素手のボクシング=BKFCルールでKO勝ちした篠塚に、米国からオファーがあった模様だ(C)RIZIN FF
2024年4月29日(月・祝)東京・有明アリーナ『RIZIN.46』の第3試合にて、ベアナックルファイトでJ.マルチネス(米国)を1R1分33秒、KOした篠塚辰樹(MASTER BRIDGE/剛毅會)。
5月10日にRIZINの公式YouTubeチャンネルにて公開された『榊原社長に呼び出されました 2024』にゲストで登場した。
試合を振り返った榊原社長は「篠塚の試合がみんなに届けられるものとしては、僕からすると本当のベアナックルはあれだけではないんですよ。凄くいい形で、みんなにとってはソフトなベアナックルの試合で終わったんですよ」と言い、「だいぶソフトですね」と篠塚も同調する。
「俺たちが見たのはアレじゃない」と榊原社長が言うと、篠塚は「もっとグロくてひどい、本当の戦いですね。今回は運が良かったし、自分はもらわなかったし、あの時間で終われたからラッキーでしたけど。あれが2R、3Rいってたらみんな顔変わって来る」と、2月にマイアミで見た『BKFC』の試合はこんなものではなかったという。
榊原社長は「みるみる顔が腫れてきて血だらけになって、それでも倒せなければ戦い続けるわけじゃないですか。だからもっとグロくてえげつなくてバイオレンスな感じなものが、多分リアルなベアナックルなんじゃないか。だから最初のプレゼンテーションとしては(篠塚は)ベストパフォーマンス」だとした。
さらに「アメリカで試合がしたいんだ、この人。アメリカデビューしたいんだから。でもこの前の結果を受けて、ベアナックルファイトは次、アメリカでの試合、まだ正式に発表してないですが超RIZIN前にはアメリカで試合をします」と、篠塚がBKFC米国大会で試合をすることを明らかにした。その日程は7月28日(日)さいたまスーパーアリーナで開催される『超RIZIN.3』の前だとする。
篠塚は「アメリカデビューっす。全米デビューやばいっすね」と笑顔で念願のアメリカでの試合を喜ぶ。
榊原社長は「応援に行きます。(発表は)早ければ月内くらい。また、近い(RIZINの)大会でもベアナックルの試合、篠塚選手の試合ではない試合も含めて、超RIZINの中でもあってもいいかなと思っている。外国人同士とか、ひょっとしたら女子の試合とか」と、再びベアナックルファイトをRIZINの中で組むことも明かした。
女子のベアナックルでの試合については、篠塚も「見てきました。女子はヤバいっすね。あれはヤバいっす。日本では無理ですね」と、その凄惨さを評している。