Rumble#32024年5月26日(日)愛知・ポートメッセなごや
▼Rumbleプロ特別ルール ヘビー級 3分2R延長1R○エドポロキング(大阪租界/Rumbleヘビー級王者)KO 1R×テリー・ワガンダ(ナイジェリア/SAX GYM)
名古屋で開催された格闘技イベント『Rumble#3』のメインイベントに、朝倉未来プロデュース『BreakingDown』出場で注目を集めた203cm、100kgの体格を持つエドポロキングが出場した。
エドポロキングは元高校球児で、格闘技はほぼ未経験ながら2023年2月の『BreakingDown7』に出場、舞杞維沙耶に勝利すると、5月の『BreakingDown8』でも松井健に勝利と2連勝。佐伯繁DEEP代表は「絶対に強くなるのは分かっているじゃないですか。俺は間違いなく彼に関しては日本トップになると思うんですよ。間違いなく。真面目にやると思うんですよ」とその素質に太鼓判を押した。
関根“シュレック”秀樹も「名古屋のヒロ・ヤマニハのとこで練習してるんだけどエドポロキング選手のポテンシャル半端ねえとのこと。将来楽しみですね」とSNSにて明かしている。
その後、プロ転向を表明したエドポロキングは7月2日に名古屋で開催された格闘技イベント『Rumble excited ALL』で侍マーク・ハント(チーム侍)と対戦。RIZIN参戦経験もある侍マーク・ハントに左フックからの鉄槌連打で1R TKO勝ちしてみせた。
3年後にはRIZINのヘビー級王者になって世界に出て行くを目指して海外修行に出かけ、セネガルでは巌流島でお馴染みのセネガル相撲も経験してきたという。今回が約10カ月ぶりの試合で、その修行の成果が期待された。
同大会には巌流島の谷川貞治プロデューサーも来場し、「エドポロキングが凄いと聞いていて、ぜひそんな凄い選手だったらRIZINとかいろいろメジャーなリングに出てもらいたいと思って生で見たいと思って来ました」と、メジャー舞台に推薦するつもりだとリング上で挨拶。
対戦相手はボビーオロゴンが用意するということだったが、大会3日前に当初の対戦相手が「敵前逃亡による試合放棄」となり、テリー・ワガンダ(ナイジェリア/SAX GYM)が急遽エドポロキングと戦うこととなった。ワガンダは身長185cm、体重98kg。レスリングをベースにした選手で戦績は10戦10勝だと発表された。
1R、エドポロキングが小走りに前へ出ると、ワガンダは自分から寝転がる。エドポロキングが“立て”とゼスチャーしてスタンドへ。ワガンダはケージの中を大きく回り込み、エドポロキングが近付くと怯えるような仕草も見せる。エドポロキングが前へ行こうとするとワガンダは逃げるように回り込み、いら立つエドポロキングは“来いよ”と手招き。
エドポロキングが距離を詰めると、ワガンダは座り込み、手で足をとりにいくような仕草を見せたが、エドポロキングのヒザを顔面にもらって仰向けに倒れる。エドポロキングはサッカーキック、ジャンピングフットスタンプを繰り出し、ワガンダは下から足をバタバタさせて対抗。しかし、エドポロキングの踏みつけとサッカーキック、パウンドの連打に為す術なく、エドポロキングが一方的に殴ってレフェリーがストップ。15秒経過のアナウンスがあった直後のKO勝利となった。
エドポロキングはマイクを持つと「お久しぶりです、エドポロキングです。しょうもない試合をしてほんまにすいません。もっと強いヤツ連れてこい、普通に。話にならへん。もっと強いヤツ連れてこい。マジでイライラする。ほんまにもっと強いヤツ連れてこい。それだけ」と、怒りのマイクでケージを降りて行った。