2024年5月12日(日)東京・大手町三井ホール『RISE EVOL.12』のメインイベントで対戦する、RISEライト級11位・吉岡龍輝(及川道場)vs.同級12位TAKU(TARGET)のインタビューが主催者を通じて届いた。
吉岡「逆に僕がKOで倒してアピールしていきたい」
――ここ最近は暑くなったり寒くなったり天候が不安定ですが、コンディションはいかがですか?
「コンディションは過去イチでバッチリです」
――体重調整も問題ない?
「体重もバッチリで全然問題ないです」
――追い込みも終わって計量を待つのみという感じですね。
「そうですね」
――及川道場の皆さんで先日東京ドームで行われた井上尚弥選手の試合を見に行っていましたね。
「すごく刺激をもらえて、試合前に良いのが見れました」
――東京ドームの雰囲気はどうでしたか?
「やっぱり1選手として憧れる部分でもありますし、すごいなと感じました」
――競技は違えどいつかあの舞台にたどり着きたいという気持ちは出ましたか?
「あそこに立ちたいという気持ちになりました」
――RISEは昨年2月以来の出場ですが、今回の対戦相手のTAKU選手の印象を教えてください。
「パンチが強くて1発の魅力がある選手です」
――6戦無敗5連続KO中と勢いに乗っている選手ですが警戒している部分はありますか?
「パンチが強いので警戒しています」
――TAKU選手は吉岡選手について、自分よりテクニックがあって上手いのでその部分を警戒していると仰っていました。TAKU選手のパンチに対して吉岡選手はどのように挑んでいきますか?
「パンチでKOを狙いに来るのかなと予想しています。(パンチでも蹴りでも)全局面で勝負しても勝てる自信があるので、パンチで勝負して勝ちます」
――テクニシャンタイプと思われがちですが、意外とパンチでの勝負もいくタイプですよね。
「そうですね。(笑)」
――今回の試合について、同門の数島大陸選手からアドバイスはありましたか?
「ガードを上げておけよって注意されました(笑)」
――及川先生からはどんなアドバイスがありましたか?
「変に気負わずにいつも通りいけと言われています」
――その皆様からのアドバイスを受けてどんな試合展開を想定しますか?
「連続KO中で今回の試合もKOを狙ってくると思うので、逆に僕がKOで倒してアピールしていきたいです」
――TAKU選手とはデビューもほとんど同時期で階級も一緒で、Stand up King of Rookieも吉岡選手が2022年のチャンピオンで、TAKU選手が2023年のチャンピオンという部分で経験してきたキャリアが似ていますが、以前から意識するような部分はありましたか?
「いつかは戦うだろうなと思って見ていましたし、勢いがあって良い選手だなと思ってました」
――そのTAKU選手がプロになってからは連戦連勝でRISE's PRIZEでも新人賞にノミネートされていましたが、その辺りどんな気持ちで見ていましたか?
「やっぱり悔しい気持ちもありますし、今から見ておけよという気持ちでした」
――今回メインイベントで組まれましたが、メインと聞いた時はモチベーションが上がりましたか?
「モチベーションは上がりましたし、メインに選ばれた意味を理解して試合に挑みます」
――それでX(旧Twitter)でも「俺に任せておけ」という発言があったんですね。
「そうですね」
――この試合をクリアしたとして、今後の目標はありますか?
「やられている選手には借りを返さなければと思っているので、上位の選手と戦って結果を残していきたいです」
――最後にいつも応援してくださるファンの皆様にメッセージをお願いします。
「今回の試合はメインイベントで戦います。KOで倒すので最初から目を離さず見ておいてください。応援をお願いします」
[nextpage]
TAKU「ひたすらがむしゃらにやって、ランキング上位に食い込みたい」
――試合まであと4日になりましたけれども、コンディションはいかがですか?
「めちゃくちゃいいです。体も軽くて減量も順調です」
――現在6連勝5戦連続KO勝利中とかなり絶好調だと思うんですけど、その要因って何だと思いますか?
「ひたすらがむしゃらにやってるだけなんですけど、一生懸命さが結果に繋がってきてるんだと思います」
――TAKU選手はもともと野球出身ですよね。
「野球をやってました」
――そこからキックボクシングを始めたきっかけは?
「元々格闘技を見るのが好きで、野球部の一つ上の先輩がTARGETの方を知っていてその方の紹介で入りました」
――キックボクシングに対して憧れはありましたか?
「格闘技自体は何でもよくて別にそれがボクシングでも総合でも良かったんですけど、とにかく格闘技をやってみたいなっていうのがあってそこからハマってといった感じですね」
――前回のELDORADOでは初めて大きな会場で試合をしたと思うんですけれども、あの舞台に立った感想はありますか?
「試合前のリングチェックとか会場に入った時は結構緊張したんですけど、試合になったら緊張はそこまで感じなかったです」
――集中して試合に挑めた?
「あまり外の影響を受けずに試合はできました」
――あの試合を振り返ってみてどうですか?
「悪い癖で撃ち合いをすると足が止まってしまう部分がすごい目立ったので、そこは課題ですね」
――先日の後楽園では先生でもあるパヌワット選手が漢気トーナメントで優勝しましたけれど、あの試合はどうでした?
「見ていてめちゃくちゃ感動しました」
――日頃教えてもらってる先生があの舞台でしかも一気に優勝まで駆け上がるっていう姿には感じるものがあったんじゃないですか?
「自分のことのように嬉しかったですし、こんなすごい方に教わってるんだなっていうので、この人についていけば間違いないなって自信を持ちました」
――今回の試合に関してパヌワット選手からアドバイスはありましたか?
「パヌワット先生が 1 試合目で対戦した髙橋亮さんもサウスポーだったので、その点でサウスポー対策とかコンビネーションはいろいろ教わってます」
――サウスポーに対する苦手意識はない?
「アマチュア時代に負けてるのが、ほぼサウスポーで苦手意識があったんですけど、今回の期間でパヌワット先生やジムの皆がサウスポー対策をしてくれてだいぶ苦手意識が抜けてきたかなっていうのはあります」
――今回対戦する吉岡選手はどんな印象ですか?
「上手いっていう印象ですね。やっぱり小さい頃からやってると思うんですけど、パンチも蹴りもどちらも綺麗に打ててうまいなっていう印象があります」
――デビュー戦が同時期の吉岡選手ですが意識してきた部分ってありますか?
「ここで勝った方が上にいけるのかなという感じですけど、今のこの戦績もレコードだけ見れば凄いすけど、世間で名が知れた強い選手とまだやっていないので、ここで自分の立ち位置がわかるのかなと思います」
――目標としてる選手とか憧れている選手はいますか?
「RISEの選手ではないのですがONEの秋元選手はフィジカルもあって、自分もフィジカルに自信があるので、その受けて返すスタイルというか、下がらずガンガン攻めれるようなスタイルに憧れています」
――今フィジカル強化してる部分ってあるんですか?
「下半身をだいぶ強化してまして、菅原代表が詳しいのでブルガリアンスクワットをやってます」
――フィジカルを始めてパンチ力がついた実感はありますか?
「安定感がすごいついたなと思います」
――今後の目標は?
「ランキングの上位に食い込めるような選手になっていずれはチャンピオンになります」
――最後にいつも応援してくれてるファンの皆さんにメッセージをお願いします。
「いつも会場まで応援に来ていただきありがとうございます。今回は初めての山場で絶対に勝つので応援よろしくお願いします」