▼第9試合 フェザー級 5分3R
〇椿 飛鳥(同級世界1位・トライデントジム)65.7kg
[判定2-1] ※29-28×2, 28-29
×たてお(ELEVEN)※飯田健夫から改名 65.5kg
[レフェリー]福田正人
[サブレフェリー]
片岡誠人 29-28(1R 10-9/2R 9-10/3R 10-9)
田澤康宏 28-29(1R 10-9/2R 9-10/3R 9-10)
鍋久保雄太 29-28(1R 10-9/2R 10-9/3R 9-10)
第9試合のフェザー級に出場するたておは、「どうも飯田健夫から改名した“たてお”です。何の差で勝つかって言ったら、一番は支えるパートナーがいるかいないかの差で勝つことが出来ます。僕には北海道に帰って愛する妻がいるので、その支えで確実に勝ちにいきます。宜しくお願いします」と、愛の力で勝利すると宣言。
その言葉に、たておの顔をハッと見つめ、なぜか股間を押さえて苦笑した椿は、「トライデントジムの椿飛鳥です。えーと、ちょっとコメントし辛いんですけど、計量オーバーと怪我とインフエンザと、そして逮捕に気を付けて試合が迎えられて嬉しいです。よろしくお願いします」と笑顔で語っている。
1R、ともにオーソドックス構え。左前蹴りの椿。たておも右ロー。椿の蹴り返しにたておは組んで払い腰狙いも、椿は崩れず。たておは右で差して押し込み、崩すが押さえ込めず。
椿は立つと右オーバーハンド! 左の当てるが、スリーはかわしたたておが右を差して前に。これも突き放した椿。右ロー、右オーバーハンドで前に。左差しのたておに体を入れ替え椿は右ヒジ!
2R、右ローで出入りの椿。たておの入りに前蹴り。たておも左インロー。右ロー。しかし椿は左ジャブでたておのアゴを上げさせる。左ジャブの、右ローの椿の蹴り終わりでテイクダウンを奪うたてお!
立ち際にバックを奪うたておだが腰をずらした椿に腕十字に移行も、かわした椿は立ち上がり右ハイを狙う。互いにクリンチボクシングの右!
たておはダブルレッグにタイミングよく入るが、切る椿。たておは軸がブレ始めるが右で差してバックについてホーン。
3R、近づくとヒジは椿。シングルレッグもそこに腹固めを合わせるたておは、この日のPANCRASEでも見られたクルスフィックスからリアネイキドチョーク狙い。
しかし、これも腰をずらして外した椿がスクランブルでバックを取り返すと4の字ロック! たておは両脇に手を挟んで防御。胸を合わせようとしたところに椿がツイスターを狙いホーン。
判定は2-1(29-28×2, 28-29)で椿が勝利。試合後マイクを握った椿は「チャンピオンの名前を出そうと思ってましたけど、これでは出せません」とSASUKEへの挑戦アピールはお預けとした。解説席のSASUKEも「これで(名前を)出されたらキレますよ」と苦笑した。