100kg近いディアを前にして「ビビっていた」と告白した木村(C)巌流島
2024年5月3日(金)に映像が公開された『巌流島バーチャルファイト』。その第4試合でアマドゥ・ディア(セネガル/セネガル相撲)に1R1分3秒、KO勝ちした木村“フィリップ”ミノル(Battle-Box/キックボクシング)が、自身のYouTubeチャンネルにて試合の裏側を公開した。
試合前日から試合当日の朝、そして試合後まで木村を追った動画の中で、最初は余裕の表情を見せていた木村は試合が終わると一気に解放された様子で喜びを爆発させる。
【写真】飛び込んでの左フックを繰り出す木村
「安心した。でもパンチはめっちゃ重かったよ。ちょっとビビったぜ。初めて100kgをぶっ倒した」と木村。セコンドからは「あれくらい緊張して、あそこまでビビって入った方が絶対に」と言うと、木村は指をさして「そうそうそう、そっちの方が結果出すよ」と本当は“ビビっていた”が、その緊張感がいい結果につながったとした。
何度もガッツポーズして大喜びする木村。一発受けたパンチで左腕は真っ赤となっており、「パンチが重すぎてそこは集中した」と、ガードの上から叩かれて身体ごと持って行かれそうになってふらついたと打ち明けた。
また、「俺は10日前でブアカーオとやってよかったと思っている。もっと時間が欲しかったけれどやってよかったと思っている。チャレンジした分はいつか必ず返って来る」とブアカーオ戦で得るものが大きかったとする。
帰り道では「マジで無事に終わりました。まあ、経験ですね。楽しかったです。マジで経験すぎます。経験はコンビニでは買えないですからね」とウィラサクレック会長の名言を引用する。「今日のはかけがえのない…格闘家自体も経験できることがない(経験だった)。このチャンスをもらえたのは嬉しい。やってよかったですね」といい経験になったと振り返った。
「ただ、目の前にいる相手がなんせデカすぎたですね。最初ちょっと飛ばされた。ちょっと驚いた顔していたでしょう? あれは想定外」と100kg以上の相手はやはりけた違いのパワーだったと話す。
「でも無事終わりましたし、次の試合へ向けて。今日それに向けていいイメージのまま行けてよかったですね」と、次の試合へ向けて弾みがついたと語った。