K-1 WORLD GP 2024 in Sarajevo2024年6月30日(日)ボスニア・サラエボ スケンデリヤアリーナ※STREAM TICKET(PPV)でLIVE配信
▼無差別級東欧予選トーナメント 決勝 3分3R延長1R〇ミロス・ツヴェチカニン(セルビア)KO 3分00秒×ニダル・ブチリ(へマーズジム/モロッコ)※ツヴェチカニンが優勝。
東欧予選の決勝は、リザーブファイトからの準決勝進出で勝ち上がったツヴェチカニンと、1回戦・準決勝を判定で勝ち上がったカディル・イルディリム(D&Kスポーツセンター/トルコ)で争われる予定だったが、イルディリムが負傷棄権。
カルロス菊田K-1プロデューサーと現地ルールディレクターの話し合いの結果、特別ルールでイルディリムに判定2-1で敗れたブチリが決勝を争うことになった。トーナメント優勝者は日本で行われる決勝トーナメント出場権が与えられるはずだったが、特例のため後日協議される。
1R、ツヴェチカニンはジャブから右ロー、入り込んでの左ボディ。ブチリもジャブを突き、左右フック。両者ともジャブを多用する。ツヴェチカニンの虚を突いた後ろ回し蹴りが鮮やかにヒット、ツヴェチカニンは飛びヒザ蹴りで追撃する。ブチリもハイキックからの後ろ回し蹴りを繰り出したが、これは空振りに。ツヴェチカニンは右ローも連打。
2R、ツヴェチカニンは左ボディから右ローを蹴ると、その場でジャンプしての飛びヒザ蹴り。ブチリは左右フックから右ロー。両者ともローを蹴るが、ツヴェチカニンが右ローを蹴ったところでブチリは「ちょっと待ってくれ」というようなポーズをとったためスタンディングダウンに。
再開後、バックハンドブローやワンツーを放ってまだ諦めなかったブチリだったが、また右ローをもらうと棒立ちに。ここでレフェリーがストップし、リザーブファイトからの勝ち上がりとなったツヴェチカニンの優勝が決定した。
さらに協議の結果、ツヴェチカニンの12月の決勝トーナメントへの出場も決定した。
[nextpage]
▼スーパーファイト 第5試合 3分3R×エルネスト・デュプラク(SUNAN Muay thai gym/ルクセンブルク)判定0-2 〇メスド・セリモヴィッチ(Flek ?Tom- Cat“/ボスニア・ヘルツェゴビナ)
デュプラクは23勝(14KO)1敗、セリモヴィッチは28勝12敗。
1R、パンチ&ローの交換が続く中、デュプラクが圧をかけてセリモヴィッチにロープを背負わせる。セリモヴィッチも前に出ると右ハイ、デュプラクのパンチを前に出て両腕ブロックし、右フックを返す。
2R、デュプラクはサウスポーにスイッチ。セリモヴィッチは右ストレートを打って前へ出ていく。デュプラクは右ミドルだ。デュプラクは右ヒザ、右ボディと攻め、右ローを蹴る。オーソドックスに戻ったデュプラクだがセリモヴィッチのワンツーから右ローを蹴られる。
3R、右ローを蹴るデュプラクに、ステップインしたセリモヴィッチの右ストレートが強打。さらにジャブ、右ローを蹴る。セリモヴィッチが後ろ蹴り。右ローの蹴り合いから、セリモヴィッチが左右ボディで前へ出ていき、右ハイを蹴る。
判定は3-0でセリモヴィッチが競り勝った。デュプラクはプロ初黒星。
[nextpage]
▼スーパーファイト第4試合 3分3R×ハリス・ビベル(Hemmers Gym/ボスニア・ヘルツェゴビナ判定0-3〇ミハイロ・ツラフィッチ(Rebel Fighting Academy/モンテネグロ)
ツラフィッチは14勝4敗、187㎝、80kgの27歳。ビベルは22勝(10KO)7敗、181㎝、80kgの27歳。
