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【DEEP】大塚が白川の肩脱臼でTKO勝ち、牛久が横山を判定で下す。安西は佐藤にアクシデント判定勝ち、伊藤が藤田大和に一本勝ち、古瀬がRIZINにアピール

2019/09/08 16:09
「DEEP 91 IMPACT」2019年9月8日(日)東京・竹芝ニューピアホール ▼第14試合 メインイベント DEEPバンタム級 5分3R〇大塚隆史(61.7kg/T GRIP TOKYO/元DEEPバンタム級・フェザー級王者、元WSOF GCバンタム級王者)[1R 0分26秒 TKO]×白川“Dark”陸斗(61.7kg/志道場)※大塚は公開計量会場に間に合わず、15時30分までに計量の規定で、14時50分に61.7kgでパス。 メインイベントはバンタム級5分3R、元DEEPバンタム&フェザー級王者・大塚隆史(T GRIP TOKYO)vs白川“Dark”陸斗(志道場)。 大塚は2017年にRIZINバンタム級トーナメントでアンソニー・バーチャック、カリッド・タハに勝利も、準決勝で石渡伸太郎に判定負け。2018年3月にDEEPバンタム級王座を返上すると、8月にはビクター・ヘンリーにもKO負けし、5年ぶりの連敗を喫した。2018年12月の赤尾セイジ戦で強いレスリング力を発揮し判定勝利で復活するも、2019年5月の前戦でPXCバンタム級王者トレヴィン・ジョーンズにリアネイキドチョークで一本負け。今回が再起戦となる。 対する白川は、激戦のDEEPバンタム級戦線で2018年12月に強豪の北田俊亮、2019年6月に石司晃一を判定で下し勢いに乗る大阪のストライカー。東京での出稽古ではHEARTSやアライアンスで朝倉兄弟らとも練習を重ねており、自信と実力を深めている。2019年4月にはDEEP大阪大会で釜谷真に逆転のリアネイキドチョークで一本負けを喫したが、2R終了間際には釜谷をTKO寸前まで追い込んでおり、相手の組みを切って当てる打撃は、対戦相手をことごとく窮地に陥れている。MMAレスリングの強い大塚の組みをいかに切り、チャンスの時間を作るか、注目だ。 大塚は自身のSNSで「試合は楽しまない。叩き潰す」と予告。白川は「こう言う選手を超えていかんと先に進めない。まぁ当たり前のように超えるけどな」と大塚を倒して先に進むと言い放っている。 いきなり左右のパンチと右の蹴りで詰める白川にシングルレッグテイクダウンは大塚。金網まで這い上半身を立てる白川だが右肩が上がらず。試合続行不可能の意思表示。 大塚は試合後、ケージのなかで「衝突で外れたかもしれないけど、僕もこの試合のためにハードな練習を積んできたけど、アクシデントで納得はできないので、もう一度やりたいですね。そのくらい白川選手は強いと思っています。タイミング合えば」と再戦をリクエスト。さらに、「あと、RIZINが“バンタム級四天王”とか勝手につけてるけど、俺忘れんじゃねえぞと。俺が全員ブッ倒してやるよ」と、石渡、扇久保、元谷、佐々木に宣戦布告した。 (前日コメント)白川「まあ、大塚選手が来ていなんですけど……明日の意気込みは、正直、どちらが勝利にこだわっているか、どちらが勝利への執念が強いか、そこの差が出る試合になると思います。間違いなく、いい試合になると思うので。勝つ執念、意地を明日は見せたいと思います。メインらしく爆発するような試合を見せたいと思います。明日はよろしくお願いします」 大塚(14時50分に計量後コメント)「すみません、遅れました。ちょっと苦戦しましたけど、きっちり練習はしてこれて、ちょっと最後、水抜きだけ思ったより外の暑さにやられてヤバかったんですけど。ここから後はリカバリーするだけなんで、ブッ倒します。明日は」 ▼第13試合 DEEPフェザー級 5分3R〇牛久絢太郎(66.1kg/K-Clann)[判定3-0]※29-28×2,30-27×横山恭典 (66.05kg/KRAZY BEE) 6月29日の『DEEP 90 IMPACT』後楽園大会で大澤茂樹に判定勝ちし勢いに乗る横山恭典。