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【Krush】「ぶっ倒す」不可思が約5年ぶりに出場、「Krushを背負っていく」覚悟の塚本拓真はメインイベントを直訴

2024/07/02 19:07
 2024年8月18日(日)東京・後楽園ホール『Krush.164』の対戦カード発表記者会見が、7月2日(火)都内にて行われた。すでに第5代Krushスーパー・ウェルター級王座決定トーナメント決勝戦の小田尋久(TEAM3K)vs.璃久(HIGHSPEED GYM)が決まっており、新たに発表されたのは7カード。  スーパー・ライト級3分3R延長1Rで、不可思(クロスポイント吉祥寺)vs.塚本拓真(K-1ジム三軒茶屋シルバーウルフ)が決定。  不可思は様々な団体で試合を行い、合計5本のベルトを獲得。2019年6月にK-1へ初参戦、佐々木大蔵に流血TKO負けを喫して初陣を勝利で飾れなかったものの、2019年12月には大和哲也にKO勝ち。2020年3月にK-1 WORLD GPスーパー・ライト級王者の安保瑠輝也に挑戦したが判定で敗れ王座奪取ならず。2023年3月、約4年ぶりにKNOCK OUTに出場するとバズーカ巧樹にKO勝ちも11月にOFGマッチでデンサヤームに判定で敗れた。戦績は44勝(21KO)19敗2分。  塚本はK-1アマチュアを経て、2018年9月にKrushでプロデビュー。2019年10月から2021年6月まで3連敗を喫したが、2021年11月の川島康佑戦から2023年1月の大野祐志郎戦まで5連勝。「第9代Krushスーパー・ライト級王座決定トーナメント」では準決勝で小嶋瑠久に敗れるも小嶋の棄権で決勝へ進出。稲垣柊にTKOで敗れた。2024年1月には近藤魁成から判定勝ちを収め、4月にはゴンナパーに挑むも敗れた。戦績は7勝(2KO)6敗2分。  宮田充Krushプロデューサーは、4月の対戦相手が綱引き抽選によって決まるK-1vs.Krush4対4マッチに不可思にも出て欲しいと思っていたとしたうえで、「メインでゴンナパーと塚本選手が戦ってゴンナパーが勝利しましたが、塚本選手の頑張りと最後まで諦めない姿勢で凄く沸いた。塚本選手の悔しそうな顔を見て、次の試合も立ち向かうカードがいいなと思い、不可思選手に出てもらって塚本選手が挑んでいく流れが一番いいと思った」と、カード決定の経緯を説明。 【写真】「フェイスオフしようぜ」と不可視の方から仕掛けた 塚本は「名前がある選手と組んでもらって嬉しい。やるからには勝てると思って受けているので圧倒的に勝ちに行きます」と、今度こそ名前のある相手に勝つと意気込み。  受けて立つ立場の不可思は「そろそろ試合をやりたいと思っていて。ゴンナパーとの試合を見ましたが、根性があっていい場面も作っていていい選手だと思いますが、自分との試合では頑張らせないでぶっ倒します」と、ゴンナパー戦のような善戦はさせないと言い放つ。  互いの印象を聞かれると、塚本は「不可思選手はどう思っているか分かりませんが、得意な武器、得意なところが自分と同じ、似ていると思っています。どこかでそういう場面が来ると思うので、そこで勝ちたい」と、似ている部分で競り勝ちたいとする。  不可思は「意外と、雰囲気に似合わず根性があるのとパンチとかが長い印象です」と、やはり根性をあげた。  塚本はゴンナパー戦で得たものを何かと聞かれると「結果として負けているので、終わった後で大宮司さんと話したのは、あそこで勝つと負けるとではその後に差が出るねということでした。悔しさは残るけれど世界トップを相手に自分のいいところを出せたのはあるし、通用したところは自信になっています。今は武器も増やしているのでKO出来ると思っています」と、世界トップクラスに通用する部分もあることが分かり、自信になったという。  その経験を経ての不可思戦は「相手もあることなので相手の出方次第も踏まえてですけれど、不可思選手の試合内容を見ても間違いなく面白い試合になると思うので、盛り上がる試合になると思います」と、ゴンナパー戦に続いての激闘が見せられるはずとした。  一方、不可思はKrushでの試合について「堀井戦(2019年10月)以来だと思いますが、後楽園でやるのがK-1グループだとそれぶりなので楽しみですね」と言い、「Krushもアツいイベントだと思っているし、K-1と違う面々が活躍している。その中でもやっぱり不可思の試合は面白いなっていうのを見せたいですね」と、どこのリングでも自分の試合は面白いということを見せたいとする。 「去年はKNOCK OUTでムエタイルール、OFGでやったけれど、今年からはきっちりとK-1のベルトを獲ることが目標です」と、再びK-1のベルトに目標を見据えた。  不可思と言えば第1試合を希望することが通例となっているが、今回は「宮田さんにお任せします」という。宮田Pは「さすがに第1試合はないですね」と答えるが、ここで塚本がマイクを握った。 「タイトルマッチも発表してるカードもいいカードですけれど、絶対に面白い試合が出来る自信がある。僕がKrushそのものを引っ張って行くと思っているので、その覚悟をメインで見せたい。この前みたいな盛り上がる試合を見せたいので、メインでやらせてもらいたい」と、メインイベントにして欲しいと直訴。  不可思は「…ていう流れからの第1試合もいいですけどね」と答えたが、宮田Pは「スタッフとも相談します。ファンの反響が一番ですね」と検討するとした。  最後に塚本は「自分のKrushを背負っていく覚悟を見せる試合をするので、楽しみにしておいてください」、不可思は「一番アツい試合を見せるので楽しみにしていてください」と、それぞれファンへメッセージを送った。 <決定対戦カード> ▼Krushライト級 3分3R延長1R里見柚己(team NOVA/第8代Krushライト級王者)永澤サムエル聖光(林商店) ▼Krushライト級 3分3R延長1R西京佑馬(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)加藤 港(WSRフェアテックス三ノ輪) ▼Krushクルーザー級 3分3R延長1R谷川聖哉(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)RUI(K-1ジム福岡チームbeginning) ▼Krushスーパー・フェザー級 3分3R延長1R覇家斗(K-1ジム・ウルフ TEAM ASTER)立基(K-1ジム目黒TEAM TIGER) ▼Krushウェルター級 3分3R延長1R海斗(LEGEND GYM)田上“DARUMA”健太(K-1ジム蒲田チームアスラ) ▼Krushライト級 3分3R延長1R三宅祐弥(Hacker GYM)松本和樹(T-GYM) ▼プレリミナリーファイト Krushライト級 3分3R佐野純平(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)井上修一(K-1ジム川口TEAM SIRIUS) ▼プレリミナリーファイト Krushバンタム級 3分3R蓮武(WSRフェアテックス西川口)玲志(拳心会)
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