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レポート

【Krush】璃久が藤村大輔を破り決勝へ、“マッスル”小田尋久が森田奈男樹との空手家対決にKO勝ち、目黒翔大が西元也史を攻略、加藤港が豪快KO、美伶が鮮やかKO、劣勢だった龍翔が一発KO勝ち、プレリムで女子がKO決着

2024/05/26 18:05
Krush.1612024年5月26日(日)東京・後楽園ホール※ABEMA / U-NEXT配信 ▼第8試合【株式会社青山ビジネスコンサルタンツ Presents】第5代Krushスーパー・ウェルター級王座決定トーナメント準決勝(2)3分3R延長1R×藤村大輔(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST/第6代Bigbangスーパーウェルター級王者)判定0-3 ※30-28×2、30-29〇璃久(HIGHSPEED GYM)※璃久が決勝戦へ進出。  藤村は2015年8月にKrushでK-1グループデビュー。2019年3月の神保克哉戦後、K-1 GYM SAGAMI-ONO KRESTに移籍した。2020年3月に小鉄から勝利したものの、8月にMIKE JOE、11月に城戸康裕と対戦して連敗。2022年10月に夜叉猿から勝利を収め、2023年6月のビッグバンにて同団体のスーパーウェルター級王座を奪取した。戦績は15勝(7KO)10敗1分。  璃久は2019年4月に『S-BATTLE』でプロデビュー。2戦目からはシュートボクシングを主戦場とし、4勝1敗の戦績を残す。『NO KICK NO LIFE』や『HOOST CUP』、『NJKF』などに出場し、2023年7月にKrush初参戦を果たすと森田奈男樹を3RでKOしてインパクトを残した。続けて12月のK-1ではアビラル・ヒマラヤン・チーターからダウンを奪って殊勲の勝利。2024年3月のK-1 WORLD MAX -70kg世界最強決定トーナメントに抜擢されたが、デング・シルバにTKO負けを喫した。アグレッシブかつ攻撃力の強さを発揮している。戦績は9勝(5KO)3敗1分。  1R、藤村のジャブに璃久は右カーフ。左インロー、左ミドルを蹴る藤村に璃久は右カーフ。璃久のワンツーに藤村は左フック。藤村が左フックからの右ストレートで前へ出るが、璃久はすぐに右カーフで反撃。これに足を上げ始める藤村。璃久はパンチを見せておいての右カーフ、さらに右カーフを意識させてのボディストレート。しかし、藤村も右の連打で反撃する。  2R、璃久はグローブタッチするように腕を伸ばしたかと思うと、いきなり右ミドルを蹴る。前に出る藤村に右カーフ、藤村は右ストレートと左フックを璃久の攻撃終わりに狙う。右カーフを蹴ってパンチに繋ぐ璃久、それをブロックして右を打ち返す藤村。手数を出す璃久が右カーフで藤村の身体を泳がせるが、藤村はすぐに前へ出て右ストレートと左フックを打っていく。その右ストレートがビッグヒットし、璃久は大きく後退。  3R、右カーフを蹴って前に出る璃久だが、藤村の右フックをもらって首を捻りながら後退。ワンツーで前に出る藤村がまたも右でヒットを奪い、璃久も負けじとガードの上から連打を見舞い右カーフを蹴る。リングを大きく回り込む璃久に襲い掛かる藤村。璃久も左右フックからヒザで前へ出る。そこへ藤村の右ストレート。しかし、璃久の右カーフも強烈だ。足を止めて打ち合う両者。互いにヒットを奪うが、回転力で璃久が打ち勝っているように見える。試合終了のゴングが鳴った直後に、璃久の右フックがヒットして藤村はダウンも、これは試合終了後だった。  判定は3-0で璃久の勝利。決勝で小田尋久との対戦が決まった。  璃久はマイクを持つと「俺さ、大阪でずっとやっていて後楽園でKrushの舞台でベルト(の懸かった試合を)組んでもらって、申しわけないですけれど今日も藤村選手の応援が多かったけれど、僕らは本気でやっているので命懸けてやっているので、命懸けて本気で応援してくれたら本気で命懸けて戦えます。大阪同士やけど、バチバチ盛り上げてしっかり締めくくって盛り上げるのでよろしくお願いします」と訴えるようにアピール。  小田は「璃久くんと決勝が決まったけれど、僕は全然2対1でも勝てるくらい僕はやれるのかなと思いました。