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レポート

【ONE FF】安本晴翔の連勝ならず、アゼルバイジャンのグルザダに判定負け

2024/07/26 23:07
ONE Friday Fights 722024年7月26日(金)タイ・ルンピニースタジアム※U-NEXTでLIVE配信 ▼キックボクシングルール〇アキフ・グルザダ(アゼルバイジャン)判定3-0×安本晴翔(橋本道場)  2度目の出場となる安本は少年時代からアマチュアで150戦以上を経験し、24冠王に輝くなど活躍。2016年6月に16歳でプロデビューを果たすと、6戦目でREBELS-MUAYTHAIスーパーフライ級王座、2018年12月にはINNOVATIONスーパーバンタム級王座、2019年2月にシュートボクシングのリングで迎えた14戦目で初黒星を喫したが、6月にKNOCK OUT-REDフェザー級王座、2021年9月にWBCムエタイ日本統一フェザー級王座も獲得。  2022年7月からはRISEに参戦し、12月にSBとの対抗戦で川上叶に敗れるも2023年3月のK-1との対抗戦では斗麗に勝利。8月にSBの魁斗に敗れ、11月の再起戦で澤谷大樹を判定で破ると、2024年2月には梅井泰成に判定勝ち。5月の『ONE Friday Fights 62』に初参戦し、テミルラン・ベクムルザエフ(ロシア)から判定勝利を奪い戦績を31勝(15KO)3敗2分1無効試合としている。  グルザダは19歳の新鋭でONEにはこれが初出場。2024年3月の『RWS』でペッチサマートに判定勝ちしている。  1R、ワンツーを多用するグルザダに安本は右ロー&右カーフ。安本は蹴りを多用するが、グルザダは圧をかけてどんどん前へ出ていく。パンチ主体のグルザダに前足へのローを多用する安本は、グルザダのミドルやハイをスウェーでかわす。ラウンドの最後には軸足蹴りでグルザダを転倒させた。  2R、グルザダのジャブと安本の右ミドルが交錯する。安本は右ローと右カーフを蹴っていき、右ミドルや右ハイも織り交ぜる。そこへサウスポーからの左ストレートを合わせに来るグルザダ。安本は右の三日月、グルザダは左フックで安本をのけ反らす。安本の右ローには前進しながらのワンツー連打。  グルザダがオーソドックスにスイッチすると左の三日月。構えを頻繁にスイッチするグルザダはダイナミックなパンチで安本を脅かし、終盤には左ミドルに左フック、右ミドルに左ストレートをクリーンヒットさせた。  3R、サウスポーになった安本がワンツーから右ハイ。安本が前へ出て右ミドルと右ローを蹴り、グルザダも右ストレートから左フック。安本は左右ミドルを蹴るがグルザダの左ストレートをもらってしまう。前に出てくる安本にグルザダも打ち合い、安本に決定打を許さない。安本が渾身の右ストレートを空振りしたところで試合終了。  判定は3-0で左ストレートを巧みに当て、安本に主導権を握らせなかったグルザダが勝利した。安本の連勝はならなかった。
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