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【KTK】鈴木万李弥が黒水着で前回より1kg増の計量パス、笑顔で「悔いなく戦います」=釜山大会のメインでタイトルマッチ

2024/07/14 11:07
【KTK】鈴木万李弥が黒水着で前回より1kg増の計量パス、笑顔で「悔いなく戦います」=釜山大会のメインでタイトルマッチ

メインイベントのアジアタイトルマッチで世界的に活躍する強豪と対戦する鈴木(右)(C)KTK

 2024年7月14日(日)韓国・釜山のBEXCO国際コンベンションセンターで開催されるキックボクシング大会『KTK CHAMPIONSHIP 16』に、KNOCK OUTから鈴木万李弥(クロスポイント吉祥寺)が参戦する。

 イ・ジウォン(韓国/Team DS Bimoo)とライト級(-58kg)ASIA CHAMPIONSHIP3分5Rで対戦。今大会のメインイベントで行われることとなった。


 鈴木は空手のバックボーンを持ち、2016年にキックボクシングでプロデビュー。MMAでは2勝3敗の二刀流ファイターとして活躍し、エキシビションマッチながら中井りんとも対戦経験を持つ。流血もいとわない激しいファイトを信条とし、付いたキャッチフレーズは“流血のマドンナ”。そのルックスも含めて多くのファンからの人気を集めている。K-1 GROUPには2022年3月から参戦。クロスポイント吉祥寺に移籍して2023年7月に1年1カ月ぶりの試合を行ったが、☆SAHO☆に敗れK-1グループで初黒星。10月の「第6代Krush女子フライ級王座決定トーナメント」では準決勝で麻央に敗れ連敗を喫したが、2024年4月のKNOCK OUTで元ミネルヴァスーパーフライ級王者NA☆NAを延長戦の末に振り切った。戦績は12勝(3KO)7敗。


 ジウォンは、2010年10月に『J-GIRLS KOREA』にてJ-GIRLS韓国-50kgトーナメントを中学3年生で制した。2010年12月には『J-GIRLS』に初来日し、三堀美弥子に判定勝ち。2013年には『K-1 ASIA MAX』で“世界一美しいキックボクサー”として話題となったエカテリーナ・ヴァンダリーバと対戦。それまで20勝無敗だったが初黒星を喫した。

 2014年8月には17歳でシュートボクシングに再来日し、『GirlsS-cup2014 World Tournament』の1回戦でロレーナ・クライン(一時期RENAのライバルだった)に勝利。準決勝で女子ムエタイ戦士のティーチャーに敗れた。その後は『クンルンファイト』を経て『GLORY』に参戦。3戦して全て敗れているが、サラ・ムサダック、アネッサ・メクセンといった世界トップファイターと拳を交えた。その後、活動を休止していたが2023年7月に復帰して小倉えりかに勝利している。


 契約体重は58kgで、鈴木の前回の試合(4月のKNOCK OUTでNA☆NAに延長戦で判定勝ち)-57.0kg契約よりも1kg重い。そのため前回ほど腹筋は浮き出ていなかったが、ヘルシーボディで公開計量をパス。その後は韓国語で挨拶と意気込みを話し、拍手を受けていた。

「格上とやって経験を積んで、更に自分を成長させる。色々経験して昔ほど吐きそうになるまで緊張したりとかはあまりしなくなった。何も掴んで帰ってこれなきゃ、意味がない、しぬ気で頑張ります!」と、事前に自身のSNSに投稿した鈴木。


 韓国の試合は約6年ぶりになり、「メインでタイトルマッチ、緊張もやばいし、何故やろうと決めた昔の自分とか、思ってますが、大丈夫です。昔から試合前はこんなんです」と不安もあるようだが、「日本からも、応援に来てくれる人がいるので、期待に応えられるように頑張ります!」と意気込んでいた。


 計量をパスした後は「海外で言葉も通じない中、助けてもらいながら調整もできました! 本当にありがとうございます! いまはリカバリーもして、落ちついてます」「海外でタイトルマッチも、やらせてもらえて、チャンスがもらえるのはありがたい。だからこそ悔いなく戦います」と意気込みを記した。

 なお、同大会はKTKのYouTubeチャンネルにて13:00よりLIVE配信される。

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