ムエタイ
レポート

【BOM】吉成名高がスピード&テクニックで圧倒KOしてダイヤモンドベルトを獲得、奥脇竜哉も予告通りボディでKOしてWBCムエタイ世界王者に

2024/09/02 00:09

▼ダブルメインイベント(第9試合)WBCムエタイ世界フライ級(50.80kg)タイトルマッチ 3分5R
〇竜哉・エイワスポーツジム(=奥脇竜哉/エイワスポーツジム)
KO 1R 2分45秒 ※左ボディブロー
×シヴァラット・ウォー リンティダ(タイ)
※竜哉が新王座に就く。


 2019年9月にタイ・ラジャダムナンスタジアムにて日本人として8人目の同スタジアム王者に輝いている竜哉は、WPMF世界ミニフライ級王座を獲得するなど最前線で活躍。現在はRWSを主戦場に活躍し、7月のRWS JAPANではゲオナーカーに判定勝ちし、現在はラジャダムナンのフライ級王座を狙う。


 その竜哉はWBCムエタイ世界フライ級タイトルを懸けてシヴァラートと王座決定戦。シヴァラートはパンチとローキックを得意とし、True4Uを主戦場にしている。


 これまでWMC、IBFムエタイ、WPMFの世界タイトルを獲得してきた竜哉だが、WBCムエタイはまだ手にしていない。同門の名高、朝陽に続いて、竜哉も権威あるWBC世界タイトル奪取に期待がかかる。


 1R、竜哉はシヴァラットの一発目の右ミドルをキャッチして右ローを返し、2発目もキャッチして大きくコカす。3発目も同じように右ローを返す竜哉。さらにキャッチして崩してからの左右ボディと竜哉はキャッチを多用する。


 竜哉は右ハイをヒットさせると右ローを蹴り、キャッチからの左右ボディ。徹底してシヴァラットの右ミドルをキャッチして攻撃につなげる竜哉。そして左ボディと右ロー。竜哉の左右ボディに下がったシヴァラットに竜哉はさらにボディを連打し、顔面ヒザからの左フックでダウンを奪う。顔面にパンチを集め、ボディには右ヒザ、さらに右ヒジを打つと左ボディ一閃。


 シヴァラットは悶絶して倒れ、レフェリーは即座にストップして竜哉のKO勝ちを宣した。竜哉は予告通りのボディでKOだった。


 竜哉はマイクを持つと「ばっちりKO出来て良かったなと思います。ここがゴールではなくて全然通過点なので、ラジャのベルトを巻きます」と、改めてラジャダムナン2階級制覇を目標に掲げる。


 続けて「あとひとつ言いたいことがあって、最近格闘技が相手をバカにしたり、相手を挑発したりする。そういうのは僕は格闘技ではないと思っているので。自分とエイワスポーツジムの選手は本物の格闘技を目指しているので注目してください」と語った。

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