福田海斗(左)がタイ人選手を相手にハンディを負う一戦が組まれた(C)ムエタイスーパーファイト
2024年6月30日(日)名古屋で開催されるムエタイビックイベント『Suk Wanchai MuayThai Super Fight』への出場が発表された、ヨードクンスックと対戦する福田海斗(キング・ムエ)と、大和哲也(大和ジム)と対戦するゲーウガンワン・ロットスワイジャッジェーンサイプリゥ(タイ)が、その前哨戦として5月28日(火)ランシットスタジアムで開催されるペッティンディー系興行『スックムエマンサナンムアン』のメインイベントに揃って出場することが決まった。
タイのTV『True4U』での生中継がある第1部のメインを務めるのは福田海斗。福田は6月30日(日)の『Suk Wanchai MuayThai Super Fight』ではベテランの元王者ヨードクンスックとの試合が決まっているが、5月28日(火)では急成長の注目株オーレー・ラックカイディーチャーと対戦。オーレーは若干16歳の新鋭、このところ5戦5勝(3KO)と絶好調。今年4月にはフェザー級トップの一角を担うペッチョラターンを判定で下しギャンブラーをあっと言わせた。そして今回、さらなる上位トップ選手である福田海斗との対戦が組まれたということだ。
オーレーのファイトスタイルは福田と同じ“ムエブー”(前に出て戦うスタイル)で、ヒザが得意との事。お互い似たスタイルのため真っ向勝負でどちらが根負けするか、我慢比べの戦いとなりそうだ。なお、この試合は福田が128ポンド、オーレーが129ポンドで福田が1ポンドのハンディを負う。
第2部のメインはゲーウガンワン。タイのリングではこのところトンノイ・ファイタームエタイ(25日のラジャダムナンスタジアムでライト級のタイトルマッチに挑む)に2連敗しているゲーウガンワン。今回は是非とも勝利を得たいところだが、今回もトップ選手らしく強豪が立ちはだかる。
今回の対戦相手はチャンスック・ペッティンディーアカデミー。名門中の名門ペッティンディーアカデミーの期待の新鋭で現在18歳。なんと最近の戦績は11戦10勝1敗の好成績を挙げており、トップファイターであるゲーウガンワンに白羽の矢が立った。
奇しくも福田海斗もゲーウガンワンも10代の伸び盛りの選手を迎え撃つこととなったが、本場のムエタイの世界はこのように惜しげもなくトップ選手と成長株の若手をマッチメイクすることでその新陳代謝が活発となっている。ベテランの域に達している福田海斗もゲーウガンワンもここで若手の前に立ちはだかることが出来るか、そしてそれぞれさらなるレベルへ到達出来るか、6・30「Suk Wanchai MuayThai Super Fight」の前哨戦を迎える。
「スック ムエマンサナンムアン」
2024年5月28日(火)ランシットスタジアム
▼第4試合 第1部メインイベント 128-129ポンド契約 3分5R
カイト・ルーククロンタン(=福田海斗/キング・ムエ/元WPMFムエタイ世界フライ級王者、元タイ国プロムエタイ協会フライ級王者、元True4Uスーパーフライ級・バンタム級王者、元IMSAスーパーバンタム級王者/128ポンド)
オーレー・ラックカイディーチャー(タイ/129ポンド)
▼第8試合 第2部メインイベント 135ポンド契約 3分5R
ゲーウガンワン・ロットスワイジャッジェーンサイプリゥ(タイ/元ルンピニースタジアム&プロムエタイ協会130ポンド王者、元「True4U」130ポンド王者、元CPフレッシュマートトーナメント130ポンド優勝)
チャンスック・ペッティンディーアカデミー(タイ)