ムエタイ
レポート

【ONE FF】片島聡志がKOでボーナスゲット!ティーヤイの強打で佐藤執斗が48秒KO負け、エストゥピニヤンが大森弘太を27秒KOで衝撃デビュー

2024/05/24 22:05
ONE FRIDAY FIGHTS 642024年5月24日(金)タイ・ルンピニースタジアム※U-NEXTにてLIVE配信 ▼第6試合 キャッチウェイト(120LBS)ムエタイ 3分3R○ティーヤイ・PK・センチャイ(タイ)KO 1R 0分48秒 ※右フック×佐藤執斗(グラップリングシュートボクサーズ/SB日本バンタム級王者)  佐藤はトリッキーな動きから繰り出す蹴り技を得意とする、SB中部地区を代表する選手。2021年12月には伏見和之と激闘を繰り広げ、4R KOで初代SB日本バンタム級王者に輝いた。2023年6月のOFG戦でサンチャイ・TEPPENGYMをKOし、11月にはRISEスーパーフライ級5位の翼にもOFG戦でKO勝ちするなど6連続KO勝ち。その勢いで2024年3月の『ONE Friday Fights 56』でONEに初参戦するもラック・エラワンにKO負けを喫した。戦績は18勝(11KO)19敗1分1無効試合。  ONEでの再起戦を迎える佐藤の相手ティーヤイは、2023年2月の『ONE Friday Fights 5』に初参戦すると、ジェルテ・ブロマートにTKO勝ち。その後、ギリシャ、タイ、イラクの選手に4連勝を飾ったが、前戦1月のマジッド・カリミにはKO負けでONE初黒星。佐藤と同じく再起戦となる。元7チャンネル王者、元ルンピニー108P王者でもあるという。戦績は59勝21敗。  1R、佐藤が左インローからの前蹴りで先制。ティーヤイの右ローには前蹴りを返す。右ローを狙い撃ちにしてくるティーヤイに佐藤は前蹴りを多用し、前蹴りから飛びヒザを繰り出す。  佐藤が右フックから左ミドル2発、そして前蹴り。ティーヤイは左へ少しずつ動き、佐藤が左フックを放って来ると右クロスを被せる。この強烈な一撃を耳の後ろ付近にもらった佐藤はフラつきながら後退し、そのまま後ろに倒れた。レフェリーは様子を見て即座にストップ。ティーヤイが衝撃KO勝利を収めた。  大声援を受けるティーヤイは35万バーツ(約150万円)のボーナスを手にし、「嬉しいです。家族のために使います」と笑顔でインタビューに答えた。 [nextpage] ▼第5試合 キャッチウェイト(141LBS)ムエタイ 3分3R○ジョハン・エストゥピニヤン(コロンビア)KO 1R 0分27秒 ※左フック×大森弘太(センチャイムエタイジム)  大森は弘・センチャイジムのリングネームで活躍。アマチュア無敗で2023年2月にプロデビューし、ジャパン・キックボクシング・イノベーションを主戦場にしてきた。2024年3月の前戦は『Bigbang] にて林京平に初回KO負け。戦績は5勝3敗。  対するエストゥピニヤンは今回がONE初参戦。アマチュアムエタイのIFMAで金メダル。戦績は22戦全勝で、MMAでも1勝1敗の戦績を持つ。  1R、いきなり走るように飛び込むエストゥピニヤンの左フックでバランスを崩す大森。右ヒジのカウンターで右アッパーをもらい、目が飛んだ大森へエストゥピニヤンは右ハイキックからの左フック。大森は気を失って倒れ、エストゥピニヤンのKO勝ちとなった。  35万バーツ(約150万円)のボーナスを受け取り、大喜びでジャンプするエストゥピニヤン。バック宙も見せた。「自分が一番だ、ONEで一番になるんだ」とアピールした。 [nextpage] ▼第2試合 キャッチウェイト(57.15kg)ムエタイ 3分3R×チャン・ルーミン(中国)KO 2R 0分43秒 ※左ボディ○片島聡志(Kick Life)  片島は2010年9月デビューの33歳ベテランで、元WPMF世界スーパーフライ級王者。そのほとんどのキャリアをムエタイルールで積んできた。2024年2月にはRIZIN佐賀大会に出場し、石郷慶人から判定勝ち。4月の『ONE Friday Fights 58』でONEに初参戦したが、石井寿来(=ジュライ・ウォーワンチャイ)との日本人対決で判定負け。戦績は30勝23敗。  ルーミンは今回がONE初出場の21歳。戦績は7勝4敗。  1R、前蹴りを出す片島にルーミンはスピードのあるワンツーから後ろ廻し蹴りを見せる。勢いのあるルーミンは全弾フルパワーのような攻撃を繰り出し、バックハンドブローも放つ。そのバックブローをかわした片島の右ストレートで一瞬ダウン仕掛けるルーミン。好戦的なルーミンは打ち合いに行き、ヒジでも出し合う。  しかし、残り1分を過ぎると序盤の勢いがなくなってきたルーミン。疲労を感じさせるルーミンに片島はボディへの前蹴り、左ストレートからボディの連打。さらに首相撲でコカす。コーナーに詰まるルーミンへ右ヒジの連打を見舞った片島。  2Rも前蹴りをボディに連打、右ストレートからボディを叩く片島。ジャブの連打で下がるルーミンに片島が右ボディを連打、そして右ヒジから左ボディを決めると、ルーミンはその場に崩れ落ちて片島のKO勝ちとなった。  片島には35万バーツ(約150万円)のボーナス。「めっちゃ嬉しいです。家族で旅行に行きます」と、片島は笑顔を輝かせた。
全文を読む

MAGAZINE

ゴング格闘技 NO.332
2024年5月23日発売
特集「格闘サマーウォーズ」では堀口恭司vs.ペティス再戦、『超RIZIN.3』朝倉未来vs.平本蓮プレビューや、平良達郎、鶴屋怜、渡辺華奈、野杁正明、海人、クレベル、鈴木千裕の大一番に迫る!
ブラジリアン柔術&総合格闘技専門店 ブルテリアブラジリアン柔術&総合格闘技専門店 ブルテリア

関連するイベント