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【KNOCK OUT】五味隆典が鈴木千裕KO葬に自信「自分でも初めてだね、これだけ殺気のあるパンチは。アゴが折れてもパッキャオと出来るならやってみろと俺は思うね」

2024/06/19 21:06
 2024年6月23日(日)東京・国立代々木競技場第二体育館で開催されるKNOCK OUTのビッグマッチ『KNOCK OUT CARNIVAL 2024 SUPER BOUT“BLAZE”』(U-NEXT配信)。  そのメインイベントで行われるKNOCK OUT特別ルール (※パンチのみ)-73.0kg契約3分3Rで鈴木千裕(クロスポイント吉祥寺/KNOCK OUT-BLACKスーパーライト級王者)と対戦する五味隆典(東林間ラスカルジム/初代PRIDEライト級王者)が19日(火)神奈川の所属ジムにて公開練習を行った。  最初に減量のことを聞かれた五味は「俺はプロで、アメリカで試合しようがどこでしようが計量オーバーしたことがない。選手が引退とか口にするでしょう。引退はそういうことが出来なくなったらじゃないですか。ルールを守れないとかステロイドに頼るとか。心配しなくて大丈夫ですよ。食べてますよ。今日も焼き肉食べに行くくらい」と言い、「この3週間ずっと(契約体重の)1kgオーバー」をキープした状態にまで持ってきているという。 「次の日に計量してもいい状態で3週間です。これなら70kgまで落とせると思う。それか66kgまで落としてフェザー級でMMAやろうか(笑)。でも、そうやるとUFCの時もそうだったけれど力が出ないですよ。苦しめば出来ます。汗がよく出るんですよ。ノンアルコールビールとか飲んでますからね。今日も練習をやりすぎればリミットを切っちゃう。代謝がよくなっているんでしょうね」と順調すぎるほどの仕上がりだとした。  表情からして調子が良さそうだと記者に言われると「そうですよ。問題なく、普通に3Rボクシングやるだけですからね。35年間、最初に始めた格闘技が相模原ヨネクラジムのボクシングなので、それを45になっても現役王者と披露できるっていうのは嬉しいことでもある。悔いなくね。残念ながら去年(相模原ヨネクラジムの幡野光夫)会長が亡くなられたけれど、今でも会長のミットの練習が出来ればと思うこともある。そうすれば仕上がりが分かるので。でも今回のパンチは会長も受けられないと思う。それくらい元気。3分3R、9分間が終われば、上手くいけば年末まで半年休みだから頑張れるでしょう」と、長年自分のパンチをミットで受けてきた会長も今回のパンチは受けられないほどだとする。 「自分でも初めてだね、これだけ殺気のあるパンチは。今週は抑えてます。クールダウンですね。お客さんの前に立つのに最後まで練習で仕上げて、それを見せる信念でやってきました」と、PRIDE王者時代以上の殺気のあるパンチになっているという。  その今のパンチを受けたら鈴木も驚くと思うかと問われると「そんな暇もないんじゃない? 驚かすためにやるんじゃないから。今回はスパーリングじゃないからね。試合だから。アゴが折れてもパッキャオと出来るならやってみろと俺は思うね」と言い放つ。  この試合で鈴木に何を見せたいかとの質問に、五味は「ボクシング」と「それとここまで試合一本で生きてきた人間の根性。そういうものを。格闘技一本で来た人間のそういうものを見せようと思っていますよ。一生食っていけるだけのお金が残っていればドッグカフェやドッグランでも開きたい。居酒屋をやるとかね。でもやっぱり、格闘技の方がいいやと思っちゃうんだよね。ここまで来たらリングの上で死ねたら本望じゃない? この年までリングに上がれれば」と答えたが、「でも、いつ死んでもよくないな。ワンちゃんたちがいるので。試合の翌日は散歩に行かないといけないからね」と笑った。
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