ハイスピードのコンビネーションパンチをミットに打ち込むパッキャオ
2024年7月28日(日)さいたまスーパーアリーナ『Yogibo presents 超RIZIN.3』にて行われる、RIZINスタンディングバウト特別ルール69.0kg契約3分3Rで安保瑠輝也(MFL team CLUB es)と対戦するマニー・パッキャオ(フィリピン)が、25日(木)都内にて公開練習を行った。
19:00から開始の公開練習よりも前にジムに到着していたパッキャオは、19:00までリングの中で入念なウォーミングアップ。軽快なステップでリングの中を動き、軽くシャドーで身体を動かした。
続いてRIZINのグローブを着けてのミット打ち。コンビネーションはスピードが凄まじく、ワン・ツーを“ワン”だけで打っているような感覚。3連打もワンツーとほとんど変わらないスピードで打ち抜いていた。
公開練習を終えたパッキャオは、集まった大勢の報道陣を前に「この何カ月かこの試合のためにトレーニングしてきて、もう戦う準備は出来ています。100%です」と完璧に仕上がったと断言。スパーリングは「数えきれないほどやってきた」という。
鈴木千裕から対戦相手が変更となり、安保の印象については「なかなかいい選手だと思います。パンチもいいし、動きも素晴らしい」と高評価。安保はボクシングであなたに通用すると思うか、との問いには「楽しみにしておいてください」と笑みを浮かべた。
まだ安保と対面していないことは気にならないか、と聞かれても「そういうことは過去にもありました。対面しなくても全く問題ありません」と冷静だ。
RIZINのグローブの感触は「とてもいいです」とし、日本のファンはあなたの試合を何分間見ることが出来そうかと聞かれると「3R、皆さんを楽しませるためにベストを尽くします」と具体的に何ラウンドで仕留めようと思っているかは口にしなかった。
噂されるマリオ・バリオス(米国)とのWBC世界ウェルター級タイトルマッチについて聞かれると「交渉中ではありますが、今はこの試合にまず集中したいと思います。この試合が終わってから次に私と誰がやりたいかを考えます」と、安保戦が終わってからの話だとした。
また、元WBC世界ライト級暫定王者ライアン・ガルシア(米国)がこの試合を見に来るかもしれないとの話を聞くと「そのことは聞いたことはある。いいことじゃないですか」と特に気にしていない様子だった。
質疑応答は早々に打ち切られ、パッキャオが本格的な練習(シークレットトレーニングとのこと)をするために報道陣は退室。パッキャオは笑顔で撮影に応じるなど、終始リラックスムードだった。