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【K-1】無差別トーナメント最終予選にシナ・カリミアン、K-Jee、谷川聖哉、山口翔大がチャレンジ=10・5大阪

2024/08/10 19:08
 2024年10月5日(土)エディオンアリーナ大阪『K-1 WORLD GP 2024』の記者会見が、8月9日(金)都内にて行われた。  今大会では、12月14日(土)東京・国立代々木競技場第一体育館で開催される『K-1 WORLD GP 2024』決勝ラウンド進出を懸けてのワンマッチ4試合が行われる。  昨年の無差別級GP優勝者リュウ・ツアー(中国)、6・29サラエボでの東欧予選優勝者ミロス・ツヴェチカニン(セルビア)、7・27シチリアでの西欧予選優勝者リース・ブルーデネル(イギリス)の決勝ラウンド進出が決まっており、8月24日にはブラジルで南米代表が決定。  残る4枠が今大会で争われる。出場が決定したのは初代&第3代K-1 WORLD GPクルーザー級王者シナ・カリミアン(イラン/SINA ARMY)、第2代K-1 WORLD GPクルーザー級王者K-Jee(K-1ジム福岡チームbeginning)、谷川聖哉(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)、山口翔大(GENESIS)の4名で対戦相手は未定。6月、7月、8月の各予選で活躍したファイターまたはそれ以外のファイターから選抜される。  この4名が選抜された理由を宮田充Krushプロデューサーは以下のように説明した。 「シナ選手は3月の試合を終えた時点で今度どうやって行くか話をしたところ、90kgではなくリミッターを外して無差別にトライしてみたいとのことで決定。  山口選手は7戦無敗で、空手時代に多数の優勝経験がある。7月にホーストカップで90kgの試合をして勝っています。彼が大阪府出身で地元で行うこともあるし、トライしてみないかとアプローチしました。  谷川選手は75kgでの試合を終えて、今後どう進めていくかとの話をしたところ本人は無差別に挑戦したいと。ただし、クルーザー級ワンマッチが8月18日のKrushで決まっています。75kgから上げていく段階で85kgでやると。そこで勝負を落とす、または怪我をしてしまった場合は10月は難しくなるかもしれないがしっかり勝って10月に進んでもらいたい」  会見に出席した谷川は「75kgまで下げて迷っていた時期もありましたが真剣に考えて、僕はヘビー級のK-1を見て育っていますし、低い階級の選手には誰でもなれる。僕らは点に目グランれたもの、神に選ばれた階級だと思うのでそれを捨てるのは違うと思いました。デカくて強いのが一番。はやttにのは日本人で勝てる選手がいないから。8月にRUI選手に勝って日本のエースとして突き進んで行きたい。半年間、死に物狂いでやります」との決意を語る。  山口は「子供の頃から親父にフランシスコ・フィリォ選手の試合映像を見せられて、デカいやつが一番強いんやと映像を見させられながら無理やり飯食わされて。身体を大きくして重量級で勝負するんやということで空手を頑張ってきました。この度、K-1の無差別のトーナメントがあるってことでずっと春頃から口説かれていまして、これは覚悟を決めるしかないと腹を決めました。大博打ですけれど、日本人として初めての王者を目指して頑張ることになりました。僕は無差別の中では身長も体重も小さい方だと思いますけれど、僕がやっていたフルコンタクト空手には海外勢と戦ってきた長い歴史があるので、K-1の舞台にも通用できるようにアジャスト出来たらなと思っています」と空手の経験を活かして海外のヘビー級選手に勝ちたいとコメント。  K-Jeeは「我々が子供の頃に見て憧れていたのは重量級のK-1 WORLD GPなので。やっとその憧れたところに立てるというか。夢がまたひとつ叶えられるチャンスが来たと思ってワクワクしています。ファイナルで夢を叶えられるよう精一杯頑張りたい」と挨拶。  カリミアンは「今までこんなに練習したことは無いです。準備万端で相手が誰であろうがKOして必ず東京でチャンピオンになります」と意気込んだ。 [nextpage] <質疑応答> ――勝ち上がって本戦で戦いたい相手は? 谷川「僕はリュウ・ツァーに負けているので。去年の王者ですし、リベンジ出来る舞台にはもってこい」 山口「僕は日本人が3人いるけれど一丸となって上を目指さないと成し遂げられないと思うので、日本人同士の決勝が出来たら嬉しいのでそこを目指して共に頑張っていきたいと思います」 K-Jee「特に憧れている選手がいるわけじゃないので誰とやりたいはないけれど、自ずとこれまで負けた選手全員にリベンジ出来ると思うので試合に勝つことが目標です」 カリミアン「誰だろうが関係ない。準備はできている」 ――今回どんな試合を見せたい? 谷川「真向から打ち合ったら向こうの方が分がある。打たせずに打つ、昔のK-1で日本人が勝っていた活路を僕が復活させたい。大きい外国人選手に日本人が勝つというのは日本の希望にもなると思いますし、何が何でもあと5試合勝って、どんな勝ち方でも勝つところを見せたいと思います」 山口「とにかく日本を代表しているので勝つこと。