▼第1試合 無差別級 オープンフィンガー・キックボクシングルール 3分3R延長1R
〇江畑秀範(フリー/テコンドー)
[2R 2分10秒 TKO] ※レフェリーストップ
×クリスティアン・エスクリグ(スペイン/怪力王)
江畑は198cmの長身を誇り、正道会館空手全日本大会2連覇、テコンドー全日本大会9連覇の実績を持ち、海外でも活躍する日本テコンドー界のエース。RIZINやDEEPなど他流試合にも積極的に挑戦し、2022年の『INOKI BOM-BA-YE×巌流島』では、マーカス・レロ・アウレリオ(カポエイラ)の場外ノーザンライトボムで屈辱の秒殺KO負けを喫している。2月の『BreakingDown 11』では松井健に判定勝ちしたが、試合後に松井陣営からの襲撃を受けたことが話題となった。
エスクリグは1991年10月25日生まれ、身長175cm、体重140kg。怪力コンテストのスペイン王者、パワーリフティングのスペイン王者の肩書きを持つ。
1R、軽快なステップを踏む江畑は左ミドルから左ハイ、さらに後ろ廻し蹴り、2回転廻し蹴りと蹴りを放つ。そのたびに転倒するも、ほぼ一方的に蹴り、後ろ蹴りをボディに効かせると前へ出てくるエスクリグに左ハイキックでダウンを奪う。
さらにハイキック、前蹴りと畳みかけるとエスクリグは突進もパンチを当てることが出来ない。江畑は前蹴り、ヒザ蹴り。何とかパンチを当てようと突っ込むエスクリグだがそこに蹴りを合わされ、組み付くのが精一杯。
江畑も身長差を活かしてエスクリグが懐に入ってくると上から覆いかぶさるようにして攻撃を止める。
2Rも始まってすぐに突進するエスクリグへ江畑は後ろ蹴り。距離をとって後ろ蹴り、前蹴り、左ハイを放つ江畑。エスクリグがパンチを放ってくるとバランスを崩して倒れる。エスクリグが突っ込む、江畑が上から覆いかぶさる、ガムシャラにパンチを出すエスクリグに江畑が転倒するという展開が続く中、エスクリグの左フックで江畑がダウン。
疲労がある江畑は蹴りを出すと転倒してしまい、レフェリー・角田信朗から注意を受ける。残り1分、江畑を左フックで転倒させたエスクリグだが、江畑のパンチがかすって右目上から流血。ドクターチェックでストップがかかり、江畑のTKO勝ちとなった。