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2024年7月28日(日)さいたまスーパーアリーナ『Yogibo presents 超RIZIN.3』に出場する全選手の個別インタビューが、26日(金)都内にて行われた。
セミファイナルの第10試合「RIZINスタンディングバウト特別ルール: 3分3R (69.0kg)」で安保瑠輝也(MFL team CLUB es)と対戦するマニー・パッキャオ(フィリピン)が試合前インタビューに応じた。
大きな選手との試合は慣れている
ーー試合を2日後に控えた心境は?
「気持ちは素晴らしいです。戦う準備ができていて、試合を楽しみにしています。この機会を与えてくれた神に感謝し、RIZINにもこの機会を与えていただき感謝しています」
ーーさいたまスーパーアリーナスタジアムバージョンの4万人の観衆に試合を見せることについて、どう思っていますか。
「日曜日が来ることを本当に楽しみにしています。大勢の人の前で試合できることが楽しみで、自分以外にも楽しみなカードが色々あるでしょうから、それは素晴らしいことです」
ーー安保選手のイメージと、どんな展開になると考えていますか。
「いい試合ができればと思いますし、ファンの皆さんに喜んでもらえる試合がしたいと思っています。彼にボクシング経験が少ないことは分かっていますが、MMAの経験は豊富でしょうからいい試合ができるようにと思います」
ーー安保選手は1カ月前は体重が82キロあったそうです。約12キロ落としてくる、かなり体格差がありますが、問題ないですか?
「自分より大きい選手とは試合してきて慣れているので、心配していません」
ーー安保選手のどの試合を見たことがありますか。
「対戦相手の名前は思い出せませんが、そのなかで彼のスタイルは研究しました」
ーーキックボクシングマッチですよね?
「そうです」
ーー(海外メディアから)前回日本で戦ったのはフライ級の頃ですね。
「たしかにそうで、1998年だったと思う。日本で2度目の試合ができることを嬉しく思っています」
ーー12R戦い続けられるパッキャオ選手にとって、3Rの短期決戦での難しさはないですか。
「これは自分にとって初めてというか、アマチュアボクシング以来で、すごく短いですね(※2002年8月にヘスス・サルードとエキシビションで3R戦)」
ーー難しさは?
「無いです。トレーニングをそんなにし過ぎないようにしました。短いので」
ーー今日はどんなふうに過ごしていて、明日の計量までどう過ごすか?
「今日は1回通常のワークアウトをして、明日はコンディショニングのためのジョギングをします。計量にあたっては問題なく落とせています」
ーーパッキャオ選手ほどの王者相手に、安保選手のようにボクシング4年くらいのキャリアの選手が3R持つ可能性はあると思いますか。
「それなり、相当の努力はしてきてもらわないとダメだし、そういう選手相手にファンを楽しませる試合を心がけたいと思います」
ーー日本のファンを楽しませる試合。具体的にはどういう形でしょうか。スカッとKOなのか、9分フルに戦っている姿を見せる?
「私としては常に予言や予測はなく、ファンのためにベストを尽くしたいと思っている次第です」
ーー今年9月にラスベガスで、現WBC世界ウェルター級王者バリオスとの対戦が噂されていますが、現在のコンディションは?
「実際に9月と言われている試合が10月か11月くらいかと思っていて、10、12R戦えるコンディショニングに持っていくので今回とは全く違い、それに関してはなんとも言えません」
ーー安保選手は184cm、166cmのパッキャオ選手との身長差は過去最高の18cmかと思います。そこは気にならないでしょか。
「体重(69.0kg契約)さえ守ってくれれば、身長差は問題視していません」
ーー万が一キックしてきたら?
「合意の中では罰金の規定があるのでとくに心配していません」
ーー計量を守れば身長は問題ないということでしたが、計量後のリカバリで対戦相手は大きくなってくることへの不安は?
「前日計量で69キロを守ってくれさえすれば、特に心配はないです」
ーーリカバリリミットは設けられてないのでしょうか? そのことに不安はないですか?
「無いです。全然不安は無いです。試合の日は(相手が)ヘビー級になっていても構いません」
ーー最後に、ボクシングをあまり見たことがないRIZINファンに、お勧めの試合を教えてください。
「ハハハ! 自分のお気に入りの試合は、デラホーヤ、ミゲール・コット、一番重かったマルガリートだね」