めちゃめちゃ熱い試合でしたけれど僕が8月はしっかり倒して、東京で大阪同士の対決って珍しいと思うので、東京に大阪人をいっぱい連れてきてホールをいっぱいにして盛り上げて、Krushの王者になりたいと思います」と勇ましく語った。 [nextpage] ▼第7試合【株式会社青山ビジネスコンサルタンツ Presents】第5代Krushスーパー・ウェルター級王座決定トーナメント準決勝(1)3分3R延長1R×森田奈男樹(エイワスポーツジム)KO 3R 1分37秒 ※左フック〇小田尋久(TEAM3K)※小田が決勝戦へ進出。  森田はフルコンタクト空手出身で第4回JFKO全日本選手権軽重量級優勝など数々の実績を持つ。2021年6月のKrushでプロデビューすると5連勝4連続KO勝ちをマークしたが、2022年4月にK-1初出場でジョムトーンにKO負けで初黒星。2023年3月、ベテランの山崎陽一に判定勝ちして再起したのもつかの間、7月に璃久にKO負けを喫した。12月にアリヤン・モハマディを左フックでKOして再起を飾っている。戦績は6勝(4KO)2敗。  新極真会出身の空手家である小田は2021年11月に『DEEP☆KICK』でプロデビュー。2023年2月の『Krush』から参戦して5戦5勝(3KO)とプロ無敗の快進撃を続けていたが、2023年11月、フランス遠征でのWAKO K-1ルール世界ミドル級(-75kg)タイトルマッチで初黒星。2024年2月にはKNOCK OUTに乗り込み中島弘貴に延長戦で判定勝ち。ハイ・ミドル・ロー、後ろ廻し蹴り、胴廻し回転蹴りと空手家らしく蹴り技を多用するスタイル。戦績は6勝(3KO)1敗。  1R、互いにパンチから蹴り、蹴りからパンチと攻撃をつなぐ。ミドルを蹴り合い、ローを蹴り合う。森田は距離をつくり、小田は距離を潰しに行く。森田の左フックをかわした小田が右フック。  2R、左ローを蹴っていく森田へ小田が右ストレート。森田はジャブ、前蹴りで小田の圧を跳ね返すが、小田は右ストレートで入って来る。小田はジャブをボディに打ち、顔面へつないでいく。森田は蹴りを当てるがパンチがなかなかヒットしない。サウスポーになった小田へ森田が右ミドルで快音を響かせる。  3Rも圧をかけるのは小田。左右フックから左ロー。森田は左ミドルを返すが、小田が左フックでヒットを奪う。森田のパンチはしっかりブロックする小田は左右フックを打ち返し、小田にフックを浴びせる。森田が左ローからの左フックを空振りしたところに小田が左フックを振り抜き、森田が倒れ小田のKO勝ちとなった。  大喜びの小田はマイクを持つと「まだ応援してくれる人たちは少ないんですけれど、その人たちのために絶対に勝って決勝行ってベルトを獲るという強い気持ちで動いています。絶対にどっちが上がってきてもKOで倒して、Krushの名にふさわしい王者になろうと思っています」と優勝宣言した。 [nextpage] ▼第6試合 Krushスーパー・フェザー級 3分3R延長1R×西元也史(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)判定0-3 ※26-28×3〇目黒翔大(優弥道場)  西元は15勝のうち12勝がKO勝ちというK-1 GROUPきってのハードヒッター。2022年9月の「第5代K-1スーパー・フェザー級王座決定トーナメント」のリザーブファイトで山本直樹を撃破し、12月にKrushスーパー・フェザー級タイトルマッチに臨んだが王者・中島千博に判定3-0で敗れた。2023年、中国遠征試合を行ってダウンを奪っての勝利で再起したのもつかの間、7月に髙橋直輝、11月に松山勇汰に敗れ連敗中。戦績は15勝(12KO)11敗2分。1月にMIOとの結婚を発表した。  目黒は8勝(2KO)6敗2分のサウスポーで、3連敗から2022年11月に松本和樹から勝利を収めると、2023年7月にKNOCK OUTとの対抗戦で新田宗一朗から勝利を収めるなど4連勝を飾った。前戦は2023年11月に友尊から判定勝ち。山本優弥を師匠に持ち、しぶといファイトを身上とする。  1R、左フックを狙っていく西元にサウスポーの目黒は右ロー。西元が右三日月を突き刺し、右カーフを蹴る。目黒は頭をつけるようにして左右ボディの連打。西元は右カーフから日だs李ボディ、右三日月。コーナーへ詰めた西元が右ストレートを放った直後、目黒が右フックの相打ちでしっかり当ててダウンを奪う。  