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【Krush】トーナメント出場の峯大樹が減量中に倒れドクターストップ、白幡裕星の不戦勝に。黒川瑛斗vs.林佑哉の準決勝は実施

2024/07/27 03:07
 2024年7月27日(土)東京・後楽園ホール『Krush.163』の前日計量&記者会見が、26日(金)都内にて行われた。  第7試合では元Krushフェザー級王者の新美貴士(名古屋JKファクトリー)と竹内将生(エイワスポーツジム)が、Krushフェザー級ワンマッチで激突。竹内も交通事情の関係で計量に遅れてきてしまったものの、無事にパスして会見に出席した。  開口一番、「明日は倒して勝ちたいんで、しっかりKOします」とKO宣言した新美。昨年の6.16『Krush.150』で自分が勝った寺田匠がK-1フェザー級王者の軍司泰斗への挑戦をぶち上げているが、「普通に勝っていって掴み取った挑戦なのかなと思っているんで、いずれ自分がK-1のベルトを獲ろうと思っているので、今誰がチャンピオンだろうが興味はないですね」と意に介さず。竹内との試合に集中している様子で、「自分の試合を見ていれば間違いないと思っているんで、見ていたら面白い試合になるんで、そこは任せてほしいです」と試合内容にまで自信を示していた。  対する竹内も「明日バシッと決めます。よろしくお願いします」と、簡潔に意気込みをコメント。9.28『Krush.165』で第9代Krushフェザー級王座決定トーナメントの決勝戦(石田龍大vs橋本雷汰)が行われるが、「いざ準備をしていく中で、新美選手のことしか本当に考えてなかったです」と、竹内も先のことは考えていない。「この試合だけ見ているっていう感じです。次とか考えてないです。この試合でしっかり見せることです」と、元フェザー級王者の新美攻略に全力を尽くすつもりだ。  また今大会から「第9代Krushバンタム級王座決定トーナメント」が開幕し、準決勝2試合が行なわれるはずだったが、白幡裕星(K-1ジム総本部チームペガサス)と対戦予定だった峯大樹(若獅子会館)が体調不良のため計量を欠席。本日の午前4時頃に宮田充Krushプロデューサーの元に、水抜きをしている中で峯が具合が悪くなり病院に運び込まれたという連絡があり、今回の試合はドクターストップとなった。  そのため、計量をクリアした白幡が不戦勝となり、一足早く決勝戦に進むことが決定した。なお、もう一つの山である黒川瑛斗(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)と林佑哉(K-1ジム大宮チームレオン)の試合は、両者ともしっかりと計量をクリアしたため、予定通り準決勝を戦う。  当事者である白幡は、「隣りにいる黒川選手と林選手の試合を見て、10月チャンピオンになって、こういう計量オーバーする人とは二度と試合しないです」と、峯に対して厳しい言葉。自分の決勝戦の相手について、「自分の試合が元々あったんであまり気にしないようにしていたんですけど、林選手も何回かスパーリングしたことがあって爆発力があって凄くいい選手だと思いますし、黒川選手もこの前の試合を見たんですけど、攻撃的なサウスポースタイルなので、どっちが来ても凄い面白い試合になるんじゃないかなと思います」とコメント。  今回のように試合がなくなったのは2回目の経験で、「凄いショックだった」とのことだが、「10月はこの2人の選手はそういうことはないと思うんで、怪我しててもベルトを獲りに来る選手だと思っているんで、10月、どっちの選手が来ても自分が勝てるように頑張りたいと思います」と、10.25『Krush.166』での決勝戦に向けて、気持ちを切り替えていた。  なお、今大会は1試合なくなるが、白幡は「僕は空席を作りたくはないので、明日何かできたらと思っています」と、同門のKrushスーパー・バンタム級王者の璃明武と3分1Rのエキシビションマッチを行うことが決定。  一方、予定通り準決勝を戦う黒川と林。黒川は「やることはしっかりやってきたんで、何より自負をしっかり作ってきたんで、それを明日リングで出せれば自ずと結果はついてくると思うんで、楽しみにしていてほしいです」と自信たっぷりにコメント。反対ブロックで白幡が不戦勝で勝ち上がったことについても、「白幡選手が逆から上がってくるんじゃないかって予想していたので、形がちょっと変わったとはいえ、別に自分の考えてた通りになったのかなと思います」と問題ないことを強調した。  これまでたくさんのK-1、Krush王者を輩出してきたKREST所属の黒川にしてみれば、ベルト奪取は必須事項。「次は自分が巻く番かなという高揚感が高まってきているのと、巻かなきゃいけないなっていう責任感が込み上がってきているかなっていう感じです」と、モチベーションも高い。「こいつがベルト巻くなっていうのを、見ている人が一回戦から思えるような違いを作ろうかなと思っています」と、圧勝して決勝に進む腹づもりだ。  対する林も「今回もしっかり仕上げることができたので、明日は最高の状態で試合ができると思います。自分も楽しみです」と自信満々。「ビックリはしたんですけど、反対ブロックは白幡選手が勝ち上がってくると思っていたので」と、白幡の勝ち上がりに関しても、黒川と同様気にしていないようだ。「Krushのベルトは歴代の有名なチャンピオンが獲っているベルトなので、絶対獲りたいベルトです。なので、今回一回戦目を絶対KOでしっかり勝ち上がろうと思っています」と、こちらもベルトへの想いが強く、「Krushのタイトルのトーナメントなんで、全部KOで勝ち上がらないといけないと思っているんで、全て倒すことを意識して試合をしようと思います」と、全試合KO勝利での優勝を目論んでいる。  なお、会見に参加していたKrush GIRLSの冨樫秋穂と百田汐里だが、会見中、「何を食べたいですか?」、「試合までのルーティンは? 聞いている音楽は?」、「着ているスーツのポイントは?」などの質問を飛ばして、決戦を控える選手たちの空気を和ませていた。  また会見終了後には、キャプテンの冨樫が明日の大会で何か披露することも、宮田プロデューサーが発表。Krushは今大会を含めて、年内6大会が予定されているが、Krush GIRLSの人数も6人ということで、1大会につき1人、何かを披露してもらうつもりだという。果たして、どんなことが披露されるのか。
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