シュートボクシング
インタビュー

【シュートボクシング】3連勝で過去最強の敵を迎え撃つ都木航佑「来年は海人選手のように世界の強豪に戦っていくことを考えています」

2024/08/08 22:08
 2024年8月17日(土)東京・後楽園ホール『SHOOT BOXING 2024 act.4』(U-NEXT配信)でロクク・ダリ(コンゴ/TRI.H Studio)とオープンフィンガーグローブマッチで対戦するSB日本スーパーウェルター級1位・都木航佑(キャピタルレイズ fighting GlaNz)のインタビューが主催者を通じて届いた。  現在空位のSB日本スーパーウェルター級タイトルに最も近い都木は、過去最強の相手ダリ撃破なるか。 ここで自分が一皮むけるチャンス ――前回6月のヨークディーゼル戦では2RTKO勝ちでした。 「急遽対戦相手が決まったことで自分的には作戦を練り切れず、試合当日のアップで気合いを入れ過ぎてしまい、練習と同じぐらいアップしたら疲れてしまいました(苦笑)。リングに上がった瞬間、『うわ~どうしよう』と思ってしまうぐらいの状態になり、イメージ通りのパフォーマンスもできなかったので納得いかなかったのですが、そこを踏まえて今回しっかり調整することができました」 ――タイ人に相手の得意なヒザ蹴りで倒すというのはイメージ通り? 「KOを狙っていたので、違うもので勝負を決めようと思っていたのですが、ヒザ蹴りで倒したことは予想外でした。相手のストロングポイントで勝てたことも自信になりましたね。僕はヒザ蹴りも含めて蹴り技に関しては絶対の自信があり、真正面から横からと、どこからでも狙えます」 ――ヒザ蹴りはもともと得意だったんですか。 「そうですね。タイ人をヒザ蹴りで倒したことで改めて自分がヒザ蹴りは得意なんだなと思えたので、今後も新しい武器の1つになると確信を得られることができました」 ――今練習ではどういうところを強化していますか。 「ダリ選手は柔道をやってきただけに瞬発力とパワーを活かした投げ技が凄いので、投げ飛ばされないように練習しています」 ――ダリ選手に対してはどのような印象がありますか。 「一発の威力に関しては過去最強の相手かなと。日本人とは違うバネや筋力があると思うので、そこを踏まえてしっかり準備しています」 ――やはりフィジカルは脅威に感じますか。 「そうですね。警戒してますが、そこだけでなく、どの試合を見てもブン回して来るオーバーハンドフックでこれまでに何人も倒しきているので、そこをどう裁くかも考えています」 ――予想外の角度からくるそういう大振りのパンチへの対処法としてどういうことを考えてますか。 「しっかり研究しているので、距離感を間違わなければ問題ないと思いますね」 ――今回、初のオープンフィンガーグローブ(以下OGG)マッチになりましたが、実際、OFGをはめての練習はどうですか。 「僕はずっとやってきた空手の練習ではずっとOFGグローブのようなものでやってきたので、OFGではめたときは違和感は特になく、なんだか懐かしい感じがしましたね。グローブとやる時と比べて若干、距離感は変わってきますが、練習でしっかり合わせています。OFGだと相手も掴みやすく投げやすいかと思いますが、こっちも投げやすいので問題ないです」 ――以前にOFGマッチに関しては難色を示していましたよね。 「そうですね。ですが、今回、OFGでの対戦オファーが来て、いい選手を用意していただき、ここで自分が一皮むけるチャンスだなと思い直感で受けました」 ――今までにも直感で決めることは多いですか。 「結構、今までにも直感でやってきたタイプですし、自分のファイトスタイルも直感をベースにしていて、その上にいろんな考えを上乗せしています。なので、練習でやってきたことがあっても、リング上で相手と対峙した時に直感で動くことは多いですね」 ――ダリ選手は現在空位のSB日本タイトルを要求しているようです。 「ダリ選手はまだSB一戦目なのでタイトル挑戦権を与えるのはまだ早いかなと。僕は色んな選手とやっていきたいので、一度勝っているRYOTARO選手と短いスパンでやりたいとは思いませんが、今回勝って10月あたりにRYOTARO選手とタイトルマッチをやるのが普通の流れだと思います。年内にしっかりベルトを獲って、来年は海人選手のように世界の強豪に戦っていくことを考えています」 ――今後もOFGマッチも考えていますか? 「基本、通常グローブの方がやりたいのですが、どうしてもと言われたら(苦笑)。まあ、その時の直感で判断します」 ――最後にファンにメッセージをお願いします。 「今回も自分のフットワークと蹴り技を強化しているので、進化した姿をしっかり見てください!」
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