(C)ゴング格闘技
DEEP、GLADIATOR、グラップリング等で活躍し、引退後はファイターや大学レスリングのサポート、Bloom FC実行員会、BreakingDownの公式レフェリーとしても活躍している鬼木貴典氏が、5月18日に末期がんを告白。その治療支援の輪が格闘技界に広がっている。
【写真】2006年5月のDEEPでジョン・ムンソクに初回TKO勝ちした鬼木。
鬼木が現役時代に出場していたDEEPの佐伯繁代表は、「古くからの友人で現在ブレイキングダウンでレフェリーとして活躍している鬼木貴典さんがXでステージ4の癌で余命も残り2ヶ月と投稿がありました。最後の頼みで保険の効かない自由診療にお金が必要です。5月26日のDEEPでの募金や何かできる事があればと思いますので皆さんご協力をお願いします」と、5月26日(日)東京・竹芝のニューピアホールで開催される『DEEP TOKYO IMPACT 2024 3rd ROUND』(昼)および『DEEP JEWELS 45』(夜)にて治療費の募金を行うことを発表した。
同時にBreakingDownも21日の20時から、鬼木の闘病支援のクラウドファンディングを開始。「昨夜20時から開始した鬼木さんのクラウドファンディングですが、皆さんのお陰で、開始から数時間で4400万円を超える金額が集まったため、早期終了とさせていただきました。支援・拡散してくださった皆さん、誠にありがとうございました。集まったご支援金は鬼木さんの治療費や闘病資金に、残りは認定NPO法人日本こども支援協会への寄付にあてさせていただきます」と、22日の12時過ぎに発表している。
昨夜20時から開始した鬼木さんのクラウドファンディングですが、皆さんのお陰で、開始から数時間で4400万円を超える金額が集まったため、早期終了とさせていただきました。
— BreakingDown / ブレイキングダウン (@breakingdown_jp) May 22, 2024
支援・拡散してくださった皆さん、誠にありがとうございました。… pic.twitter.com/s5DUE3qHhc
支援が始まった21日23時半過ぎ、鬼木は、「動画を見て支援してくださった皆様。本当にありがとうございます。溝口さんや(朝倉)海さんや未来さん、BreakingDownの選手の皆様、改めてこうした機会をいただきありがとうございました。病気のことを話した時、溝口さんや海さん、未来さんからも自分たちが治療費を出すと話してくれたのですが、そんなことは、申し訳なくてとてもできないと断りました。ただ、今回クラウドファンディングで、これだけ多くの人にご支援いただいて、自分が本当に沢山の人に支えられていることを実感しました。命を改めて大切にしようと思えました。本当にありがとうございます。必ず治します」と、Xに感謝の言葉と、闘病の決意を語っている。
動画を見て支援してくださった皆様。本当にありがとうございます。
— 鬼木貴典 (@onikiyoshinori) May 21, 2024
溝口さんや海さんや未来さん、BreakingDownの選手の皆様、改めてこうした機会をいただきありがとうございました。…
佐伯DEEP代表は「鬼木さんはブレイキングダウンのレフェリーの印象が強いと思いますが、自分の時代の格闘技関係者は誰もが知っているファイターです。近いうちにどんな人か動画出しますね。何と言っても青木真也選手と今成正和選手の師匠ですからね」と、90kg契約試合も行っていた鬼木の現役時代の戦いも知ってほしいとした。
鬼木さんはブレイキングダウンのレフリーの印象が強いと思いますが自分の時代の格闘技関係者は誰もが知っているファイターです。近いうちにどんな人か動画だしますね。何と言っても青木真也選手と今成正和選手の師匠ですからね。https://t.co/eByyJYFWKg
— DEEP/DEEP JEWELS OFFICAL (@jewels_deep) May 21, 2024