主催者のまさしく「手違い」で右手に左手用のグローブをはめて公開練習に臨んだ堀口は「どうにかしてくださいよ」(笑)。(C)ゴング格闘技
2024年6月9日(日)東京・代々木第一体育館にて開催される『Yogibo presents RIZIN.47』に向け、元Bellator世界バンタム級王者のセルジオ・ペティス(ルーファスポーツ)と対戦する堀口恭司(アメリカントップチーム=ATT)が米国でのインタビューに続き、6月3日夜、日本で公開練習を行った。
ATTでともに練習し、「ミットを持つのは初めてでどきどきします」という牛久絢太郎を相手に1分間のミット打ちを行った堀口。ワンツーからの右上段、下段蹴りなどを披露した。
ファンの目前で「公開」練習を行った堀口は、その感想を「動物園みたい」と笑いとばすと、牛久の初ミット持ちを「まあ上手かった」と評し、残り1週間を日本で盟友・二瓶孔宇らと空手の練習をして最終調整をすることなどを語った。
2023年12月にフライ級に戻してRIZIN王座戴冠を果たしたばかりの堀口だが、今回のペティスとの再戦は、相手の体重に合わせて再びバンタム級に増量しての戦いとなる。
試合を1週間後に控えたバンタム級戦のコンディションを「バッチリですね。(体重は)ちょっと軽いですけど“まあ大丈夫でしょ”みたいな感じです」と語る堀口は、対戦相手のペティスの前戦との違いについて、「あまり変えられない。跳び技とか、いきなり向かってきたりする面食らうような技を出してくるんじゃないかと思いますけど、それ以外はあまり変わらないんじゃないかなと思います」と、トリッキーな動きに注意しながらも、軸は変わらないとした。
また、前回のフィニュシュとなったバックフィストについては、「(ガードの)手をしっかり上げて行こうかなという感じですね」と、同じ轍は踏まないことを語った。
前回は米国モヒガンサンアリーナというアウェーでの戦いで、テイクダウンを奪ってのブーイングに自ら立ち上がったが、今回のホームでもし同じようなブーイングが起きたら? という質問には、「うーん、そうですね、立っちゃうかもしれない」と笑い、「しっかり自分が攻めて決めにいきたい」とフィニュシュを狙いたいとした。
日本での試合に新妻の那月さんも帰国し、「料理とかも作ってくれて、健康面も気持ち的にもサポートしてもらっています。もっと“負けられない”という気持ちが強くなりました。奥さんにもそうですが、応援してくれるみんなのために勝ちたい」と、必勝体制で臨む。
最後に「日本を代表してしっかり勝ちたいなと思います。前回ブッ飛ばされているんで、今回は自分がやり返してブッ飛ばし返したいと思うので、応援よろしくお願いします」とリベンジを誓った堀口。代々木大会のメインで、2年半前の借りを返すか。