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【DEEP】加藤ケンジが諏訪部哲平に敗れる、橘川ヒロキが判定勝ち。畠山祐輔、佐藤ゆうじらボンサイ柔術勢が全勝。石阪空志が漆間將生にTKO勝ち=5.12 DEEP浜松

2024/05/13 12:05
 2024年5月12日(日)静岡県浜松のアクトシティ浜松展示イベントホールにて『DEEP CAGE IMPACT 2024 in HAMAMATSU』が開催された。  ケージで行われた同大会のメインはバンタム級で、約6年半ぶりにDEEP浜松大会に出場の加藤ケンジ(NeighborHood)と、DEEP参戦以降3勝2敗と勝ち越している諏訪部哲平(IGGY HAND'S GYM)と対戦した。 ▼DEEP バンタム級 5分2R〇諏訪部哲平(IGGY HAND'S GYM)[判定3-0] ※20-18×3, 19-19マスト諏訪部×加藤ケンジ(NeighborHood)  MMA15勝11敗の加藤は、RIZIN浜松大会で金太郎に敗れるも、山本アーセン、藤原克也にKO勝ち。倉本一真に1R TKO負け後、修斗でダイキ・ライトイヤーに1R KO勝ち。しかし直近3試合は後藤丈治、ロイベ・デ・オリベイラ・ネイト、スソンに敗れ、3連敗中。  対する諏訪部は、MMA11勝11敗1分。ZSTからFighting NEXUSを経て、現在DEEPで4勝2敗と勝ち越しており、9月にはボンサイ柔術の内山拓真を1R TKOに下している。前戦は2024年3月のDEEP TOKYOで西山亮翔にリアネイキドチョークで一本勝ち。  左右両方で構えるストライカーの加藤に、白星のうち約半分が一本勝ちのグラップラーの諏訪部。互いの強みを押し付けるのはどちらか。  1R、ともにオーソドックス構えから。テイクダウンを警戒し、低めに構える加藤の長い左ジャブ・ストレートに右フックを合わせる諏訪部。しかし諏訪部は加藤をケージに詰めるとシングルレッグテイクダウン、パウンド。金網使って立つ加藤に、諏訪部はバッックリンチから送り手を掴んで正対させず崩して、加藤の立ち際にパウンド。  2R、ジャブ&ローの加藤に、諏訪部は前に出て左右連打でケージに詰めてシングルレッグへ。下がった頭にヒジを打ち下ろす加藤になおも押し込む諏訪部だがブレーク。  スタンドで左ストレートを伸ばす加藤に、諏訪部も右フックでダウンを奪うと上下にパウンド。加藤はケージで上体を立てるとボデロックで引き出す諏訪部はヒジ。加藤の潜りも剥がしてパウンドし、ハーフの加藤に肩固めを狙いつつ押さえ込んでゴング。  判定3-0(20-18×3, 19-19マスト諏訪部)で、元和術慧舟會 駿河道場の諏訪部が、“遠州の用心棒”加藤に勝利した。諏訪部は2連勝。加藤は厳しい4連敗となった。 [nextpage] ▼DEEP フェザー級 5分2R〇橘川ヒロキ(IGGY HAND'S GYM)[判定3-0] ※20-18×2, 19-19マスト橘川×拓 MAX(TEAM HAMBOLT.KCC)  2017年11月のZSTでの関鉄矢とのフェザー級王者決定戦以来、2022年に4年10カ月間ぶりにMMA復帰した橘川ヒロキが、DEEP3戦目に臨む。  2022年9月の浜松大会で復帰した橘川は、樋沼朝光に2R TKO勝ち後、同年11月の佐藤勇駿戦でスプリット判定勝ちで2連勝。しかし、2023年4月の前戦では銀・グラップリングシュートボクサーズジムの巧みなステップを追い切れず判定負けしている。26歳。  対する拓MAXは、2021年9月の大村友也戦の判定勝ち以降、6連敗中。2年7カ月ぶりの白星を掴めるか。38歳。  1R、ともにオーソドックス構え。橘川は左ジャブから。テイクダウン奪う拓MAXに、下からスイープする橘川は、ハーフからパウンド。背中を見せて立とうとする拓MAXに橘川はバック、足をボディトライアングルに組んで、背後からリアネイキドチョーク狙い。拓MAXは後ろ手を剥がして凌ぐ。  2R、左右連打で詰める拓MAXに、ヒザを合わせに行く橘川は左ジャブ。詰める拓MAXはダブルレッグテイクダウン。リバーサルする橘川を再び下にさせた拓MAXがパウンド。  橘川が亀になるとバック奪い、両足をかけて再三のリアネイキドチョーク狙い。腕を組ませず、腰をずらして正対する橘川に、立ち上がる拓MAX。そこを追って組んで投げた橘川。バックからパウンド入れつつリアネイキドチョーク狙いも拓MAXも防いでゴング。  判定3-0(20-18, 19-19マスト橘川、20-18で橘川が勝利。橘川はこれでDEEP3勝1敗。拓MAXは6連敗に。 [nextpage] ▼DEEP フェザー級 5分2R〇畠山祐輔(ボンサイ柔術)[1R 0分50秒 リアネイキドチョーク]×杉原 慎(スマイル柔術)  フェザー級で「朝倉未来1年チャレンジ」の1期生で、トライフォース赤坂からボンサイ柔術に移籍した畠山が、スマイル柔術の杉原と対戦。  