【KNOCK OUT】五味隆典が公開練習ボイコット「パッキャオ戦発表前日にLINEしたら…」と山口代表困惑、鈴木千裕は「五味さんをKOして、パッキャオをKOして、年末は誰か分からないけれどKOして、全部KOして今年を終える」

　2024年6月23日（日）東京・国立代々木競技場第二体育館で開催されるKNOCK OUTのビッグマッチ『KNOCK OUT CARNIVAL 2024 SUPER BOUT“BLAZE”』（U-NEXT配信）の公開練習が、6月11日（火）都内にて行われた。 　ファンクラブ会員も招待して新宿FACEにて行われた公開練習。しかし、メインイベントの「KNOCK OUT特別ルール -73.0kg契約3分3R延長1R」で鈴木千裕（クロスポイント吉祥寺）と対戦する五味隆典（東林間ラスカルジム）は姿を現わさなかった。 　山口元気KNOCK OUT代表がリングに上がり、「これは仕込みでもなんでもなく、千裕とパッキャオの試合が発表される前日に五味選手にLINEして『明日発表があります。試合前で失礼になるかもしれませんがご了承ください』と入れたところ『なんだかな』と『とりあえず明後日は行かないわ』と。 　チームのコーチとして（公開練習前にKNOCK OUTのリアリティ番組『THE KNOCK OUT FIGHTER』のチーム鈴木千裕vs.チーム五味隆典の試合が行われた）も来てもらいたいし、公開練習にも来てもらいたいと返信したのですが、一切末読スルーで。その後も末読スルー状態が5通くらい続いていて、3回くらい電話にも出てくれない。困っているので明日にでも（五味のジムがある）東林間にも行って来ようかなと。試合はしてくれると思っているので、楽しみにしていたファンの皆さん、すいません。（試合の時は）多分、来てくれると思います」と事情説明した。 　五味は、自分との試合が決まっているにも関わらず、約1カ月後に鈴木が次の試合を入れたことに腹を立てたのかもしれない。 　公開練習は鈴木のみ行い、パンチだけでなく三日月蹴り、ミドルキックも叩き込み、最後はテイクダウンしてのパウンドや踏み付けもありのミット打ちを披露（五味戦はパンチのみのルール）。 　そのミット打ちのことを聞かれると「プロなので全力でやります」と答え、試合への意気込みを聞かれると「先生を超えるにはリングの上しかないので、KOして時代を変えようとかなと思います」と宣言。 　五味がボイコットしたことに関しては「先生らしいのでこういう日もあるんじゃないですか」と気にしていない様子で、「近年の五味さんの試合は緊急オファーばかりで身体が全然仕上がってないんですよね。今回は作る期間が設けられているので、相当身体も仕上がっているし、テクニックもパワーも全部戻っていると思うので楽しみです。だからここに来なくてもいいです。ベストな状態で、最強の五味さんで当日を迎えられればいいかなと思います」と、試合当日に最強の状態に仕上げてきてくれればそれでいいとした。 　ルールも階級も違う試合になることには「OKした以上は関係ないですよね。気合いと根性とパワーで乗り越えましょう。諦めなければ出来ないことなんてないので、それを証明していきます」ときっぱり。 　この試合でファンに何を見てもらいたいかとの質問には「生き様ですね。格闘家は否定され続けるので。無理だよ、勝てないよ、超えられないよって。僕以外みんなそう言われて這い上がってきているので。体重も違うし勝てないよって言われるけれど、そうじゃないぞと。新世代の力を見せようかと思います」と答える。 　決着は、と聞かれると「KO以外にないんじゃないですか。逆に判定の方が勝つのは難しいので。ババっと決めますよ」とKO宣言。 　そして「6月23日、生き様を見せます。五味さんを倒さないとパッキャオもないし、、未来の僕の人生を潰されるので、意地でも超えます。そして五味さんをKOして、パッキャオをKOして、年末は誰か分からないけれどKOして、全部KOして今年を終えるのでKNOCK OUT最強を証明していきます」とファンへメッセージを送った。