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【K-1】松谷綺が韓国の18歳王者を迎え撃つ「K-1の強さを証明するためにも完璧に仕上げて完封して勝ちたい」対抗戦に敗れた菅原美優に厳しい意見も

2024/05/22 17:05
【K-1】松谷綺が韓国の18歳王者を迎え撃つ「K-1の強さを証明するためにも完璧に仕上げて完封して勝ちたい」対抗戦に敗れた菅原美優に厳しい意見も

6月1日に21歳になる松谷よりも、さらに若いユジュンが今回の対戦相手に

 2024年7月7日(日)東京・国立代々木競技場第二体育館『K-1 WORLD MAX 2024』の対戦カード発表記者会見が、5月22日(水)都内にて行われた。

 女子アトム級3分3R延長1Rで、Krush女子アトム級王者・松谷綺(ALONZA ABLAZE)がチョン・ユジュン(韓国/BAEBANG KANGSUNG GYM)と対戦する。


 松谷は兄・桐と共に2021年7月から卜部功也が代表を務めるALONZAに所属。2021年8月にKrush初参戦を果たし、森川侑凜からダウンを奪って判定勝ち。2022年6月の「K-1初代女子アトム級王座決定トーナメント」1回戦で菅原美優に判定2-0で敗れ、プロ8戦目にして初黒星もその後は再び連勝し、2023年7月に初代K-1女子アトム級王者のパヤーフォンを延長戦の末に降した。11月には奥脇奈々に勝利し、第4代Krush女子アトム級王座に就いた。戦績は9勝1敗2分。

 ユジュンは18歳の若さでRefresh女子-50kg王者となり、戦績は7勝3敗。しなやかな蹴りを武器にするという。今回が初参戦。

 宮田充Krushプロデューサーは「松谷選手は今年まだ試合をしていなかったので、防衛戦も考えたんですがK-1に抜擢してみようということになりました。K-1女子アトム王者の菅原美優選手がそう長くはやらないとの発信をしている中で、松谷選手は6月1日に21歳になる。どんどん大きい舞台に引っ張り上げようというのがマッチメイクの狙いです」と説明。女子のカードはこの1カードだけになると言い、「ファンにグサッと刺さる試合を期待したい」とした。


 最初にユジュンからは「K-1の舞台に立つことになって松谷選手が相手で光栄です。上手い選手だと知っておりますが、自分の武器で試合を盛り上げたい。私は私のために最善を尽くします」とのコメントが読み上げられた。

 会見に出席した松谷は「王者になって今年一発目の試合なので、ファンの皆さんにも期待してもらっていると思うので、王者らしい盛り上がる試合をして期待に応えられるように頑張ります」と挨拶。

 ユジュンについては「普段48~50kgで試合をしている選手で、50kgでタイトルも獲っている。少し身体が大きいと思ったのと、パワーがある印象です」と評する。

 同席したカルロス菊田K-1プロデューサーと宮田Pが、ユジュンが18歳であることを何度も強調していたことをどう思ったかとの質問には「今までは年上の選手に挑戦する形でしたが、18,19歳とどんどん強い選手が伸びてきて。でも年下の選手に負けるわけにはいかないのでここでバッチリ決めたいと思います」と年下には負けられないと燃える。さらに「国際戦になるので、K-1の強さを証明するためにも完璧に仕上げて完封して勝ちたいと思います」と宣言した。


 菅原のことについて聞かれると「菅原選手がどうなるのかは分かりませんが、自分のやり方でKrushもK-1も自分が引っ張っていけるように頑張ります」と、女子の先頭に立って盛り上げていきたいと意気込み。

 K-1の女子と言えば3月大会でSAHOがK-1女子フライ級王座を奪取し、海外からの反響も大きかったと伝えられている。それに松谷は「刺激をもらいました。対抗心は階級が違うからないけれど、自分もSAHO選手とKANA選手以上に日本でも海外でも注目を浴びたいと思っています」とする。

 菅原が王者でいるうちに挑戦したいかとの問いには「もちろん菅原選手がやってくれるなら、1回負けているので勝って王者になりたい気持ちもあります。でも、目指すところはK-1王者なので、菅原選手じゃなかったとしても自分がK-1王座を獲れればいいなと思います」と、目標はあくまでもK-1のタイトルだとした。


 その菅原は、RISEとの対抗戦でRISE QUEENアトム級王者・宮﨑小雪に敗れた。その感想を求められると「率直に言うと、会見からやる気が見えないと感じたので、もっと行けたんじゃないかなと思います。試合内容は小雪選手も上手いし、私も1回戦ったことがある(2019年11月にRISEで宮崎と対戦し、引き分けている)ので、自分の思い通りにならないこともあったと思うけれど、自分ならもっと出来るんじゃないかな」と思ったと言い、「やり返したい?」と聞かれると「そうですね」と出来るなら菅原にリベンジしたいとする。

 また、師匠である卜部功也が3月のK-1で2年8カ月ぶりの復帰戦を行ったことには「刺激を受けました。ファイトスタイルもそうですし、ファンのみんなの心が動いたと思うので、自分もああいう試合をしてアツい試合をして功也さんのような選手になりたい」と思ったという。

 6連勝4KO中の松山勇汰がALONZA ABLAZEに移籍したことも発表され、松谷は「彼とは幼なじみで空手時代から知っていて、めちゃくちゃ強い選手。ファイトスタイルも戦い方も上手くてアグレッシブで、自分も好きな戦い方です。技術も凄いあるので教え合ったり、いい刺激になったと思います」と、互いに高め合っていきたいと話した。

 K-1は美男美女のような売り出し方をしたいみたいですけれど、と言われると「それはありがたいです」と笑った。

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