明しか受けていなくて、自分もトレーニングで話している余裕もなく見てもいないので、確認する場面は一度もありませんでした」 ――端的に、世代交代を良しとしたくない人たちがいるってことですよね? 「そういう陰謀なのかもしれないですね(笑)。それしか分からない。この会見が終わってから向こうから何かしらアクションがあると思う。その都度解決していきたいと思っております」 ――朝倉選手をまだリングに上げたい人が、ファイトマネーも高額だし周りにいると思うが、試合を見ると左に反応できていなかったり、実際トップ・オブ・トップで戦える選手なのか? 「本人が今が全盛期と試合前から発言していたので、今が一番強い状態だと思うんですが、朝倉未来を引退させたくない、応援したい人は必然だと思うので、周りで引退させたくないと思ってこういう形で騒いでいる人もいるのではないかとは思いますが、分からないので、その辺は全部また何かあったらその都度解決していこうかなって感じです」 ――聞いていると朝倉選手も被害者。騒動に巻き込まれてしまった。 「そうですね。だから朝倉選手に対して、早く検査結果出てほしいなと思うのと、このような騒動に試合が終わったあとになってしまい、心配をおかけしたという気持ちです」 ――弁護士さんに頼まれたのは身の危険を感じたことがあった? 「その辺は喋れることと喋れないことがあるので、僕の口から言うことはなにもないです」 ーーネットで大騒ぎしている人たちに言いたいこと、伝えたいことは? 「『薬物中毒者』とかいろいろ言われたりしていたので、その辺は全部先生と話していろいろやっていこうと思います」 ――匿名の投稿をチェックしている? 吉野弁護士「チェックはしておりますが、会見の趣旨に立ち戻ると、弁護士があの手この手でどうこうよりは、彼がズバっとみなさんに正面から説明すると。そうした言論に対して、彼の言論をまずは説明して、報道機関を通じてひとりでも多くの人に納得していただくのが彼の目指すところです」
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