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インタビュー

【K-1】ギャル系ラウンドガール波北果穂は少林寺拳法で全国大会出場の実戦派「急所も教えてもらっているから、ここに入ったなとかはめっちゃ分かります」

2024/07/05 12:07
【K-1】ギャル系ラウンドガール波北果穂は少林寺拳法で全国大会出場の実戦派「急所も教えてもらっているから、ここに入ったなとかはめっちゃ分かります」

「今でも技は覚えています」という波北果穂

 2024年7月7日(日)東京・国立代々木競技場第二体育館『K-1 WORLD MAX』の開催が目前に迫って来た。

 今大会のリングに華を添えるラウンドガール=K-1ガールズたち。今期は史上最多の9名となり、会場を盛り上げていく。

「勝利を導くはんなりギャル」こと波北果穂(20)は2022年から3年連続となり、今期では副キャプテンを務める。ギャル系ファッション誌のモデル、そしてグラビアでも活躍中の彼女。実は少林寺拳法を10年間学んでいたという実戦派だ。そんな彼女ならではのK-1の楽しみ方とは。

選手の構え方とか見ちゃいますね


――少林寺拳法を学んでいたそうですね?

「はい。4歳から13歳までやっていました」

――始めたきっかけは?

「幼稚園のお友だちのお父さんが少林寺拳法の先生で『一緒にやろうよ』と誘ってくれて、近所だったので始めました。やり始めると楽しくなって、ガチってましたね(笑)」

――ガチって大会にも出られたそうですね?

「けっこう出てましたね。京都府なんですけれど、府の大会で何個かメダルをいただきました。中学生の時には全国大会に京都府代表で出場させていただいて、準決勝まで行かせていただきました。でも、優勝は出来なかったです」

――それは組手ですか?

「乱取りもあるんですけれど機会は少なくて、演武形式に出ました。空手の型を見せるような感じで。対人でやるんですけれど、私はその最初に誘ってくれた幼馴染と2人で組んで全国大会へ行きました」


――2人ペアになって技を見せ合うような?

「そうです。寸止めで技を出し合って、突く・蹴りもあるんですけれど投げや固め技もあって合気道みたいなこともします」

――得意技はありました?

「今でもハイキックが出来ます! ABEMAさんの恋愛バラエティ番組に出演させていただいた時に、芸人さんに『ハイキック見せて』と言われてハイキックしました(笑)。“まだ出来るやん”と思いました」

――少林寺拳法は格闘技雑誌でもあまり扱わないので詳しくないのですが、どんな特色があるんですか?

「普通の格闘技と違って道徳心まで学びます。黒帯の試験には筆記試験もあって、絶対に自分からは手を出しませんとか靴をちゃんと揃えましょうとかそういうことも教えてもらいました。あとは巻物みたいなものを読んだり、座禅を組んだりもします。1回マジで練習見に来て欲しいです。めっちゃ面白いですよ、こんなことするんや、みたいな」

――では、喧嘩で使ったことはないんですね?

「ないです(笑)。やってて良かったと思うことは、こうしてK-1で試合を見ている時とかに、人によって構え方が違うとか。構え方が高い人もいれば、下に構える人もいて。空手出身の人は下に構える人が多くて、少林寺拳法も下で構えるんですよ。だから日本の武道から入っているファイターは下の構えが多いんやな、とか見ていて楽しいなって。ほんまに持論になるんですけれど、勝手に一人で考えて見ています」

――先日のKrushガールズからのK-1ガールズへの挑戦があった時に、真っ先に名乗りをあげたそうですね?

「やりたいなって(笑)」

――誰も勝てないんじゃないですか。

「Krushガールズにも強そうな人がいっぱいいるじゃないですか。空手やっていたとか、キックボクシングジムに通っている人もいるって聞いたので、そんな人と戦うの? ってなりました」


――相当自信があるんじゃないんですか?

「やっていたのはけっこう前ですからね。今は全然運動はしていないので。でも、技は覚えています。まだいけます(笑)」

――先ほども話されていましたが、K-1の試合を見ていて気付くことはありますか?

「構えの高さもそうですし、少林寺は縦拳なんですけれど横拳なんだなとか、あと蹴りの痛さは実際にめっちゃ蹴られたりされたので普通の経験したことない人よりかは『今の蹴り痛いんやろうな』とか『絶対に痛いわ』とか思っています。あと急所も教えてもらっているから、ここに入ったなとかはめっちゃ分かります。だから狙う所は一緒なんやなって見てて思いました」

――人体の急所を知っているラウンドガールというのもなかなかいないと思いますよ。経験しているからこそ、K-1の試合がより楽しめているんですね。

「はい、楽しいです」

――ラウンドガールの皆さんって、例えば白熱した試合の合間にリングに立つ時ってどういうお気持ちなんですか?

「初めて迫力がありすぎて“こわっ!”と思った試合があって。それが昨年の無差別級トーナメントだったんです。ガールズ2年目だったんですけれど、こんなに迫力ある試合を初めて見た感じやって。近寄るのが怖かったです。覇気が出ていました。殺気みたいな。横歩きたくない、怖い、と思いながらラウンドしていました。嫌な気持ちではなくて、圧倒されすぎて。大きい人と大きい人の打ち合いがこんなに迫力あるんや、みたいな。今まで見たことがない選手がいっぱいいたから。プロデューサーも変わって今年から海外進出もして、中国とかからでも新しい強い選手がいっぱい入って来て“こんなに強い選手が海外にいるんや”って思い知らされた年でした」

――そして迎える7月7日の『K-1 WORLD MAX』ですが、注目カードもしくは選手はいますか?

「ベタなんですけれど、いいですか。めっちゃブアカーオ選手です。ブアカーオ選手が楽しみすぎて。母がリアルタイムでブアカーオ選手の試合を見てはったので、ずっとその話をされていて。K-1の会見を観るよりも先にお母さんから電話がかかってきて『K-1にブアカーオ出るで』と聞きました(笑)。それで知って、その後に会見の動画を観て“ほんまやん”って。

 他団体の試合も観ていたし、過去の試合も動画を観たりして、スピードとかヤバッ!って思って。つい最近の試合でもめっちゃKOしているし。42歳ですよね? ヤバッって思いました。ラジオ番組に出させていただいた時にブアカーオ選手の話がしたくて、ちょっとだけ調べたんですけれど283戦とかしてて。普通の選手はそんなに戦わないじゃないですか。もはや戦績が異次元すぎて推しです」

――まだ観てないのに推しですか。

「元々シナ・カリミアン選手が好きだったんですけれど、推し変しちゃうかも(笑)」

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