念願の米国BKFCデビューが決定した篠塚
篠塚辰樹(MASTER BRIDGE/剛毅會)が、現地時間2024年7月12日(金)米国カリフォルニア州テメキュラで開催される『BKFC FIGHT NIGHT PECHANGA』で、アメリカのケイリー・カプリオ(Cary Caprio)とベアナックル・ルールで対戦することがRIZINより発表された。
篠塚は、ボクシングでアマチュア時代にインターハイベスト8の戦績を残し、プロ転向後はA級ボクサーとして3勝(2KO)1敗の戦績。2018年2月にキックボクシングに転向し、TEAM TEPPEN所属として2018年2月にRISEでプロデビュー。2021年3月にK-1初参戦を果たし、延長戦で小澤海斗に判定2-1で勝利。2021年12月にはKrushフェザー級王座に挑戦したが、新美貴士にKOで敗れた。
2023年3月の復帰戦で林勇汰をKOすると、7月には佑典もKO。10月にはKrushフェザー級タイトルマッチに臨み、王者・森坂陸に判定勝ちでKrushフェザー級王座に就いた。大晦日にはRIZINに初参戦。BreakingDownの冨澤大智とRIZINキックボクシングルール(OFG着用)で対戦し、判定3-0で勝利した。2024年3月27日にK-1との契約が円満に満了し、Krush王座の返上を発表。
そして4月の『RIZIN.46』にてベアナックルファイトに初挑戦。J.マルチネスを1R1分33秒、右ストレートでKOし、米BKFCへの参戦をアピールしていた。戦績は13勝(9KO)3敗。
対戦するカプリオはBKFCで2勝(2KO)1敗の期待の新星だという。
念願の米国デビューを飾る篠塚は「Wha gwaan。7/12は日本の忍者がアメリカで大暴れするぞ。剛毅會空手の強さをBKFCで見せつける。みんな楽しみに待っててくれ」との意気込みを寄せている。
<BKFCとは>
ベア・ナックル・ファイティング・チャンピオンシップ(Bare Knuckle Fighting Championship=BKFC)。世界最大のベアナックル・ボクシングのプロモーション。
2018年6月に「BKFC 1」第一回大会が開催されると年々イベント数を増やし、これまでナンバーシリーズを60、BKFC Fight Nightやプロスペクト シリーズなども合わせると計80大会以上を開催するほど人気を博している。
これまでに米国の他にもメキシコ、タイ、イングランド、ブルガリア、カナダなどで開催。2024年4月の「Yogibo presents RIZIN.46」で日本初上陸となった。
<主なルールと特徴>
パンチが唯一認められた攻撃で、キックや肘等による攻撃は一切認められない。片手でクリンチしながらもう片方の手で攻撃を続ける事が認められていることが、ボクシングとの特徴的な違い。
BKFCのこだわりは「スクラッチライン」と言うリング中央に引かれた2本の線。1743年に初めてベアナックルの試合が形式化された時からの伝統。線の長さは決まっていないが、選手と選手の間は3フィート=91.44cmと決められている。ラウンドが始まる前にレフェリーが「つま先をスクラッチラインに合わせろ」と言い、それが確認できてからラウンドが開始される。