対する牛久絢太郎は5月の『DEEP 89 IMPACT』ニューピア大会でDEEP初参戦。ザック・ベナベンテに1R TKO勝ちしている。 オーソドック構えの横山に、サウスポー構えの牛久。ダブルレッグからシングルレッグでテイクダウンは横山。バックに回るが落とす牛久は払い腰で投げて横山を蹴る。 牛久の投げにバック回る横山。ケージレスリングの展開のなか、四つから押し込みヒザを突く横山。牛久も体を入れ替える。遠い間合いから蹴りは空手を学ぶ横山。左フックで飛び込む牛久は右ミドルを返す。 3R、右ロー当てる横山に蹴り足つかみ押し込む牛久。横山もダブルレッグに入るが牛久もキムラで回そうとする。押し込む横山は両脇を差すもシングルレッグを潰した牛久が上に! バックを狙うが立つ横山は離れる。 右ミドル、組みに行くのは横山。キムラで後方に回す牛久だがなおも立つ横山がアタック。金網背にする牛久。身体を回す牛久がダブルレッグでテイクダウン! 横山も差し返して立ってゴング。大熱戦の判定は…3-0で牛久のコントロールが評価されたか、牛久が勝利した。 (試合前コメント)横山「自分のやることを貫いて、しっかりフィニュシュに繋げたいと思います」牛久「DEEPでまだ2戦目なので、名前を覚えてもらえるようにインパクトのある試合をします」 [nextpage] ▼第12試合 DEEPウェルター級 5分3R○安西信昌(77.3kg/TRI H Studio)[判定2-0] ※20-19、20-18、19-19×佐藤洋一郎(77.4kg/KATANA GYM/第3代修斗環太平洋ミドル級王者)※アクシデント判定のため後日検証の結果、カットが有効打の場合は佐藤のTKO勝ちとなることがアナウンスされる ↓ ▼第12試合 ウェルター級 5分3R×佐藤洋一郎(KATANA GYM/77.40kg)[2R 0分39秒 判定0-2]  ○安西信昌(TEAM CLIMB/77.30kg) レフェリー:豊永 稔ジャッジ:和田良覚19-19(1R9-10/ 2R10-9)福田正人18-20(1R9-10/ 2R9-10)松宮智生19-20(1R9-10/ 2R10-10) ※試合続行不可能に至った安西の負傷の原因が、佐藤の有効打によるものとの事実を映像では確認することができないため、2R負傷時点での判定は変わらず安西が勝利。 ウェルター級では、元PANCRASEミドル級王者でUFCでも2勝2敗の五分の戦績を挙げていた安西信昌(TEAM CLIMB)がDEEP初参戦、約1年2カ月振りの再起戦で第3代修斗環太平洋ミドル級王者の佐藤洋一郎と対戦する。 安西は2018年6月の前戦でUFC2連勝中のジェイク・マシューズと対戦し、マシューズのヒザ蹴りをもらいテイクダウン&パウンドを受けて背中を見せたところを、マシューズにリアネイキドチョークを極められ1R、一本負けからの再起戦となる。 佐藤は、2018年4月に住村竜市朗に判定負けも、12月にペク・スンデに1R KO勝ち、2019年3月には米田奈央にも判定勝ちし2連勝を飾るも、2019年6月に悠太に抑え込まれ判定負け。安西同様に再起戦をいかに戦うか。 ともにオーソドックス構え。近い距離でジャブを突き、ダブルレッグは安西。ケージに織り込み左でパンチ、ヒザは安西。その左手をアームロックに狙う佐藤は跳びつき回そうとするが腕をクラッチした安西は、外して潰すと上に。下から佐藤は外ヒール狙いも回って足を入れて尻を蹴って外す安西が上に。 クローズドガードは佐藤。インサイドから安西はパウンド。抱きつく佐藤にブレークに。左インローは佐藤。さらに左ミドルも安西は距離を詰める。 2R、右クロスからダブレッグテイクダウンは安西。しかし、下から佐藤のヒジによるものか。安西は後頭部から出血。ドクターチェックに。ジャッジは「試合続行不可能。ただ傷がアクシデントによる可能性があり、ここまでの時点での判定になります」とアナウンス。