1R、地元ボスニアのビベルはジャブと右ロー、前へ出るツラフィッチもジャブを突き返し、ワンツーを打つ。両者ともパンチからロー、前へ出てくるツラフィッチにビベルは右のカウンター。右ストレートを当てるのはツラフィッチ。右ハイにはビベルが右ストレートを合わせに行く。ビベルが右ストレート、右アッパーを当てに行き、前に出るツラフィッチにビベルが右フック。
2R、ツラフィッチは腰を落とした構えからもぐりこむようなワンツー。ビベルは右フック、アッパーとショートのパンチを打つ。ツラフィッチは左フックからの右ロー、ワンツーからの右ロー、さらに飛びヒザ蹴りからワンツーを打つ。右ローに下がるビベル。右ローを効かせたツラフィッチは、今度は左右ボディを打って右ストレートにつなぐ。ビベルはコーナーに追い込まれる場面が多かった。
3R、ツラフィッチは右へステップを踏んでからの左フック。ビベルにロープを背負わせると連打を繰り出し、ビベルも打ち合いに応じるが手数が多いのはツラフィッチ。右カーフを蹴るビベルだが、ツラフィッチの前蹴りをもらうとグラつく。ツラフィッチは左右フックで追い打ち。ビベルもフックを返すが、手数にかなり差がある。ツラフィッチのワンツーがヒットし、右ハイ、さらにラッシュをかけた。
判定3-0でツラフィッチが勝利。今後、日本にも呼ばれそうなファイトぶりだった。
[nextpage]
▼無差別級東欧予選トーナメント 準決勝第2試合 3分3R延長1R〇ミロス・ツヴェチカニン(セルビア)TKO 2R 0分00秒 ※セコンドからのタオル投入×ダニロ・トシッチ(アレスジム/ボスニア・ヘルツェゴビナ)※ツヴェチカニンが決勝へ進出。
ミロスラフ・ヴーヨヴィッチ(モンテネグロ)が負傷欠場、リザーブファイトで勝利したツヴェチカニンが進出となった。トシッチも右足に激痛があり、出場が危ぶまれたが試合に出ることを決意。
1R、ツヴェチカニンはジャブを突き、左ボディから右フック。トシッチも左ボディを狙っていく。両者とも至近距離でパンチを繰り出し、アッパーを当てるのはツヴェチカニン。ツヴェチカニンがコーナーへ詰めての左右ボディとショートアッパーを突き上げる。
2Rの開始ゴングが鳴ったところで、トシッチのコーナーからタオルが投入され、ツヴェチカニンがTKO勝ちで決勝へ進出を決めた。
[nextpage]
▼無差別級東欧予選トーナメント 準決勝1試合 3分3R延長1R×ニダル・ブチリ(へマーズジム/モロッコ)判定1-2〇カディル・イルディリム(D&Kスポーツセンター/トルコ)※イルディリムが決勝へ進出。
1R、サウスポーに構えるイルディリムに、ブチリは前へ出て右ストレート、前蹴り。ブチリが前へ来るところに右ストレートを打つイルディリム。ブチリは前蹴りをタイミングよく蹴って下がらせる。
2R、ブチリが左右フックで前へ出る。ロープを背負わせると左ボディ。接近すると右アッパーを突き上げる。パンチ、ロー共に多く出してるのはブチリで、イルディリムのワンツーをもらっても前へ出てくる。
3R、ブチリは3連打、ヒザ、右ローで前へ出る。イルディリムは下がり、そこを追っていくブチリ。イルディリムはカカト落としを繰り出すがもはやスピードがない。ブチリはコーナーへ詰めると左右フック。
判定は2-1で下がりながらも攻撃を当てていたイルディリムが、接戦を制して決勝へ進出した。
[nextpage]
▼スーパーファイト 第2試合 3分3R〇フェルハト・アルスラン(Dragon Cave Hanau /トルコ)判定3-0×アルベルト・ウグリンチッチ(Kick Box Akademija Ilid?a/ボスニア・ヘルツェゴビナ)
アルスランは14戦無敗、180㎝、85kgの33歳。ウグリンチッチは6勝3敗、190㎝、90kgの23歳。
