▼第3試合 キャッチウェイト(57.2kg)ムエタイ3分3R
×センチャイ・ナーヨックウィットトゥンソン(タイ)
[1R 2分07秒 KO] ※右ストレート
〇林 繁那 (R.S-GYM)
林(日本でのリングネームは繁那)はNJKF WESTを主戦場とする選手で、NJKFスーパーバンタム級3位、WBCムエタイ日本統一同級2位。4月のNJKF後楽園ホール大会ではKNOCK OUTとの対抗戦で鈴木貫太とドロー、6月のNJKF WESTでは日韓国際交流戦でキム・チョンヨンに2RでTKO勝ち。“繁那”はジェロム・レ・バンナにちなんで名づけられたという。戦績は11勝(5KO)1敗1分。
センチャイは18歳で戦績は26勝3敗。両者ともONE初出場となる。
林はコール時にかめはめ波のポーズを見せ、場内からはヤンヤの大歓声が沸き起こる。
1R、両者サウスポー。センチャイの左ローに林は左ミドルを返す。ノーガードになって首を振り、挑発する林。左ハイを蹴ってくるセンチャイに林は左ストレートを打つ。センチャイの蹴り足をキャッチした林だが、センチャイがそのまま蹴りで突き飛ばして転倒させる。前蹴りを多用するセンチャイに林はコーナーを背負わせての左右フック連打。センチャイは背中を見せて逃げる。
2度目のラッシュにセンチャイは防戦一方。センチャイが左ミドルを蹴った直後に林の右ショートがアゴに決まり、センチャイは前のめりにばったりと倒れる。林のKO圧勝となった。
林は「相手に合わせないように自分のキックボクシングを貫くという戦略で倒しました。相手は蹴りが強いので蹴りが来た時に手が下がるので、そこにパンチを打つという作戦通りでした」と勝利者インタビューに答えた。