元UFC世界ヘビー級王者で、プロボクシングでタイソン・フューリー、アンソニー・ジョシュアと対戦したフランシス・ガヌー(カメルーン)がチェアマンを務めるPFLアフリカが正式に発足した。
ヘリオス・スポーツ&エンターテインメント・グループ(HSEG)が投資し、PFLアフリカの戦略的パートナーとなる。
すでに始動している、PFLヨーロッパとPFL MENA(中東・北アフリカ地域)に、PFLアフリカが地域リーグのネットワークの一部として加わり、「MMAのチャンピオンズリーグ」を創設することを目指す。
PFLアフリカは、アフリカのトップファイターによるレギュラーシーズン、プレーオフ、チャンピオンシップのスポーツシーズン形式が導入され、すべての大会がアフリカ大陸で開催される。
カメルーン人史上初のUFC世界王者のガヌーが会長に就任し、2025年の第2四半期の起ち上げ時には「各プラットフォームを通じて、アフリカ大陸で最もアクセスしやすいスポーツリーグとなる」とする。
PFLアフリカのフランシス・ガヌー会長は、「アフリカのMMAの根幹をなすリーグであるPFLアフリカの会長を務めることになり、興奮するとともに光栄に思っている。我々が見てきたように、アフリカにはグローバルな舞台で活躍できる才能が豊富にあります。母国に恩返しができ、情熱的で多様なファンを持つこの地域に素晴らしいコンテンツを提供できることをとても誇りに思います」とのコメントを発表。
PFLのピーター・マレーCEOは、「プロフェッショナル・ファイターズ・リーグは、MMAのチャンピオンズ・リーグとなる道を歩み続ける中で、3番目の国際ファイトフランチャイズであるPFLアフリカを発表できることを嬉しく思います」と語った。
また、ヘリオス・インベストメント・パートナーズの共同設立者兼マネージング・パートナーであるトペ・ラワニ氏は、「アフリカの才能は世界のMMAの舞台で不釣り合いな成功を収めており、MMAは現在、大きな需要があるにもかかわらずイベントが不足している。我々は、世界的な組織であるPFLと、アフリカの才能が世界的な舞台で成功を収めていることを示すフランシス・ンガヌーとの提携を楽しみにしている。HSEGは、PFLのようなアフリカのグローバルな優良スポーツ・エンターテインメント企業のパートナーとして選ばれており、NBAアフリカでのNBAとのパートナーシップの成功、アフロ・ネイションやPiano Peopleなどのポートフォリオを持つ世界的エンターテインメント企業マラカイト・グループへの投資、多目的会場管理事業のザリア・グループへの投資に続き、今回の投資は4件目となります。PFLアフリカとHSEGの既存のユニークなポートフォリオには、直接的な相乗効果が期待できる分野がいくつもあり、このような協力関係がアフリカ大陸にもたらす可能性に興奮しています」とのコメントを寄せた。
PFLは160カ国で放送・ストリーミングされており、日本ではU-NEXTがライブ配信を行っている。