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【RIZIN】芦澤竜誠vs.皇治のベアナックルルール戦について、榊原CEO「MMAの方向でまとめたいが、2人がベアナックルでしたいなら、BKFCにも話して調整するか」

2024/05/24 18:05
 2024年5月24日(金)都内にて記者会見が行われ、7月28日(日)さいたまスーパーアリーナ『超RIZIN.3』の追加対戦カードが発表された。  MMAバンタム級(-61.0kg)5分3Rで、芦澤竜誠(フリー)vs.皇治(TEAM ONE)の再戦が決定した。両者は2023年4月、キックルールで対戦し、芦澤が皇治に判定勝ちしている。  しかし、会見では芦澤が皇治とのMMA戦を拒否。大乱闘を起こした。  芦澤は「MMAでの皇治再戦やる必要ないだろ。1年前に俺が皇治と大阪のメインイベントで勝っているんだから。で、大晦日で俺と皇治がデビューして、俺は太田忍に負けてコイツは三浦孝太に勝っただけでしょ。こんなMMA素人同士の試合、見たくねーだろ。なんで俺らがもう1回ここでMMAで再戦になんのかなって思ってる」と、主張。  続けて芦澤は、「だったらベアナックルでやろうぜ」とベアナックルファイトで再戦しようと提案。皇治が「お前ビビっとんのか。お前が『MMAやる』言うたからMMAに来たんや」と苦笑すると、芦澤は「ベアナックルでやろうぜ。お前とは喧嘩してえわ。お前とはベアナックル以外でやらないわ。終わり」と、ベアナックル以外では戦わないと勝手に宣言した。  乱闘後に一人、会見場に戻った皇治は、「本物のファイターは諦めないことですからね。グチャグチャになってもやりますよ。ってか俺、ベアナックルホンマ強いですよ?(芦澤の乱闘に)キスかなってくらいなんともなかったもん。ベアナックルさしたら強いかもしれん。俺の天職を社長が持ってきたかもしれへんね。彼はMMAビビってんじゃないですか? 彼がMMAやる言うから俺MMA来たのに、それでMMAやらんとかどういうことやねん? 自信無いんちゃいます?」と、芦澤の突然のルール変更要求は、MMAへの自信の無さを現れと一蹴した。  会見後、芦澤vs.皇治の乱闘について問われた榊原信行CEOは、「交わらせると段取りでもなんでもなくああいうことが起きちゃう。スイッチが入っちゃう。狙って組んでるわけではないんですけどね。過剰に(乱闘に)なることは求めてはいない。『とにかく暴れないように』って注意勧告したんですが……。(盛り上がるからいいというわけではない?)いや、盛り上がってないじゃないですかね(苦笑)。“またかよ”という感じで。挑発して盛り上げる気はないです。会見のありかたも含めて考えないと」と、事前に注意はしていたという。  そして芦澤vs.皇治のルールについて、「(MMAルールを)了承してなければ僕らも発表しない。(芦澤も)『MMAしかやらない』って言ってるんだから。僕らはなんも決まってないのに連れてきて発表してるわけではないんで。(芦澤が)皆さんの前に出てきて、ファンに届く形の配信の中で違う思いが突然降って湧いたのかな。ベアナックルのルールでやりたいなんて誰も一度も聞いたことがない。MMAの方向でまとめようと思う。ベアナックルファイトって言われても、向こう(BKFC)がレフェリー連れてきてやったのがこの間で、レフェリングしたりジャッジするのが、JMOCも勉強を始めたばかりでいない」と、芦澤のベアナックルファイトルールでの対戦を否定。  一方で、「7月28日はベアナックルとも話をして、彼らのマッチメイクした試合を組もうと思ってる。そのなかに1試合追加するのか。どうしても二人がそう(ベアナックルで)したいなら、BKFCにも話して調整するのかな」と、両者が望むのであれば、BKFCと話すとも語った。  その上であらためて「基本、MMA。転向して1年数カ月のそれぞれの進化、レベルを見たいところもある。MMAでの勝ち負けが次のMMAの進化に繋がっていくはず」と、今後、両者がMMAファイターとして戦うのであれば、MMAで戦うべき、とした。  果たして、芦澤vs.皇治のルールは当初の予定通り、オープンフィンガーグローブのMMAか、あるいは急遽ベアナックルファイトになるのか。ベアナックルを望む芦澤、頭突きもできるという皇治、両者の希望を採り入れると、まさかの素手ヴァーリトゥードも考えられるが……。
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