テクニックの部分に関しては負けてない
――3月に行われた70kg世界トーナメントは日本人選手3人が全敗しました。この55kgの階級はそういうわけにいかないと思います。
「そうですね。他の選手が勝つとか負けるとかは正直どうでもいいんで、自分がしっかり勝ちます」
――他の日本人選手は、自分より先輩で実績もあります。逆に臆することはないというか、若いなりの突破力みたいな部分で、自分を出していく感じですか?
「もちろん、みんな強いのも分かってますし、他の外国人選手も強いんですけど、全く怖くないっすね、正直。自分なりに勝つところが見えてるっていうか、成長してると思って自信持っていきます」
――決勝の相手は、誰だと予想していますか?
「金子選手だろうなっていう感じはしてます」
――金子選手を脅威に感じるところはどこですか?
「パワーです。パワーは、日本人4選手を見ても正直一番あるんじゃないかなと思います。この55kgの他団体の選手と比べても、一番あるんじゃないですかね」
――大久保選手の参戦が発表されてから、結構批判的な意見も目にしているのではないかと思います。どんな心境なのでしょうか。
「初めての55kgで、いきなりの世界トーナメント。言われるのは正直当たり前かもしれないですけど、黙って見とけっていうのはありますね」
――昨年9月に金子選手と玖村選手の3回目の対戦がありました。あの試合は、どんな思いで見ていたのでしょうか。
「2人ともめちゃくちゃ強いですよね。強いですけど、テクニックの部分に関しては負けてないなっていうのはありますね。ガードをしっかりして返していけば勝てるんじゃないかなというのは自分で思っています」
――あの試合見て、俺だったらこう戦うと見ていたと。
「見てましたね。あとは勉強になる部分も大きいし。でも、これ言ったら悪いんですけど、パターンを最近みんなが分かっているのかなと。玖村選手でいったら、三日月蹴り、ジャブ、左フックとか、その強い武器が分かってきてるんで、そこを気を付けて相手と戦おうっていうのはありますね」
――金子選手、玖村選手、それぞれの弱点みたいなものとかっていうのもちょっと見えていると。
「そうですね、はい。なので、自信はあります。他のメンバーが優勝してもなるほどっていう風になると思うんですけど、まさか自分が優勝したら多分格闘技界がビックリするじゃないですけど、大きく変わると思うんで。見ててくださいっていうのはありますね」