2R、西元が勝負を仕掛けて右ハイキック。目黒は外側と内側から西元の前足へカーフキック。右ストレートからの引っ掛けるような右フックで目黒がバランスを崩すとダウンがコールされる。距離を詰めて細かくパンチを打つ目黒に、西元は飛びヒザ蹴りを放つ。距離を詰めてショートよりもショートなパンチを打つ目黒に、西元はやりにくそうだ。  3R、目黒は右フックからの左アッパー、近距離で右フックを打つ。西元はヒザで対抗するが目黒の“ゼロ距離殺法”でなかなか攻撃を出せない。揉み合いの中、目黒が右ストレートをヒットさせ、西元がヒザを折ってダウン。ガードを固めて潜り込むようにくっつく目黒へ西元が左右フックとヒザ、目黒は左を一発当ててはくっつく。西元が左フックを一発当てると、その何倍もショートで打ち返す目黒。  西元は自分の試合をやらせてもらえず、目黒が予告通り“目黒ワールド”に引きずり込んでの“セロ距離殺法”で格上の西元からも勝利を奪い取った。 [nextpage] ▼第5試合 Krushスーパー・バンタム級 3分3R延長1R〇鬼山桃太朗(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST/第6代Bigbangスーパー・バンタム級王者)延長R 判定2-1 ※10-9×2、9-10×黒田勇斗(K-1ジム心斎橋チームレパード)※本戦の判定は29-30、29-29、30-30。  鬼山は岡山県出身で「鬼に育てられた桃太郎」というキャラクター設定なのだという。2020年11月の『Super Bigbang』にてBigbangスーパーバンタム級王座を獲得。2021年8月・10月に行われた「第7代Krushスーパー・バンタム級王座決定トーナメント」では決勝に進出したが、璃明武にKOで敗れた。2022年2月の「第3代K-1スーパー・バンタム級王座決定トーナメント」では1回戦で玖村将史にKO負け。10月のKrushで野田蒼をKOで破り再起を果たした。戦績は7勝(2KO)5敗。  黒田は2018年5月からK-1 JAPAN GROUPに参戦し、林勇汰、森坂陸、蒼士、椿原龍矢、小倉尚也らと対戦。2021年8月・10月に行われた「第7代Krushスーパー・バンタム級王座決定トーナメント」では準決勝に進出するも璃明武に敗れ、2023年2月の「K-1 WORLD GP第3代スーパー・バンタム級王座決定トーナメント」では1回戦で金子晃大に敗れ、10月には倉田永輝にも敗れて3連敗を喫したが、2023年6月と9月に連勝を飾った。戦績は7勝12敗1分。174cmの長身を誇る。  1R、鬼山はオーバーハンドを狙いつつ右カーフを狙い撃ち。黒田も負けじと右カーフを蹴り返し、鬼山が頭を下げてフックを打とうとするところへヒザを突き上げる。  2R、前に出る鬼山はジャブで入ってボディから左フック。黒田はジャブと前蹴り、左ミドルと右ヒザ。鬼山はすぐに距離を詰めて左フック。黒田は鬼山の攻撃をよく見てかわし、パンチとミドルを当てていく。  3Rも距離を詰めようとする鬼山に黒田はジャブ、鬼山は右フックを打つ。徹底的にジャブを突く黒田は狙いすました右ストレート、左ミドルも。それでも鬼山は距離を詰めて左右ボディと左フックを放つ。黒田はよく見てそのフックをかわす。至近距離で黒田も打ち合い、右アッパー、左フックをヒット。鬼山も左右フックとボディを当てる。次第に鬼山のアグレッシブな動きが目立ち始め、黒田はもらっていないが受けに回っておりこれが判定にどう影響するか。  判定はジャッジ1名が黒田を支持したがドロー。延長戦へ突入する。前に出る鬼山が右ボディ、黒田は左ミドルの連打で反撃する。黒田はワンツー、左ミドルを当てて下がり、鬼山が前へ出て右ローを蹴る。黒田は左インローから左ミドル、強い右も打つ、。パンチをかわした鬼山には左ヒザを突き刺す。鬼山は左フックからの右フック、これで黒田が一瞬ヒザを折り曲げる。一気に連打で詰める鬼山だが黒田もヒザで反撃。気迫で前に出る鬼山が左フック。黒田もコツコツと当てているが、鬼山の方の一発がインパクトが強い。  判定は2-1と割れたが、前に出た鬼山が勝利を収めた。 [nextpage] ▼第4試合 Krushスーパー・ライト級 3分3R延長1R×斉藤雄太(K-1ジム五反田チームキングス)KO 1R 1分44秒〇加藤 港(WSRフェアテックス三ノ輪)  斉藤は2020年12月に得意の右ストレート&フックで寺島輝にTKO勝ちした一戦が光るが、2021年4月から2023年11月の川﨑聖亮朗戦まで泥沼の5連敗(4KO)。