2024年9月27日(金)タイ・ルンピニースタジアム『ONE Friday Fights 81』(U-NEXT配信)に出場が発表されていた武尊(team VASILEUS)の対戦相手が、7月31日(水)都内にて行われた記者会見で発表された。
武尊の再起戦の相手は、ブラック・パンサー(タイ)。パンサーはこれまでONEで4戦し、2023年3月のタギール・カリロフとの初戦ではKO負けを喫したが、その後は7月のモハメド・サデギにスプリット判定勝ち、9月のスリヤンレック戦ではダウン応酬の激しい試合の末に判定勝ち。
そして2024年7月のアリ・サルドエフ戦(両者ともフライ級リミットを超過してキャッチウェイト戦で行われた)では右ミドル、右ストレートで主導権を握り、1Rに左フックで2度のダウンを奪うと、2Rに左フックを放ったサルドエフのパンチの引き際に右ハイキックを合わせでKO勝ちしている。
これまでの4試合は全てオープンフィンガーグローブ着用のムエタイルールで行ってきており、KO狙いの激しい試合をしてきたが、今回はボクシンググローブ着用のキックボクシングルール。従来通りのKO狙いで行くのか、それともムエタイテクニックを使った蹴り主体の戦い方で行くのか。
武尊は2011年9月にKrushでプロデビュー。2013年の「Krushフェザー級初代王座決定トーナメント」で優勝して王座に就くと、2015年にK-1初代スーパー・バンタム級王座、2016年にK-1初代フェザー級王座、2018年にK-1第4代スーパー・フェザー級王座をそれぞれトーナメントで優勝してK-1史上初の3階級制覇を達成した。 2022年6月、那須川天心に判定負けも2023年6月にフランスでベイリー・サグデンをKOしISKA K-1ルール世界ライト級王座を獲得して復活。2024年1月、ONE初参戦でキックボクシング世界フライ級王者スーパーレックに挑戦したが、判定3-0で敗れている。戦績は41勝(25KO)3敗。 会見に出席した武尊は「初参戦で世界王者のスーパーレックと対戦させてもらいましたが負けてしまった。日本の皆さん、世界の皆さんにONEで勝つ姿を見せていないので、必ずONEで初勝利をあげて次につなげたい」と必勝を誓った。 秋元皓貴はイリアス・エナッシ(モロッコ)とバンタム級キックボクシング-65.8kg契約3分3Rでの対戦が発表された。