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【KNOCK OUT】栗秋祥梧vs.チュームーシーフーでBLACKフェザー級王座決定戦「僕のパンチは本当に強いので倒そうと思います」(栗秋)「パンチが当たった瞬間に倒せる自信がある」(チュームーシーフー)

2024/08/05 18:08
 2024年10月12日(土)東京・後楽園ホール『KNOCK OUT 2024 vol.5』の記者会見が、8月5日(月)都内にて行われた。  KNOCK OUT-BLACKフェザー級王座決定戦3分3R延長1Rで、栗秋祥梧(クロスポイント吉祥寺)vs.チュームーシーフー(中国/郭強ファイトクラブ/CFP)が決定。  栗秋は九州で活躍後、2018年10月に上京してクロスポイント吉祥寺に入門。天性の格闘技センスを生かした左の攻撃を武器とし、飛びヒザ蹴りは一撃必倒のキレと破壊力を秘めている。しかし極度の練習嫌いとして知られ「いかに練習せずに勝つか」をテーマに掲げている変わり種。  2022年7月にTAKERUに判定で敗れたが、10月の『RIZIN』では翔を2Rにハイキックでマットに沈めた。2023年4月に内藤凌太に判定2-1で勝利すると、6月には鮫島大翔を得意の左フックでKO。9月にはK-1 GROUPから乗り込んできた第6代Krushフェザー級王者・玖村修平を初回KOに降して評価を一気に高めたが、2024年2月の『ONE Friday Fights』初参戦で判定負け。4月のシュートボクシングでは山田彪太朗に判定負けと連敗。しかし、6月にKNOCK OUT-UNLIMITEDルールで中村優作を1RでKOし、大きなインパクトを残した。戦績は45勝(25KO)23敗3分。  チュームーシーフーは中国の少数民族であり戦闘民族として知られる「イ族」の出身。2022年3月の『武林風』では、過去K-1で武尊と激闘を演じた強豪ワン・ジュングァンと対戦し、判定で惜敗したものの互角の打ち合いを演じた。2023年6月に初来日、龍聖から右フックでダウンを奪い、延長戦で判定負けも龍聖を苦しめて一躍注目を集めた。2024年2月の再来日では久井大夢と対戦し、これも激闘の末にチュームーシーフーが左フックでダウンを奪って勝利している。8月の3度目の来日では元山祐希をハイキックで初回KOした。戦績は27勝(10KO)5敗。  前日に開催された『MAROOMS presents KNOCK OUT 2024 vol.3』にて、チュームーシーフーがKO勝ちした後、栗秋がリングに上がり対戦を表明したことから、タイトルを懸けての対戦が決定した。  栗秋は「タイトルマッチ以前に、前から強い選手だと思っていて。強い選手とやるのが楽しみなので倒してKNOCK OUTの強さを見せたいと思います」、チュームーシーフーは「とても強い素晴らしいファイターだと認識している。エキサイティングかつ興奮する試合を皆さんに見せられると思います」と、それぞれ意気込む。  互いの印象で気を付ける部分はと聞かれると、栗秋は「リングの近くで見ていましたが、別に警戒するところはないかなと思います」、チュームーシーフーも「特に注意する点は思いつかないけれど、どの選手にも優れているところがある。それを出し合って見応えある試合をお見せしたい」と、互いに相手の怖いところはないと答える。  チュームーシーフーが「栗秋選手の試合は1~2試合映像で見たことがある。素晴らしいテクニックを持っているが、それ以上の技術とパワーで自分がねじ伏せたいと思う」と言えば、栗秋は「攻略するというか、東京に来てからアゴで倒れたことがないので問題ないかなと。スピードも違いますし、彼が戦ってきた相手と違って僕のパンチは本当に強いので、倒そうと思います。1Rで仕留める気持ちではあります」と言い放つ。  これにチュームーシーフーは「そう言うのなら、僕が龍聖を1Rでダウンさせたことを覚えていますか?」と問いかけ、栗秋は「彼は彼。僕は僕です。自分で言うのもなんですがアゴが強いと思っていますし、倒せるもんなら倒してみろと。倒しに来た時にしっかりカウンターを合わせて倒しますよ」と返答。  チュームーシーフーは「栗秋選手のアゴが強いとか強くないとかは関係ない。龍聖も自信があったと思う。でも結果はああいう感じだった。僕の拳は凄く硬いので、パンチが当たった瞬間に倒せる自信があります。それを覚えておいてください」とニヤリ。  再び栗秋が「僕は龍聖とは違いますからね」と答えると、チュームーシーフーは「もちろん龍聖とは違うことは分かっている。そのうえでリング上で栗秋選手を眠らせます」と必ずKOすると宣告。  恒例となっている、今回はどれくらい練習するのかとの質問に栗秋は「最近はUNLIMITEDルールにハマっていてそっちの練習ばかりしていますが、キックボクシングの距離感、UNLIMITEDならではの距離感がつかめています。両方のいい面を出して、距離感もそうだし、一番強いパンチが出るところの距離を練習します」と、意外にもUNLIMITEDルールの練習はしているとした。 「今回は練習をしっかりやって、今までフェザー級は龍聖が背負ってきたので、それをしっかり受け止めながらこの大会ではしっかりとやっぱり栗秋は強いというのを見せたい」と、練習嫌い返上でこの一戦へ向けてしっかり練習するとしたが、「10月までは頑張って、あとはちょっと…はい…」とこの試合までは練習を頑張ると笑う。、  これに対してチュームーシーフーは「自分はベルトが大好きなので、そのためには苦しい練習もいとわない。こうしてフェイスオフが出来たことは嬉しい。でも、王者になるのは私です」と、自分が必ずベルトを巻くと語った。  最後にチュームーシーフーは「日本で試合をするのは3回目なので、栗秋選手も自分のことを知っていると思うし、研究してトレーニングを積んでくると思う。でも、必ず倒して王者になりたい。それだけは栗秋選手に言っておきたいと思います」と通告した。
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