ONE2戦目の片島(右)が中国の若手選手にKO勝ち(C)ONE Championship
ONE FRIDAY FIGHTS 64
2024年5月24日(金)タイ・ルンピニースタジアム
※U-NEXTにてLIVE配信
▼第6試合 キャッチウェイト(120LBS)ムエタイ 3分3R
○ティーヤイ・PK・センチャイ(タイ)
KO 1R 0分48秒 ※右フック
×佐藤執斗(グラップリングシュートボクサーズ/SB日本バンタム級王者)
佐藤はトリッキーな動きから繰り出す蹴り技を得意とする、SB中部地区を代表する選手。2021年12月には伏見和之と激闘を繰り広げ、4R KOで初代SB日本バンタム級王者に輝いた。2023年6月のOFG戦でサンチャイ・TEPPENGYMをKOし、11月にはRISEスーパーフライ級5位の翼にもOFG戦でKO勝ちするなど6連続KO勝ち。その勢いで2024年3月の『ONE Friday Fights 56』でONEに初参戦するもラック・エラワンにKO負けを喫した。戦績は18勝(11KO)19敗1分1無効試合。
ONEでの再起戦を迎える佐藤の相手ティーヤイは、2023年2月の『ONE Friday Fights 5』に初参戦すると、ジェルテ・ブロマートにTKO勝ち。その後、ギリシャ、タイ、イラクの選手に4連勝を飾ったが、前戦1月のマジッド・カリミにはKO負けでONE初黒星。佐藤と同じく再起戦となる。元7チャンネル王者、元ルンピニー108P王者でもあるという。戦績は59勝21敗。
1R、佐藤が左インローからの前蹴りで先制。ティーヤイの右ローには前蹴りを返す。右ローを狙い撃ちにしてくるティーヤイに佐藤は前蹴りを多用し、前蹴りから飛びヒザを繰り出す。
佐藤が右フックから左ミドル2発、そして前蹴り。ティーヤイは左へ少しずつ動き、佐藤が左フックを放って来ると右クロスを被せる。この強烈な一撃を耳の後ろ付近にもらった佐藤はフラつきながら後退し、そのまま後ろに倒れた。レフェリーは様子を見て即座にストップ。ティーヤイが衝撃KO勝利を収めた。
大声援を受けるティーヤイは35万バーツ(約150万円)のボーナスを手にし、「嬉しいです。家族のために使います」と笑顔でインタビューに答えた。