判定は2-0で安西が辛勝した(※第13試合後、今回の判定は暫定的なアクシデント判定のため、後日ビデオ確認のうえ、有効打の場合は佐藤のTKO勝ちとなることがアナウンスされる)。 (前日コメント)佐藤「今回、赤コーナーですけど、挑戦者の気持ちで行きたいと思います」安西「今回、DEEPに初参戦ということでありがとうございます。僕自身、久しぶりの試合なのですごくワクワクしています。皆さんもワクワクするような試合をしたいと思います」 ▼第11試合 DEEPフライ級 5分2R ×藤田大和(57.15kg/リバーサルジム新宿Me,We)[1R 4分24秒 リアネイキドチョーク]○伊藤裕樹(56.95kg/ネックスイチムエ) 6月29日の『DEEP 90 IMPACT』後楽園大会で中山ハルキを破り11連勝のTHE OUTSIDER 50-55kg級現王者の伊藤裕樹が、那須川天心と激闘したアマチュアボクシング5冠の藤田大和と激突。藤田はMMA2勝2敗。前戦は5月『DEEP 89 IMPACT』で森脇公三に右フックからの連打で2R TKO勝ちしている。 1R、サウスポー構えの伊藤にオーソドックス構えの藤田はシャープな右ストレートで圧力をかける。左ロー、左ストレートで迎撃を狙う伊藤はダブルレッグテイクダウン! 金網まで這う藤田に伊藤はパウンド連打。起き際に首を抱えてギロチンを狙う伊藤。しかし首を抜く藤田が押し込むと体を入れ変える伊藤がボディロックからマウントに! パウンドに後ろを向いて立とうとする藤田にリアネイキドチョーク! タップを奪った。 試合後、伊藤はケージのなかで「愛知県から来ました。THE OUTSIDER 50-55kg級チャンピオンの伊藤裕樹です」と挨拶。続けて「藤田選手対戦してくれてありがとうございます。メチャクチャ痛かったー(笑)。いつか僕もDEEPのチャンピオンになって大晦日、出られるように頑張ります」と朝倉兄弟に続くRIZIN出場をアピールした。 (試合前コメント)藤田「今回、勢いのある選手とやれるということで楽しみにやってきました。しっかり今回も倒して、DEEPのタイトルを狙って頑張っていきます。よろしくお願いします」伊藤「今回、藤田大和選手とバチバチの打撃をするので応援よろしくお願いします」 [nextpage] ▼第10試合 DEEPライト級 5分2R○大原樹里(70.25kg/KIBAマーシャルアーツクラブ)[1R 1分02秒 KO]×岡村幸範(70.75kg/Fight Holic) 大原樹里(KIBAマーシャルアーツクラブ)が連続参戦。6月大会では宮崎直人にスプリット判定で敗れており、再び連勝街道に戻りたいところ。対する岡村幸範は2018年10月に大原に判定1-0で惜敗。再戦でリヴェンジを狙う。 1R、オーソドックス構えの大原は右ローから。サウスポー構えの岡村も蹴り返し、左を振るが懐の深い大原はかわして右ミドル、さらに詰めて右ストレートをクリーンヒット! ダウンした岡村にレフェリーが間に入った。KO勝利の大原は母親をケージに上げて写真に収まった。連戦の中で結果を出してきた大原。ビッグチャンスは訪れるか。(試合前コメント)大原「同じく完全決着でKOしたいと思います」岡村「去年、引き分けだったので、今回、完全決着でつけたいと思います」 ▼第9試合 DEEPバンタム級 5分2R○渡部修斗(61.45kg/ストライプル新百合ヶ丘)[判定3-0] ※20-17×3×倉信洋一郎(61.5kg/毛利道場) Fighting NEXUS初代バンタム級現王者で、6月のDEEPで小林博幸をマジカルチョークで極めた渡部修斗が9月大会にも連続参戦。毛利道場所属で18年9月のDEEP浜松大会でリアイキドチョークで一本勝ちしている倉信洋一郎と対戦する。ともにチョークを得意とする渡部と倉信の戦いは、ポジショニングから注目だ。 1R、オーソドックス構えの渡部はダブルレッグテイクダウンからバック狙い。片足をかけて引き込みマジカルチョーク狙い。4の字ロックで背後からパウンド・鉄槌を連打。亀のまま打撃を受ける倉信は左腕を巻き込み防御。 