柔道ベースの畠山は、2020年2月のプロデビュー戦で、同じく柔道家の石田拓穂に一本負けも、2戦目でレバナ・エゼキエルに判定勝ち、3戦目で健吾にリアネイキドチョークを極めて2連勝。  しかし、2020年12月に平田直樹に判定負けすると、2023年5月に木下カラテに1R KO負けで2連敗。2023年12月の前戦は、中国WLFでシェン・シャンシャンに1R リアネイキドチョークで一本勝ちし、再起を遂げている。  対する杉山は、2014年7月のDEEP名古屋でのプロデビュー戦で弥益ドミネーター聡志に判定勝ちも、以降5連敗。2023年9月のDEEP浜松で4年10カ月ぶりに復帰し、佐藤哲郎にスプリット判定勝ちで白星を掴んでいる。  佐藤戦では、左の打撃の杉原は下になるもガードで凌いで接戦を制しており、畠山は極め力が問われるフェザー級戦だ。  1R、サウスポー構えの畠山は右ジャブ。ブロッキングの杉山は左ローを返してダブルレッグへ。そこにキムラクラッチを合わせて回してバック奪う畠山が、両足をかけてリアネイキドチョークでタップを奪った。畠山は中国大会に続き2連勝。 [nextpage] ▼DEEP フライ級 5分2R〇能坂陸哉(KO GYM)[判定3-0] ※20-18×3×坂本 岳(JAPAN TOP TEAM)  1R、オーソの能坂にサウスポー構えの坂本。左前蹴り、ボディ、右ストレートを当てる能坂に、ワンツー・ヒザの坂本。その左右にカウンターの右でダウン奪う能坂はパウンド。立つ坂本を崩してさらに右。坂本も打ち合いに出る。  2R、右インローを当てる能坂に左の蹴りは坂本。能坂は右ミドル、右ストレート、右インロー、ボディ打ちも。前に出て左ストレートの坂本は金網に詰めてラッシュも、ガード固めてさばいた能坂も右フック当てて、アッパーも狙う。  判定は3-0(20-18×3)で能坂が勝利。能坂は2連勝。坂本は2連敗に。 [nextpage] ▼DEEP バンタム級 5分2R〇佐藤ゆうじ(ボンサイ柔術)[1R 2分09秒 ヒザ十字]×夏目涼祐(禅道会豊橋) 『格闘代理戦争』で活躍中のギレルメ・ナカガワとともにクレベルが推薦していたのが、佐藤ゆうじ。2023年8月の全日本ノーギ柔術選手権アダルト青帯オープンクラス優勝。  2023年9月のDEEP浜松でアマチュアルールながらトクナガ・ディエゴを1R ニンジャチョークで極めており、今回がプロデビュー戦となる。  対する夏目は、朝倉海を輩出した禅道会豊橋支部出身でプロMMA1勝2敗。DEEP浜松、東京、名古屋で戦い、2023年8月の前戦で脇田仁に三角絞めで一本負け。再起戦となる。  1R、オーソの佐藤がプレッシャーをかけて金網詰めると、夏目は左ミドル。佐藤の入りに左フックを効かせる。佐藤はダブルレッグから小外を合わせてテイクダウン。  ハーフガードの夏目に左で脇差し、細かいパウンド。下から腕からめる夏目に、佐藤はパスガード、腕十字、さらにヒザ十字に移行し、タップを奪った。  佐藤はプロデビュー戦勝利。夏目は2連敗に。 [nextpage] ▼DEEPバンタム級 5分2R〇石阪空志(KO GYM)[2R 0分16秒 TKO]×漆間將生(KRAZY BEE)  1R、漆間の右ローからのテイクダウン狙いを切った石阪は右フックで漆間に腰を落とさせる。石阪の連打に右を返す漆間だが、石阪は左フックから右ストレート。右ミドル、左インローと対角の攻撃も。漆間の組みを切る。  2R、前に出る漆間は金網詰めるも、石阪は左フックでダウン奪うと、すぐに立つ漆間に右ストレートを当ててパウンド連打。レフェリーが間に入った。  石阪はDEEP浜松で2連勝。漆間はMMA5勝5敗の五分となった。 [nextpage] ▼DEEPフライ級 5分2R〇竹見浩史郎(JAPAN TOP TEAM)[2R 0分55秒 TKO] ※頭部のカット×青田 剛(KO GYM) [nextpage] ▼DEEP バンタム級 3分2R アマチュアSPルール〇川崎ごうる(ボンサイ柔術)[1R 2分19秒 腕十字]×斉藤 玄(IGGY HAND'S GYM) [nextpage] ▼DEEP バンタム級 3分2R アマチュアSPルール〇イトカズ・コウセイ(関谷柔術アカデミー)[1R 2分29秒 腕十字]×小川昌夫(Mtf MUGEN GYM) [nextpage] ▼DEEP 54kg以下 2分3R アマチュアKICKルール〇深澤波琉(KGFC)[判定2-0] ※29-28×2, 29-29×高林和真(TEAM HAMBOLT.KCC) [nextpage] ▼DEEP フェザー級 3分2R アマチュア SPルール〇オチ・アレン(関谷柔術アカデミー)[判定2-1] ※20-18×2, 19-19マスト松下×松下稜弥(TMK) [nextpage] ▼DEEP ストロー級 3分2R アマチュアSPルール〇出口彰紀(スマイル柔術)[1R 2分03秒 TKO]×ハセヤマ・フェリペ(関谷柔術アカデミー)
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