1R、ウグリンチッチはジャブを突き、アルスランは左右ボディからキャッチしてヒザを突き刺す。左ミドル、右ローを蹴るウグリンチッチ。アルスランがパンチで打ち合いに行くと、右肩が外れたかウグリンチッチは異常を訴える。
残り数秒は続行されたが、インターバル中にウグリンチッチが自らもう試合は出来ないと訴え、アルスランのTKO勝ちとなった。
[nextpage]
▼スーパーファイト 第1試合 3分3Rマティア・ドロブニャク(モンテネグロ)vs 〇ベンジャミン・ポトラック(Jumruk Gym/判定3-0×ボスニア・ヘルツェゴビナ)
ポトラックは元K-1ファイターのジャバット・ポトラックの息子。17勝(9KO)4敗の戦績で185㎝、88kgの18歳。ヨーロッパカップ優勝2回、バルカンカップ優勝2回などの実績。
1R、ドロブニャクが前へ出て左フックを繰り出してくるとポトラックは右フックを返す。前へ出て一気にラッシュをかけるドロブニャクはコーナーに詰まったポトラックに右ハイを見舞ってダウンを奪う。
しかしポトラックが残り30秒で逆襲のラッシュ。ドロブニャクをロープにくぎ付けにしてスタンディングダウンを奪い返す。
2R、ポトラックは右フックをヒットさせ、ドロブニャクが下がるとさらに右を思い切り振っていく。ポトラックのアッパーにはドロブニャクが右フック。ポトラックは右カーフを蹴り、ドロブニャクが左ボディ。両者ともかなり疲労を感じさせる。右フックを叩きつけ、右ハイを蹴るポトラック。さらに左アッパーも突き上げた。
3R、ポトラックはドロブニャクの左フックをかわしての右フックでクリーンヒットを奪う。ドロブニャクもワンツーで前へ出るが、体勢を入れ替えたポトラックがワンツーからの飛びヒザ蹴り。さらにポトラックが右ハイ、右フックを打つとドロブニャクはグラつく。ドロブニャクの右ストレートにポトラックが右ハイ。またも左右フックと右アッパーを叩き込むポトラック。
先にダウンを奪われたポトラックが最後まで競り合ったドロブニャクをかわし、地元で勝利を飾った。
[nextpage]
▼無差別級東欧予選トーナメント 一回戦第4試合 3分3R延長1R×イヴァン・バルテク(ケルベロスジム/スロバキア)判定0-3〇ダニロ・トシッチ(アレスジム/ボスニア・ヘルツェゴビナ)※トシッチが準決勝へ進出。
バルテクは45勝19敗3分、190㎝、101kgの35歳。PMLヘビー級王座、WKF欧州ヘビー級王座などを獲得。
トシッチは30勝10敗、185㎝、105kgの31歳。ボスニアヘルツェゴビナ キックボクシング選手権優勝の実績を持つ地元ボスニアの選手。
1R、ワンツーから右ヒザはバルテク、トシッチはジャブから前へ出て右を打つ。バルテクはジャブを多用し、バルテクは左右フックを振り回して前へ出る。トシッチは左ボディからの左フックを見せたが、トシッチはジャブでバルテクをロープ際へ追いつめていく。
2R、トシッチはジャブを打つバルテクに距離を詰めて思い切り右フックを振る。ロープを背負うバルテクにトシッチは右ストレート、右フック。トシッチの圧にバルテクは下がり、ロープを背負う。そこへトシッチが右ストレート。トシッチはショートアッパーからのフックで大きな見せ場を作った。
3R、ジャブを突いて左ローを蹴るバルテクに、トシッチはこのラウンドも圧をかけ、バルテクが横へ動くところに右フック。前に出るトシッチが右フックをまたもヒットさせた。攻撃をもらいながらも前に出てコツコツと当てていったトシッチが判定勝ちした。
[nextpage]
▼無差別級東欧予選トーナメント 一回戦第3試合 3分3R延長1R×バリント・ラドヴァー(ハンガリー)判定0-3〇ミロスラフ・ヴーヨヴィッチ(モンテネグロ)※ヴーヨヴィッチが準決勝へ進出。
ラドヴァーは2勝無敗の22歳。ヴーヨヴィッチは7勝3敗、197㎝、113kgの33歳。