2R、開始ダブルレッグテイクダウンは渡部。中腰からのパウンドで寝かせる渡部は起き上がろうと倉信にハーフからパウンド。アンクルピックも金網使いようやく立った倉信の背後に回る渡部。しかし正対すると渡部はシングルレッグへ。そこにヒジを落とす倉信も渡部がテイクダウンしたところでゴング。力を使うも極め切れなかった渡部は天を仰ぐ。判定はグラウンドで支配した渡部が3-0で勝利した。 (前日コメント)渡部「Fighting NEXUSバンタム級チャンピオン・渡部修斗です。DEEP2戦目なんですけど、しっかり練習して準備してきたので、今後に繋がるようないい勝ち方をしたいと思います。全力で勝つために頑張ります」倉信「非常にいい舞台で試合をさせてもらえて楽しみにしています。今回、結構、いい選手が相手ですけど明日はしっかり勝って、自分がさらに上に行けるように頑張りたいと思います」 ▼第8試合 DEEPバンタム級 5分2R○遠藤大翼(61.45kg/和術慧舟會IGGY HAND'S GYM)[判定3-0] 20-18、19-19×2マスト遠藤×城田和秀(61.7kg/NEXUSENSE) 1R、ともにオーソドックス構え。詰める遠藤は左を差して右ヒジ。城田は左で小手に巻くがスタンドバックに回る遠藤は背後から左フック。右で小手に巻き払い腰は城田! 左で差してハーフの上からギロチン&パス狙い。亀になる遠藤のバックに回ると立つ遠藤はフルネルソンも下に抜けた遠藤が落として上に! ケージウォークで上になる城田はギロチンチョーク! それを外して上を取る遠藤に城田は足関節狙いも遠藤は潰してパウンド。 2R、先に詰める遠藤にいつものように首をかけて払い腰を狙う城田は今度は大内刈でテイクダウン! バックからマウントを奪う。亀から立つ遠藤。首相撲もヒザは遠藤。右を当てる城田。ダブルレッグでドライブして反対側のケージまで押し込む城田。しかし体を入れ替える遠藤。城田は力を使った苦しい場面で小外で2度テイクダウン。遠藤も上を取りかけるが打撃はまとめられず。 接戦は遠藤がマスト判定で勝利。1年半ぶりの復活を白星で飾った。 (試合前コメント)遠藤「以前、城田選手とやる予定だったときに自分が骨折して流れてしまって……魂が震え上がるような試合をしたいと思います」城田「相手は自分よりキャリアも上で強い選手ですが、しっかり勝って連勝を積み上げたいと思います」 [nextpage] ▼第7試合 DEEP JEWELS 49.0kg契約 5分2R○古瀬美月(49.0kg/Y&K MMA ACADEMY)[1R 4分28秒 TKO]×坂本美香(48.55kg/Fight HOLIC) 古瀬は2018年12月の『格闘代理戦争』決勝で平田樹に一本負けし、ONE Championshipとの契約を逃したが、2019年5月にRISEでも活躍する樋田智子を相手に判定勝利。2019年6月「DEEP JEWELS 24」で佐藤絵実の欠場を受けて急きょ、古豪・富松恵美と49kg契約で対戦しキムラロックで敗れていた。古瀬は最軽量級のミクロ級(-44.0kg)戦線も視野に入れる。 坂本は「DEEP JEWELSアマチュア大会」に連続出場。2018年9月の第1回大会でにっせーにTKO負けも2019年6月の第2回大会ではKrazy beeのTAMAMIにスプリット判定で勝利し、プロデビューを決めた。 サウスポー構えの古瀬にオーソドックス構えの坂本。左ローを当てる古瀬はミドルと打ち分け。左ミドルを連打する。さらに左右ワンツーをスリーフォーと繋げて前進。後ろ廻し蹴りも見せる。詰める古瀬は左ボディストレートも坂本もジャブ・ストレートで打ち合いに応じる。左インローを当てた古瀬は一気に左から右フックを当てて詰めると坂本が後退。顔を背けて防戦一方となった坂本にレフェリーが間に入った。 古瀬はケージのなかで「応援ありがとうございました。練習とかしんどくてダメな方に傾くこともありましたけど、自分の勝利を喜んでくれる人がいたら頑張れます。私の目標はRIZINです。