相手が2メートル級でも、20~30kg重くても必ず勝つ。勝つためには空手時代の山口翔大を貫くというのが一番やと思う。王者になりたいのでどんな相手であっても勝つことをテーマにやっていきます」 K-Jee「俺は打ち合います! バカだなと思うかもしれないけれど、俺は殴り合いが好きなので。1Rから殴り合って勝ちたいと思います」 カリミアン「皆さんがご覧になっている通りヘビー級で勝負するので、化け物になって出て来ます。ReBOOTは私のための言葉です」 ――谷川選手は今後の階級はどうするんですか? 谷川「ミドル級には2度としない。無理です(笑)。でも経験しないで言うのは違うと思いました。減量のしんどさも分かりました。正直今まで大きかったら多少ぽちゃぽちゃしててもいいと思っていたんですが、見た目も大事だし。ただ強ければいい時代じゃない。最低限強そうな身体に見せるとか。栄養の勉強もたくさんしてそれが生きてきて、今は95kgくらい。これを食べれば調子がいいとか、今までは好きなものを好きなだけ食べてきたが、そういうことをすることによって格闘技に懸ける想いってまだ甘かったんだなと痛感しました。それを踏まえて、無差別は無理と言われますが、それを決めるのは僕なので。無差別かクルーザーかどっちも出きますが、腹筋は割れます」 ――K-Jee選手は3月にイタリアで試合をした経験は活かせそう? 「あの試合はどう活きるでしょうね。ルールも違ったし、分からないですね。ルールに対応できてない自分の実力不足を感じました。組みがありましたね。あの試合で思ったのは、ルールに対しての戦い方の準備が出来ていないことが勉強になりました」 ――山口選手は無差別でどこまで通用するか、空手でやってきた自信が根底にある? 「自信があるかないかと言われると怪しい(笑)。でも僕にしか出来ない戦い方があるので、みんなそうでしょうけれど一番可能性があるのかなと勝手に僕も信じているので。5歳から空手をやっているので、ここで負けたら寂しいじゃないですか。人生が空手やったので。その人生を肯定したいというところで頑張っているので、通用すると信じています。めちゃめちゃ泥試合すると思うので期待しないでください(笑)」 ――カリミアン選手は、東欧予選でクラウディオ・イストラテ選手が試合放棄したことをどう思いましたか? カリミアン「解説で試合に対してコメントしましたが、彼は何も変わってないようにしか見えなかった。すぐに言い訳するし、辞めることしか見えなかったのでそういう選手なんでしょう」 ――もし再戦が組まれたら? カリミアン「彼が戦いたいのであればいつでも大丈夫です。何度見てもスタミナが無いし、言い訳ばかりだし、金的を蹴られたふりや、マウスピースを口から出して時間稼ぎする選手だと思っています」 ――トーナメントでリュウ・ツァーにもリベンジしたい? カリミアン「当然リベンジしたいです。言い訳はしたくないですが当時は15kgの減量もあって本調子ではなかった。ただし、彼は強いとか弱いではなく、K-1で戦っている中では愛鷹亮の方がはるかに強かった。本調子なら勝てるのでリベンジしたい」 ――無差別トーナメントで最後まで勝ち上がるためには何が必要だと思いますか? 谷川「気持ちが折れない根性と、K-1をデカくするという覚悟かなと思います、あとは集中力。他の階級より一瞬のミスが大事故になるので集中力が8月、10月、12月は僕のテーマかなと思っています」 山口「日本を背負う気持ちやと思っています。空手時代から個人競技なんですけれど一丸となって日本の王座を守るっていう世界で生きてきたので、その思考でK-1でも日本代表一丸となって日本に王座をもたらしたい」 K-Jee「ステロイドが大事だと思います(笑)。それは冗談で、気持ちですね。自分が優勝しているイメージを作っていくことです」 カリミアン「私は家族のために戦っています。それ以上のことはないです。絶対に勝たないといけないです」 ――カリミアン選手はどれくらいの体重で? カリミアン「10月に向けて110~115kgを目指して今は1日6食で順調に体重を上げている。日本のファンに化け物時代を思い出させたいと思う。常にスピードが落ちているとは感じないし、他のヘビー級選手と比べると私の方がスピードは上だし、シェイプもしている。とにかく身体を大きくして戦いたいだけです」 ――ファイトキャンプはどこで? カリミアン「まだ決まってないですが、チームと話し合って具体的なプランをこれから考えます」 ――最後にファンへメッセージを。 谷川「8月、10月、12月は人生を懸けた大勝負。皆さんに見てもらわないと始まらないので、しっかり半年間の谷川に注目してもらって応援してよかったと思ってもらって年越ししてもらいたい」 山口「地元大阪開催ということで出させていただくからには空手の子供たち、僕たちがK-1を見て育ったように今の子供がK-1を見て育って、憧れる空手家になりたいので空手界の皆さん、応援よろしくお願いします」 K-Jee「日本人が戦えるところ、日本に勇気を与える試合をしてみんなに強いところを伝えたいです」 カリミアン「日本のファンの皆さんに感謝の気持ちを伝えたい。勝っても負けても応援してくれているのが心強い。これからも頑張ってチャンピオンになります」
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