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【RISE】連敗脱出を誓う松本天志が新鋭の岸佑樹と対戦「格の違いを見せないといけない試合。新しい松本天志を見せられたら」

2024/06/04 22:06
【RISE】連敗脱出を誓う松本天志が新鋭の岸佑樹と対戦「格の違いを見せないといけない試合。新しい松本天志を見せられたら」

今までの追う立場から追われる立場となった松本だが、そういう意識はないとした

 2024年6月30日(日)東京・後楽園ホール『RISE 179』の対戦カード発表記者会見が、5月4日(火)都内にて行われた。
 
 フライ級(∸51.5kg)3分3R延長1Rで、同級2位・松本天志(TARGET SHIBUYA)vs.岸佑樹(健心塾)が決定。
 

 松本はJAPAN CUP2021 -55kg準優勝で、2021年8月にRISEでプロデビュー。3戦目で初黒星を喫するが、2023年2月に行われた「RISE NEW WARRIORS フライ級(-51.5kg)トーナメント」で大方の予想を覆し、空龍と塚本望夢の優勝候補2人を下し下剋上を果たして優勝。7月には弾丸風太も初回KOに沈め、6連勝と勢いに乗っていたが10月の第2代RISEフライ級王座決定戦で数島大陸に敗れて連勝がストップ。拠点を東京に移して臨んだ2024年3月の那須川龍心戦で判定負けし、現在連敗中。8勝(4KO)3敗の戦績。
 
 岸は19歳で戦績は3勝(1KO)2敗の新鋭。フライ級としてはフレームが大きく、パワフルなファイターで今回がRISE初参戦。
 

 会見に出席した松本は「6月は復帰戦になりますが、僕はプロとしてやってはいけない連敗をしていて、連敗から抜け出したくて。やっと上京の生活にも慣れてきたので新しい松本天志を見せられたらいいなと思います」と、連敗脱出を誓う。
 
 対戦する岸の印象は「相手は僕より少し身長が高くて(167cmと169cm)パンチとかパワーがある印象」としたが、「格の違いを見せないといけない試合だと思っているので、オファーを受けてくださったんですがそれを後悔させるような試合をしたいと思います」と圧倒的な差を見せて勝つと宣言。

 連敗した時の気持ちを問われると「これからどうしたらいいんだろうって気持ちになりました。でも僕には格闘技しかないので、また一から作っていくしかないというのが今の気持ちです」と絶望感を味わったが、今はまた一からやり直すとの気持ちに切り替わったという。


 今までは追う立場であったが、今回は明確に追われる立場となった。そのことについては「追われる立場になっていますが、僕も連敗しているので。相手は違いますけれど僕も(上位陣を)追っている立場なので 追ってるヤツは強いんだぞっていうところを見せたいと思います」と、迎え撃つというような気持ちはないとする。
 
「一人暮らしも初めてでしたし、練習環境も変わったので、どちらも慣れてきたかなと思います。練習の時間とかも違うので、1日のスケジュールがだいぶ変わりました」と、前回の試合までは以前との違いに戸惑いがあったようだ。

 新しい松本天志を見せたいとの言葉から、どう変わったのかと聞かれると「東京での練習も生活にもだいぶ慣れてきて、TARGET SHIBUYAのトレーナーの方たちにも僕がどういう動きをしたら強いのかというのが分かってきて、そこでいろいろ話し合ってこういう動きがいいんじゃないかみたいな感じで。本当に試合当日、前回の試合とは違う自分を楽しみにしていただきたいなと思います」と、新しい環境に順応してきたことで新しいスタイルが見せられると答えた。

 また、会見への出席はなかったが、以下の2カードも追加決定した。

▼ミドル級(‐70kg)3分3R延長1R
宮城寛克(赤雲會/同級9位)
ペドロ・ゴメス(ブラジル/Santa Fe BRA THAI Team/Fight Dragon -70kg王者)

 宮城は琉球空手をバックボーンに持ち、TENMAICHIの元ウェルター&ミドル級王者。“ブラックパンサー”ベイノア、緑川創には敗れたが吉野友規、蛇鬼将矢から勝利を収めている。現在2連続KO勝ち中。戦績は13勝(6KO)10敗2分。
 
 ゴメスはブラジルのクリチバ出身で、戦績は16勝(8KO)4敗。

▼スーパーフェザー級(-60kg)3分3R延長1R
奥平将太(KSR GYM/同級11位)
原口アンドレイ(TEAM TEPPEN)

 奥平はBigbangアマチュア6階級制覇、元NJKF EXPLOSION-50kg級王者とアマチュアで活躍後にプロ転向。3連勝を飾ったが、以後は苦戦が続いている。2022年10月には大雅と対戦するチャンスを得て、判定で敗れるも延長戦までもつれ込んだ。前戦は2023年12月に岩郷泰成に判定負け。
 
 原口は2022年11月にプロデビュー。2024年3月のK-1vsRISE対抗戦に抜擢されたが、松山勇汰に判定負け。戦績を3勝3敗としている。

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