まだまだだとわかっています。RIZINの関係者の方、古瀬美月っていう名前だけでも憶えてくれないでしょうか。よろしくお願いします」と挨拶した。 (試合前コメント)古瀬「対戦相手がデビュー戦ということですけど、自分も常に挑戦者の気持ちを忘れずに挑んでいきたいと思いますので、明日は楽しみにしていてください」坂本「今回がデビュー戦なので、明日は思いっきりぶつかりたいと思います。よろしくお願いします」 ▼第6試合 DEEPフライ級 5分2R○安谷屋智弘(57.0kg/総合格闘技道場闘心)[判定3-0] ※20-17×3×坂巻魁斗(57.05kg/BRAVE) 安谷屋は2017年3月に元UFCの井上直樹に接戦の末判定負け。同年8月に荻窪祐輔に判定負け、同年12月に柴田“MONKEY”有哉に判定負けと強豪相手に3連敗も、その後、2018年4月に横溝和也、同年12月に島袋力にドロー、2019年4月に福田龍彌に判定勝ちと2勝1分けで復活。 対する坂巻魁斗は、白星と黒星を交互に繰り返しており、2018年8月に釜谷真に判定負けも2019年3月に上荷大夢にヒールフックで一本勝ち。2019年4月には柴田“MONKEY”有哉に判定負けと上位陣には跳ね返されている。安谷屋、坂巻ともに6月に王座戦を戦った柴田(vs神龍誠に判定負け)に敗れており、サバイバルマッチを生き残るのは? ともにオーソドックス構えから左右振り詰める安谷屋がボディロックでテイクダウン。上半身立てて立つ坂巻はガードに戻すとシングルレッグで立つと右で差してダブルレッグテイクダウンからバックに。さらに外がけから足関節へ。それを後方に回って外した安谷屋はバックへ! リアネイキドチョーク狙うが坂巻も正対。小手巻きから離れる。左を当てる安谷屋に坂巻は出血。引き込み気味に下から三角絞め狙いは安谷屋。ヒジは入っていない。安谷屋が防御。下から坂巻はヒジを打つ。 2R、ドクターチェック後再開。右の蹴りは坂巻。左右振り右を差して投げる安谷屋だが、切り返す坂巻。バック狙うが正対する安谷屋は首狙いがぶり落とし。それを抜いてスイッチしバック奪う坂巻! 足は4の字フックも外すと安谷屋が正対しがぶり。すぐにダブルレッグに入る坂巻。ブレーク。 左右を連打で振りシングルレッグから脇を潜る安谷屋がテイクダウンからバック、マウントに。足を戻し正対する坂巻は下から蹴り上げも、5分2Rルールのグラウンド状態での頭部への反則攻撃となり中断。 坂巻は1点減点に。再開。一気に詰める坂巻に左右を振り左を当てる安谷屋。ダブルレッグは切る坂巻だがゴング。判定は3-0で安谷屋が勝利した。 (試合前コメント)安谷屋「明日は一本・KOを狙って勝ちに行きます。早い段階でタイトルに近づけるように頑張りますので応援、よろしくお願いします。坂巻選手、明日は互いにベストを尽くしましょう」坂巻「明日は面白い試合をしっかりするんで楽しみにしていてください」 [nextpage] ▼第5試合 DEEPウェルター級 5分2R○米田奈央(77.45kg/GENスポーツアガデミー)[1R 2分27秒 キムラロック]×嶋田伊吹(77.6kg/Fight Holic) サウスポー構えから大きな左右を振り金網に詰めてダブルレッグテイクダウンは米田。嶋田の足をさばきサイド奪うとヒジを脇腹に打つ。さらに頭をまたぎキムラロックへ。最後はストレートアームバー気味に極めてタップを奪った。 (試合前コメント)米田「しっかり倒して次に繋がるような試合にしたいと思います」嶋田「今回も頑張って仕留めます」 ▼第4試合 DEEPバンタム級 5分2R○ハシャーンフヒト(61.3kg/NEX)[判定2-1]※19-19×2マストフヒト、19-19渋谷×渋谷カズキ(61.25kg/高本道場)※安部路人(フリー)は練習中の怪我で欠場 ともにオーソドックス構え。フヒトの詰めにダブルレッグテイクダウンは渋谷! フヒトは下から左でオーバーフック。三角絞めを狙う。しかし、警戒する渋谷が体を放すち立つフヒト。そこに渋谷は再びダブルレッグテイクダウン! 