戦績を5勝(4KO)12敗としており、連敗を脱出したいところ。エステサロンを経営する社長でもある。  加藤はベテランで、安保瑠輝也、石川直生、山本真弘らと拳を交えてきた。2021年はKrushで2試合行い、連勝を収めている。2023年9月にはBigbangスーパーライト級王座決定戦に臨むも琢磨に敗れて戴冠ならず。戦績は11勝(6KO)12敗3分。  1R、斉藤は独特の低い構えから右フック、加藤は右を一発ヒットさせると一気にラッシュをかけ、斉藤に左右の強打を浴びせる。ロープを背負う斉藤はすでに足元がふらつき、加藤が左フックでダウンを奪う。  斉藤は立ち上がるもまともに立つことが出来ず、ふらつくが試合は続行。加藤が右ボディを打ったところで、斉藤は左フックを空振りしてそのまま倒れ、ここでようやくレフェリーがストップした。  KO勝ちした加藤は「楽しい試合が出来ました。ライト級でやっていこうと思うので、伊藤選手にたどり着くまで頑張りたいと思います」と、今後はライト級で王座を狙っていきたいとした。 [nextpage] ▼第3試合 Krush女子ミニマム級 3分3R延長1R〇美伶(WARRIOR OSAKA)KO 2R 0分49秒×Yuka☆(SHINE沖縄/NJKFミネルヴァライトフライ級王者)  美伶は空手をバックボーンに持ち、関西屈指のハードパンチャーとして活躍。極真系の世界大会に出場してベスト8入賞、2018年に開催されたJFKO主催『第1回国際フルコンタクト空手道選手権大会』にも出場している。K-1アマチュア大会で活躍し、第8回K-1アマチュア全日本大会で優勝した実績も持つ。2019年11月に19歳でプロデビュー。2021年3月に同じく空手出身のケイト・ウィラサクレックを判定で破り、3戦目にして12月のK-1で高梨knuckle美穂の相手に抜擢されて判定で敗れるも、延長戦までもつれ込む接戦を演じた。今回は2022年3月の真美戦以来のKrush参戦となる。戦績は3勝1敗。  Yukaは産後のダイエット目的で格闘技を始め、3児の母として38歳でプロデビューした遅咲きのファイター。地元沖縄でデビュー後、2022年2月にK-1初参戦で高梨knuckle美穂と対戦。結果は判定負けだったものの、高梨とノンストップの打ち合いで真っ向勝負して会場を沸かせた。K-1 GROUPでは2連勝後、池内紀子に延長判定で敗れている。2023年11月に喜多村美紀との王座決定戦を制してミネルヴァ王者となった。2024年3月の新日本キックではバビルスとドロー。  1R、前に出てローを蹴るYukaに、ミレイは右カーフと左フック。見合う場面もある両者慎重な出足。  2R、右ストレートをヒットさせた美伶に、即座にYukaが右ストレートを打ち返したが、そこへ美伶が右ストレートを合わせてダウンを奪う。かなりダメージが濃く足元がふらつくYukaに、美伶が左ストレートを突き刺して鮮やかなKO勝ち。  マイクを持った美伶は「2年前、前十字怪我してほんま心折れそうになったけれど、いろいろな人に支えられてリングに戻ってくることができました。ありがとうございます。このまま美伶が引っ張っていくのよろしくお願いします」とアピールした。 [nextpage] ▼第2試合 Krushスーパー・バンタム級 3分3R延長1R×豊田優輝(BELLWOOD FIGHT TEAM/K-1カレッジ2019 -60kg優勝)KO 3R 1分29秒 ※左フック〇龍翔(EX ARES/MA日本キックボクシング連盟JAPAN CUPスーパーバンタム級王者)  鈴木博昭率いるBELLWOOD FIGHT TEAMの豊田は4勝(2KO)8敗1分。RISEフェザー級王者・門口佳佑を擁するEX ARESに移籍した龍翔は4勝(1KO)1敗。セコンドには門口、大森隆之介が就く。  1R、サウスポーの豊田hだ左右ロー、龍翔は距離を詰めて右ストレート、左ボディ、右ヒザ。豊田のワンツーをもらう龍翔は鼻から出血も下がらず左右ボディを打ち続ける。龍翔がよく伸びる右ストレート、豊田は右フック。カウンターの右フック、リターンの左ストレートと的確に攻撃を当てていく豊田。  2R、前に出てくる龍翔にパンチを当てていく豊田。