2024年7月14日(日)東京・豊洲PITで開催されるJAPAN KICKBOXING INNOVATION認定『第10回岡山ジム主催興行』の全対戦カードが決定した。
62.0kg契約3分3R(ヒジあり)で勝次(TEAM TEPPEN)がロムイーサン・TIGER REON (タイ/REON)と対戦。
勝次は2003年にプロデビューし、2015年にキャリア12年目にして新日本キックボクシング協会の日本ライト級王座に就いた。2017年にKNOCK OUT初代ライト級トーナメントへ参戦すると、いずれも倒し倒されの大激闘を演じて一気に名を挙げ、決勝では森井洋介に敗れるも大きなインパクトを残した。2019年10月には悲願であったWKBA世界王座をTKO勝ちで獲得。2023年7月の『NO KICK NO LIFE』にて大月晴明に5RでKO勝ちして健在ぶりを示し、10月には新日本キックラストマッチで岩橋伸太郎に判定勝ち。RISE初参戦となった12月の常陸飛雄馬戦ではKO負け、2024年4月のRISE漢気トーナメントでは岩郷泰成に判定で敗れた。戦績は47勝(20KO)21敗10分。
ここ2戦はRISEを主戦場にヒジ無しルールで戦っていた勝次が、ヒジありルールで戦う。対戦相手のロムイーサンは元ラジャダムナンスタジアム認定ミニフライ級2位、元BBTVミニフライ級1位の肩書きを持ち、現在は健太率いるREONジムのトレーナーも務める。2021年10月にはスック・ワンキントーン・ライト級王座決定戦をリク・シッソーと争っている(リクのTKO勝ち)。2022年4月の『藤原祭』では森井洋介に延長戦で判定勝ちした。
55kg契約3分3R(ヒジあり)では、新日本キックボクシング協会2階級制覇のHIROYUKI(RIKIX)が、河野直次郎(CLIMB GYM)と対戦。
HIROYUKIは目の良さと身体能力の高さを活かし、打たせずに打つ試合が持ち味。時折、派手な蹴り技も見せる。新日本キックボクシング協会の第6代日本フライ級王者&第12代日本バンタム級王者。RIKIX移籍後は様々な団体に参戦して活躍している。2023年は「NO KICK NO LIFE バンタム級賞金トーナメント」に出場し、決勝へ進出するも花岡竜に敗れて準優勝。2023年11月にはRISE NEW WARRIORS スーパーフライ級トーナメント」の1回戦で長谷川海翔にまさかのKO負けを喫した。5月の『NO KICK NOLIFE』で山田航暉に判定勝ちして再起を飾っている。戦績は35勝(15KO)13敗4分。
対する河野は元大和57.5kg級王者、元M-1スーパーフェザー級王者、TENKAICHIライト級王者、KOSスーパーバンタム級王者で、現在5連勝中、4連続KO勝ちを勢いに乗っている。
70kg契約3分3R(ヒジあり)では、INNOVATION スーパーウェルター級王者・馬木樹里(岡山ジム)が韓国 KICK HEROES 70kg級王者キム・ヒョンジュン(韓国/TAEHAN MUAY THAI GYM)と対戦。
スーパーウェルター級にして191cmの長身を誇る馬木は、2023年3月にオランダの強豪クアザ・トゥリスに僅差で敗れたものの、その悔しさをバネに6月9日に行われたX-FIGHTスーパーウェルター級タイトルマッチで勝利をおさめ、新たなタイトルを手した。一方のヒョンジュンはミドルキックを得意とするという。
63kg契約3分5R(ヒジあり)延長ありでは、元INNOVATION フェザー級王者・浅川大立(マイウェイスピリッツ)が大韓ムエタイ協会ライト級1位ソ・ユヒョン(JUNGWOO GYM)と日韓対決。
浅川は劣勢な場面でも一歩も退かぬ戦いぶりをする激闘派。対するユヒョンはは20歳の韓国ライト級1位で、浅川との年齢差は22歳。
75kg契約3分3R(ヒジなし・ワンキャッチワンアタックルール)では、Bigbangミドル級王者・髙木覚清(RIKIX)がIPCC日本スーパーミドル級王者&第3代KROSS×OVER KICKミドル級王者の二冠王・夜叉猿(力道場静岡)と対戦。
高木は2019年9月のRISEで宮城寛克と引き分け、2020年11月の『スーパービッグバン2020』では第3代RISEミドル級王者・森田崇文から判定勝ちの金星を奪っている。2021年2月のNO KICK NO LIFEでは緑川創に挑むも判定負け。その後、岡山ジムからRIKIXに移籍。2024年3月、大輝との初代王座決定戦を制してBigbangミドル級王者となった。
夜叉猿は高校時代にラグビー西日本代表選手として代表キャンプに参加。体幹トレーニングの数字がずば抜けていたため、スタッフ陣から『ミスター・フィットネス』と呼ばれていたという。第33回K-1アマチュア チャレンジAクラス -70kgで優勝し、2020年11月のKrush-EXでプロデビュー。その試合ではドニー・ドラゴンをKOし、2022年3月にはベテランの山崎陽一を破る番狂わせを起こしたが、ブハリ亜輝留、森田奈男樹、小田尋久ら強豪に阻まれKrushでは2勝5敗。2023年10月にIPCC王座、2024年4月にKROSS×OVERの王座を手にし、高木との王者対決に臨む。