2024年6月2日(日)東京・アリーナ立川立飛で開催された『BreakingDown 12』の大会終了後、同大会のCEOである朝倉未来が総括した。
第17試合のバンタム級MMA完全決着ルールで、RIZINファイターのYUSHIを1RでKOしたジョリーはマイクで「未来さん、約束通り視聴者のみんなが怖いので僕と一緒に直談判、榊原さんに行ってくれないですか?」と問いかけ、放送席にいた朝倉はサムズアップして「OK」と答えた。
そのことについて「全ては榊原さん次第なので僕は何とも言えないんですけれど、勝ち方が凄かったので。組みも圧倒して打撃でも圧倒してという勝ち方をしたので。YUSHI選手ってあんな圧倒されている姿を見たことないんですね。格闘技オタクの皆さんも納得せざるを得ない勝ち方したので、そういった意味では例えばYUSHI選手に勝った平本の弟とかとやるのも面白いんじゃないかなと思いますけれどね。その辺の榊原さんの嗅覚は凄いので、例えば『超RIZIN』のオープニングマッチで僕らvs.平本軍団みたいな感じにしたら盛り上がるんじゃないかなと思います。そういうのはあります。一応、連絡はしました」と、ジョリーvs.平本丈が『超RIZIN.3』(7月28日・さいたまスーパーアリーナ)のオープニングファイトであってもいいのではないかとし、すでに榊原信行RIZIN CEOにはジョリーの件を連絡済みだとした。
実際にジョリーと平本丈が戦ったらどう思うかとの質問には「平本の弟の試合を見たことがないんですよね。分からないですけれど、あれだけ圧倒していたので幻想はありますよね」とする。
さらに「あと井原君も冨澤くんに勝って、冨澤くんがRIZINで篠塚選手に負けたことをずっとよく思っていないので、自分が借りを返したいと言っているのでそこも試合自体の熱は生まれるのかなと思うんですけれど。井原くんはRIZINでやっていきたいって志向はないと思うけれど、BreakingDownがナメられているところで篠塚選手とベアナックルでもいいと言っていたので、やり返したい気持ちがあると思うんですよね。もし出来たら3vs.3みたいな構図はめっちゃ盛り上がりそうですけれどね」と、バンタム級王者の井原良太郎が篠塚辰樹とベアナックルファイトで対戦しても面白いとした。
ゆくゆくはRIZINとBreakingDownの対抗戦も考えているのか、との問いには「そこはまだ考えてないですね。正直、そこまでのレベルにまだなっていないと思うので」としたが、「ただ、懸け橋になれたら。RIZINに出たい選手を目立たせるというか発掘させる場所でありたいなと思っています。ヒロヤ選手もそうだし、BreakingDownきっかけで人気が出て、そこでRIZINに出て結果を出した。そういう選手をこれから発掘出来たらなと思います」と、BreakingDownからRIZINへとステップを踏む選手を発掘していきたいと語った。