特に右フックと左のカウンターが出る。龍翔は打たれながらも前へ出て左フックを狙う。龍翔にはバッティングによる注意。  3Rも前に出る龍翔に豊田は右アッパー。前に出続ける龍翔は鼻から出血し、顔面は血だらけ。豊田がそこへ的確な攻撃を当てていったが、ひたすら前に出てパンチを出し続けていた龍翔の左フックがついにさく裂。豊田は大の字になって倒れ、龍翔が一発でKO勝ちした。 [nextpage] ▼第1試合 Krushフライ級 3分3R延長1R×宗一郎(朝久道場/第3代KPKBバンタム級王者)判定0-3 ※27-30、28-30、26-30〇東虎之介(都城大叶ジム/PRINCE REVOLUTION -52kg級王者)  宗一郎は2021年10月からKrushに参戦し、これまで2勝3敗1分。前戦は2023年10月に大夢にKO負けしている。戦績は5勝4敗1分。  東は2023年9月にKrush初参戦、長野翔に敗れて今回が2度目の参戦。戦績は4勝(1KO)1敗。  1R、前に出る宗一郎にサウスポーの東が左ストレートからの右フックでダウンを奪う。左右に構えをスイッチする宗一郎は飛び込みの右フック、左右フックで前へ出る。東はジャブで対抗。  2R、ジャブを当てていく東は左フック、右フック、左ストレートにつなぎ、宗一郎が頭を下げながらフックで入ってくるとヒザで迎え撃つ。前に出ようとする宗一郎をジャブで迎え撃つ東。宗一郎は東のジャブにバックハンドブローを合わせようとするが空振り。ジャブを突きまくる東。  3Rもジャブを突きまくる東に目黒翔大は左ロー、左右フック。その左右フックをダッキングでかわし、ジャブ、ヒザで迎え撃つ東。  1Rにダウンを奪った東が判定3-0で勝利した。 [nextpage] ▼プレリミナリーファイト第3試合 Krushライト級 3分3R△下村泰平(K-1ジム総本部チームペガサス)ドロー 判定0-0 ※28-28×3△瑠唯(リーブルロア)  1R、右カーフを狙い撃ちにする下村に瑠唯は右ストレートを狙う。バッティングで瑠唯が流血。瑠唯は思い切った右フックを繰り出しこれが下村を良く捉える。瑠唯が右ハイでダウンを奪った。  2R、前に出る下村だが瑠唯の右を被弾。しかし、打ち合いになると下村が右をヒットさせ、瑠唯はホールディングでこの難を凌ぐ。回復してきた瑠唯は右フックを打ち、下村も右ストレートで打ち合う。  3Rも右を当てていく瑠唯へ下村はジャブを何度も突き刺す。ジャブをもらって下がる瑠唯だが、右ストレート&右フックを強打して反撃。下村も打ち合って一歩も退かず、両者痛み分けのドローとなった。 [nextpage] ▼プレリミナリーファイト第2試合 Krushスーパー・バンタム級 3分3R〇渚(K-1ジム五反田チームキングス)判定2-0 ※30-29×2、30-30×遼/Ryo(JANJIRA GYM)  1R、サウスポーの遼/Ryoは奥足への左ローを狙っていくが、2度ローブローとなってしまい試合は中断。ならばと遼/Ryoは左ミドルを蹴っていき、渚も左ミドルで応戦。  2R、左の蹴りを多用する遼/Ryoに渚も右ミドルで応戦。遼/Ryoは奥足を左ローで狙い続ける。動き回る遼/Ryoへ渚が右ミドルからの右ストレートをクリーンヒット。  3R、下がる遼/Ryoを追う渚がワンツーから右ミドル、渚のローをキャッチしてしまう遼/Ryo。渚は最後まで追っていき、ハイキックとワンツー。  前へ出て渚が判定勝利をもぎ取った。 [nextpage] ▼プレリミナリーファイト第1試合 Krush女子アトム級 2分3R〇大西日和(K-1ジム福岡チームbeginning)KO 3R 1分15秒 ※左ストレート×aimi-(DANGER GYM)  1R、ミドルの蹴り合いが続いた後、サウスポーの大西が左フックでダウンを奪う。さらに左ストレートでダウンを追加。aimi-も右ストレートで反撃。  2R、左ミドルをバンバンと蹴り、相手のパンチを誘ってaimi-がパンチを出してくると左のカウンターで迎え撃つ大西。  3Rも左ミドルを蹴っていく大西にaimi-も蹴りで応戦。aimi-が右を打った直後、大西が左ストレートをリターンし、aimi-はこの試合3度目のダウン。レフェリーがここでストップを告げ、大西のKO勝ちとなった。
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