▼第2試合 49.5kg契約 キックボクシングルール 3分3R延長1R
×ぱんちゃん璃奈(フリー/KNOCK OUT-BLACK二階級制覇/キックボクシング)
[判定0-2] ※29-29、29-30×2
〇ルシア・アプデルガリム(アルゼンチン/キックボクシング)
ぱんちゃんは2019年2月にプロデビュー。無敗の快進撃を続け、2020年8月にREBELS-BLACK女子46kg級初代王座(REBELSとKNOCK OUTの統合により現在はKNOCK OUT-BLACK女子アトム級王者)に就いた。2022年3月には喜多村美紀を破ってKNOCK OUT-BLACK女子ミニマム級王座に就き二階級制覇を達成。2023年9月にチャッキー、12月にケイスリィ・ヴァンスを連続KO。2024年3月にはK-1に初出場し、RISEの平岡琴に判定勝ち。戦績を17勝(4KO)無敗とした。
アプデルガリムはテコンドー出身の20歳。キックボクシング戦績は10勝2分とぱんちゃんと同じく無敗を誇っている。普段は52kgで試合をしている選手(ぱんちゃんの前戦は47.5kg契約)。
1R、両者右ローから入り、アプデルガリムは右ストレートで前へ出て左ボディ。ぱんちゃんは左右の連打で押し返しての右ロー。ぱんちゃんはタイミングよく前蹴りを放ち、右カーフを蹴る。ジャブと前蹴りで距離をとり、右ストレートをヒットさせるぱんちゃんだがアプデルガリムは下がらずワンツーを打って来る。ぱんちゃんの右ストレートに大きな左フックをスイングするアプデルガリム。ワンキャッチからのヒザも突き刺す。残り10秒、左右フックを被弾するぱんちゃん。
2R、右カーフを狙い撃ちにするぱんちゃんにアプデルガリムは左右フックで畳みかけ、綺麗なワンツー、ぱんちゃんの右に右のカウンターをヒットさせてぱんちゃんは一瞬グラリ。さらに前へ出るアプデルガリムにぱんちゃんも打ち返すが、右目が腫れていく。
左右フックで畳みかけるアプデルガリムにクリンチするぱんちゃん。ジャブで距離をとろうとするがアプデルガリムは構わずワンツー、左フックをヒットさせる。明らかにパンチの重さが違い、強烈なパンチに下がるぱんちゃん。
3R、すでに右目が赤黒く腫れあがっているぱんちゃんにアプデルガリムは容赦なくワンツー、左フックで襲い掛かる。ジャブ、前蹴り、右カーフで対抗するぱんちゃんは組んでのヒザ蹴りを見舞う。左右フックで襲い掛かるアプデルガリムにぱんちゃんはワンツー、前蹴り、右ミドル。アプデルガリムが入ってくると組んでのヒザに持ち込むぱんちゃん。
疲れが見えるアプデルガリムだが強烈なワンツーでぱんちゃんの顔を仰け反らせる。蹴りからパンチの連打を見舞うぱんちゃんだが力強さが感じられない。右ミドルから打ち合うぱんちゃんにアプデルガリムも打ち合い、試合終了。ぱんちゃんは鼻血で顏が真っ赤に。
判定はジャッジ1名がドローも、2-0でアプデルガリムが勝利。ぱんちゃんはプロ18戦目にして初黒星を喫した。ただし、リングではないなど公式試合ではないためキックボクシングの公式記録とはならない。ぱんちゃんは「アマチュアも入れて7年ぶりに負けた」と大粒の涙を流した。