2024年7月7日(日)東京・国立代々木競技場第二体育館で開催された『K-1 WORLD MAX 2024』の一夜明け会見が、8日(月)に行われた。
第5試合のK-1スーパー・フェザー級3分3R延長1Rで、カベロ・モンテイロ(ブラジル/CFHOUSE)を1R1分43秒、3度ダウンさせてKO勝ちした横山朋哉(リーブルロア)が出席。「昨日は、KOで勝てて、久しぶりのKOだったのでホッとしています」と前夜の試合を振り返った。
「ここ1、2年はKOをしていなかったんですけど、久しぶりにKOしたら『速すぎるよ』と言われました。どっちだよと(笑)。でも、KO出来てよかったなというのと、あとはいろんな人に成長していると言われて、まだまだ進化しないといけない。言われ続けないといけないと思いました」と、2022年9月以来のKO勝ちに周囲も喜んでくれたが、さらに進化する意欲。
試合前夜に、モンテイロが航空機トラブルで来日が遅れ、契約体重が60kgから61kg契約に変わった事については「事情があって仕方ないのかなと。試合ができたことについて、そこは相手に感謝しています。僕は試合をしたかったので。なくなるのならば階級を上げていいくらいでいました。イライラは、試合でぶつけられればいいと思っていました」と、試合が実施されることの方が大事なので、とした。「倒せたのですっきりしました」とも。
マイクアピールでは現K-1スーパー・フェザー級王者レオナ・ペタスへの挑戦を宣言。「純粋にK-1のベルトが欲しいだけで、トーナメントでもいいと思っています。K-1のブランドを高めて世界一を証明したいだけです。そのためにベルトが欲しいだけです」と、タイトルマッチが出来るなら相手は誰でも構わないとする。
レオナ・ペタスはSNSで反論みたいなコメント(とっちめるか…葛藤と投稿)をしており、「特に気になっていませんけど、やってくれるならやりたい。もちろん、レオナ選手が強いのは分かっているので、挑み続けたいなと思っています」と、挑戦を受けてくれるなら戦いたいとした。
また、もうひとつマイクでアピールした群馬県大会開催について「群馬で1回も試合をしたことないので。あとは地方にいる選手に、輝ける舞台を作りたいなという思いもあります。北関東とか、そういうチャンスがあれば地方も盛り上がってくれるのかなと思う」と、地元でのK-1かKrushの開催と北関東の選手たちのために実現させたいと説明。
これに宮田充Krushプロデューサーは「以前に名古屋でKrushをやった時があって、火付けはユースGPで野杁選手が優勝した時に『Krushを名古屋やってくれないか』とのアピールがあり、すぐに会場を抑えて翌年の8月にやったことがあります。昨日の横山選手のアピールを聞いていて『できるな』って。スタッフにも群馬出身がいて、どう思うかと聞いたら『絶対にやりたい』と。協議して来年の春から夏くらいがいいのかな。群馬の夏は暑いけれどあえて真夏に行くのがいいのかなと思います。よし、やろう」と、その場で開催することを約束した。
横山は「僕だけじゃなく、北関東の他の選手が輝いていない、目立っていない選手もいると思うけれど原石発掘が出来ればと。そうすれば輝いてくると思うのでぜひやりたいと思います」と、地元での大会開催に意欲を燃やした。
そして最後に「昨日は応援ありがとうございました。世界で一番強くなりたくてやっているので、どんどん、突っ走っていきたいなと思っています」とファンへメッセージとさらなる躍進を誓った。