1R、ヴーヨヴィッチが前へ出て積極的な攻めを見せる。ラドヴァーは下がりながら左ミドル。ラドヴァーが左ボディを打つと、ヴーヨヴィッチはヒザをボディへ突き刺す。ラドヴァーは圧をかけてヴーヨヴィッチをコーナーへ詰めるが有効打は打てない。
2R、ラドヴァーはパンチからロー、右ストレートのカウンターを合わせに行く。さらにワンツーからのヒザ。ヴーヨヴィッチは左ミドルを蹴り、ワンツーで前へ出ていく。ラドヴァーは左ミドル、右ローを蹴る。
3R、ヴーヨヴィッチは右ロー。両者ともバックハンドブローを交互に放つ。ラドヴァーはパンチとローを見せながら後ろ蹴り。右ローを連打するラドヴァーにヴーヨヴィッチ右ストレート。ヴーヨヴィッチのワンツーにラドヴァーが右フックを合わせてクリーンヒット。
接戦となったが、判定3-0でヴーヨヴィッチが準決勝へ進んだ。
[nextpage]
▼無差別級東欧予選トーナメント 一回戦第2試合 3分3R延長1R×クラウディオ・イストラテ(コンバットジム/イタリア)試合放棄 3R終了時〇ニダル・ブチリ(へマーズジム/モロッコ)※ブチリが準決勝へ進出。
イストラテは60勝22敗3分、187㎝、108kgの28歳。K-1 30周年記念無差別級トーナメント準優勝で日本にもその名を轟かせた。
ブチリは14勝3敗、191㎝、108kg。Enfusionヘビー級王座、ベルギー キックボクシング選手権優勝の実績を持つ。
1R、イストラテはスピードのある左右フックからのボディ打ちを繰り出す。ブチリも左右ボディを打つ。イストラテは左腕を伸ばしてけん制し、右アッパー。ブチリはガードの上から叩いてガードを固めさせてのボディ打ちを多用する。
2R、ブチリは右ロー、ミドルと蹴りを出しながら前進、左ミドルも蹴る。右フックを狙うイストラテ。ブチリはこのラウンドもガードの上を叩いて固めさせると、ボディを打って今度は右ローにまでつなぐ。イストラテは左フックのダブルから左ボディ。右ローだけでなく右ヒザでボディも攻めるブチリ。
3R、ブチリがヒザを出すとフックを返すイストラテ。前へ出てジャブ、左右フックを放つイストラテにブチリは左右ボディと右フック。ブチリは巨体に似合わぬ後ろ回し蹴りを放つ。ロープを背負ったイストラテにブチリは大きな振りの左右フック、これは当たらなかったが、ブチリはボディを攻めた。
本戦はドローで延長戦へ突入するが、なんとイストラテはリングを降りてしまい、花道をブーイングを浴びながら去っていった。これにより、ブチリの準決勝進出が決まった。(※イストラテは本戦の判定を不服として試合放棄)
[nextpage]
▼無差別級東欧予選トーナメント一回戦第1試合 3分3R延長1R〇カディル・イルディリム(D&Kスポーツセンター/トルコ)判定3-0×トーマス・ハロン(チェコ)※イルディリムが準決勝へ進出。
イルディリムは17勝4敗の戦績で37歳、194㎝、110kg。WAKO-PRO世界スーパーヘビー級王座の他、トルコの王座を24回防衛しているという。キャッチコピーは「ターミネーター」で入場曲はターミネーター。
ハロンは85勝(30KO)21敗3分、192㎝、101kg。WAKO-PRO世界スーパーヘビー級王座、2021年Road to ONEヘビー級キックボクシングトーナメント優勝、WKN世界ヘビー級王座、WKA世界ヘビー級王座など数々のタイトルを獲得している。
1R、ハロンはガードを高く上げて前へ出るが、右ストレートをもらってダウン。イルディリムは右フック、右ロー、右ハイ。ハロンはガードを高く上げたまま右ロー、左インローを蹴る。左右に構えをスイッチするハロンは飛びヒザ蹴りも放つ。