頭をかかえめくろうとするフヒトは立つと首相撲からヒザ。スタンドバックから抱えて投げるも渋谷もすぐに立つ。 2R、開始早々にダブルレッグテイクダウンは渋谷! 左でオーバーフックするフヒト。セコンドの渡辺華奈の「乗りすぎないよ」の声。崩して亀から立ち上がりスタンドバック奪うフヒトはバックで引き込むが正対し落とす渋谷が上に。またも亀から立つフヒトは正対し上に。渋谷の下からの腕十字を潰してパウンド! 潜る渋谷はヒザ十字狙いも伸ばせず。ゴング。 判定は割れるも、マスト判定はフヒトに上がった。体操出身の渋谷も一階級下のスクランブル出場ながら対応力を見せた、 (試合前コメント)フヒト「今回、対戦相手が変わったんですけど、しっかり仕上げてきたんで、試合でもばっちり勝てるように頑張ります」渋谷「急きょ参戦が決まって、普段はフライ級なんですけど、バンタム級でも十分通用するところを見せたいと思います」 ▼第3試合 DEEPフェザー級 5分2R○神田航也(65.7kg/パラエストラ柏)[1R 17秒 TKO]×佐々木由大(65.85kg/トライフォース赤坂) 1R、グレコローマンレスリング、柔道で活躍した神田がサウスポー構えから左を振って組み付きに行く。対する佐々木は朝倉兄弟も所属するトライフォース赤坂の選手。神田は右フックをヒットさせると佐々木が後退。一気に詰めた神田は金網に詰まる佐々木に左もヒット! レフェリーが間に入った。 (試合前コメント)神田「佐々木選手の試合は新宿FACEで勝った試合を見たんですけど、とてもアグレッシブだったので、自分も積極的に攻めていい試合をしたいと思います」佐々木「神田選手、若くていい選手だと思いますけど、明日はしっかり打撃で倒したいと思います」 ▼第2試合 DEEPフライ級 5分2R○秋山 翼(57.1kg/毛利道場)[1R 4分03秒 ギロチンチョーク]×森脇公三(56.6kg/トイカツ道場) 36歳同士の戦い。ともにオーソドックス構え。ダブルレッグで押し込む森脇に、ギロチンからネルソンで固める秋山は体を入れ替える。さらにヒザ蹴り。さらにダブルレッグテイクダウンも森脇も立ち上がり。そのスタンドバックに回る秋山。 正対する森脇は四つから離れる。右ミドルから体勢崩しダブルレッグに入る森脇。そこにカウンターのギロチンは秋山。首を外す森脇は立ち上がるが、秋山はすぐに詰めてダブルレッグテイクダウン。 2R、左を伸ばす秋山にダブルレッグに入る森脇だが、切る秋山はがぶりから首をとらえて崩すとサイドを奪う。ヒジを打つ秋山は、アメリカーナ狙い。極めさせない森脇はブリッジも上四方に回る秋山は抑え込み。森脇の起き際に秋山は再びギロチンチョーク! 森脇が落ちて試合が決した。 (試合前コメント)秋山「父親として旦那としても社会人としても格闘技選手としても一懸命全部、全力で頑張りたいと思います」森脇「きっちり勝って次に繋がるような試合をしたいと思います」 ▼第1試合 DEEPストロー級 5分2R○林豊(52.4kg/パラエストラ松戸)[判定3-0] ※20-18×2,19-19マスト林×多湖力翔(52.1kg/ネックスイチムエ) 1R、サウスポー構えの多湖にオーソドックス構えの林。多湖のダブルレッグをがぶる林は低い手の構え。そこに左ストレートは多湖。2R、出入りの多湖は左ロー。圧力かける林はジャブから組み付き、金網押し込み右で差してヒザ蹴り! スタンドバックにつく。右ストレート当てる林。多湖も右を返すが互いに決定打にはならず。判定は3-0で林が勝利した。 (試合前コメント)林「明日のためにだいぶ長い時間を使ってトレーニングして準備してきました。多湖選手を越えられるように明日は頑張りますので、第一試合、注目してください。応援よろしくお願いします」多湖「DEEPの東京本戦に出場するのは初めてなんですが、ここにいる人、全員、僕を応援してください。よろしくお願いします」
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