初黒星からの再起戦に臨むぱんちゃん。試合前に騒動も
2024年6月23日(日)東京・国立代々木競技場第二体育館『KNOCK OUT CARNIVAL 2024 SUPER BOUT “BLAZE”』(U-NEXT配信)の前日計量が、22日(土)都内にて13:00より行われた。
第6試合のKNOCK OUT-BLACK女子-48.0kg契約3分3R延長1Rで対戦する、ぱんちゃん璃奈(フリー/初代KNOCK OUT-BLACK女子ミニマム級&アトム級王者)、アイリン・ゴンザレス(アルゼンチン/ISKAアルゼンチン・ストロー級王者ムエタイルール、WAKO 48kgアルゼンチン王者)は共に契約体重の48.0kgジャストでパス。
ゴンザレスは身長150㎝で165㎝のぱんちゃんより15㎝も低いが、48kg以上で試合をしていてWAKO (48kg) アルゼンチン王者。「明日は最善を尽くす。明日に向けて力を溜めて全力を尽くすことを約束します」と、全力ファイトでぱんちゃんに挑むと意気込み。
その身長差に関してゴンザレスは「今までも背の高い選手と戦った経験があり、彼女よりも長身の選手と試合をしたこともあります。なので身長差はものともしない」と強気。ぱんちゃんは「今回は対戦相手よりも自分の動き、いいパフォーマンスが出来ることだけに集中して考えて練習していたので、そんなに気にはしていないです」と答えた。
日本で知名度があるぱんちゃんと初来日で戦うことをチャンスだと捉えているかと聞かれたゴンザレスは、「私もアルゼンチンで有名とはいえないまでも、かなり名を成しているのでそこで引けを取ることはない。彼女に対して尊敬の念を忘れずにフェアに戦いたいと思っています」とのプライドを見せる。
迎え撃つぱんちゃんはプロ初黒星からの再起戦に「復帰からの一発目、進化した姿を見せます」と進化を見せると誓う。
また、ぱんちゃんは世間を騒がせた都知事選のポスター掲示板ジャックについてコメントを求められると「試合前についてはこの話題はノーコメントでお願いします」とマイクを置いた。
同じくコメントを求められた山口元気KNOCK OUT代表は「現在ぱんちゃん選手はジムに所属しておらず、フリーの立場で活動しています。本来ですとジムの会長から本来はこういう露出があると報告を受けるんですけれど、フリーで一人で行動しているということで、こちらは試合に出る連絡のみの関係ということなので、なかなかプライベートと言うまでもないですけれど活動に関して関知しきれていない部分もあります。実際ああやって出てビックリしたというところなんですけれども。ただ、試合出場に関しては粛々と進めて行くことかなと思っています。ただ、今後はこういうことも必ず相談してもらって、やめろと言う権利は僕らにはないんですけれども話し合いの努力はしていきたいと思っています」とした。
試合前のこの騒動で精神的な影響はないか、と聞かれたぱんちゃんは「サポートしてくださっているトレーナーの方や選手の方、スポンサーの方、身内の方がいるのでそこはないですね」と、この事で気持ちが乱れることはないときっぱりと答えた。
同じ席には初黒星を付けられたルシア・アプデルガリムもいたが、ぱんちゃんは「対戦相手がお互いいるわけなので、そこでちゃんと結果を残さないと発言する権利がないと思っています。いい勝ち方をして1試合ずつ見せていったらそういう考え(再戦)にもなってもらえるのかなと思っているので、とりあえず今の段階ではすぐにとはそんなに考えてないです」と、焦らず再戦の機会を待ちたいとした。