2R、ハロンが前へ出て左右フックを打つと、イルディリムが右フックからの左ストレートのでダウンを奪ったがこれはスリップ判定に。ハロンはパンチの3連打から右ハイ、さらに右インローから右フックにつなぐ。イルディリムはヒザ蹴り。ハロンはガードを固めて前へ出ると、左ボディの連打と右インロー。ハロンが盛り返したか。
3R、イルディリムは後ろ回し蹴りの大技を見せ、これはブロックされたがハイキックを放つ。クリンチ状態になってイルディリムがロープまで押していくと、ハロンがトップロープからリングの下にもんどりうって転落。
怪我が心配されたが少しのインターバルで再開すると、ハロンの右ミドルにイルディリムは右ストレートを合わせる。ハロンはワンツーから左フックの3連打を見舞うが、イルディリムはヒザで反撃。イルディリムは前蹴り、右ミドルを蹴りながら下がる逃げ切り体勢。ハロンも攻め込むことが出来ず、判定3-0でイルディリムが準決勝へコマを進めた。
[nextpage]
▼無差別級東欧予選トーナメント・リザーブファイト 3分3R延長1R〇ミロス・ツヴェチカニン(セルビア)TKO 1R×ムアメル・ユーゴヴィッチ(KNVZA Armin Jejna/ボスニア・ヘルツェゴビナ)※ツヴェチカニンがリザーバーに決定。
ツヴェチカニンは30歳で1戦1勝、188㎝、95kg。ユーゴヴィッチは33歳で22勝(8KO)8敗、185㎝、104kg。
1R、ツヴェチカニンが右ロー、ユーゴヴィッチは低い体勢になってボディを打つ。ツヴェチカニンがコンビネーションでパンチをまとめると、左フックから顔面へヒザを突き上げる。これでユーゴヴィッチは額をカットして流血。ドクターチェックでストップがかかり、ツヴェチカニンのTKO勝ちとなった。
[nextpage]
▼第3試合 3分3R〇サヴァス・カゲルディス(BG Academy/ギリシャ)判定3-0×ラザール・クリコヴァツ(Rebel Fighting Academy /モンテネグロ)
カゲルディスは17歳。
1R、右カーフを蹴っていたカゲルディスがハイアングルの飛びヒザ蹴りをいきなり放ち、クリコヴァツは尻もちをつくがこれはスリップ判定。カゲルディスはクリコヴァツの右ミドルに右カーフを返す。カゲルディスは右フックから左ボディ、クリコヴァツはジャブとワンツーで対抗する。クリコヴァツが一発パンチを放つとコンビネーションでパンチをまとめて返すカゲルディス。左フックからの右ローも強烈に決める。クリコヴァツは飛びヒザ蹴りから着地すると同時にワンツーを打つ。
2Rになるとクリコヴァツが前に出始める。カゲルディスは変わらずバックスピンキックやヒザ蹴りなど多彩な技を繰り出す。カゲルディスはワンツーを打ってガードを固めさせると渾身の左ボディ。クリコヴァツは飛びヒザ蹴りを放つ。
3R、左フックをクリーンヒットさせたカゲルディスはパンチを上下に振って右ロー、さらにバックハンドブローを繰り出す。くりこは右ストレートを打つとヒザ蹴りまで持っていく。カゲルディスの左右フックに対し、右ストレートを伸ばすくりこ。右ボディから左フックで下がったカゲルディスにくりこが距離を詰めて右ストレート、左右フックでカゲルディスにロープを背負わせた。
カゲルディスが判定3-0で勝利。PPVで解説を務める佐藤嘉洋は今後が楽しみな存在と評していた。
[nextpage]
▼第2試合 3分3R×バーバラ・フィアラ(NA?A STVAR 2016/セルビア)KO 1R 2分22秒〇マリーケ・カリス(MIKES GYM/オランダ)
[nextpage]
▼第1試合 2分3R×ニコラ・イリッチ(Kick Box Klub Derventa /ボスニア・ヘルツェゴビナ)KO 1R 1分10秒〇イサ・ジルジッチ(Flek ?Tom-Cat“/ボスニア・ヘルツェゴビナ)