▼第3試合 巌流島ルール 3分3R
〇渡慶次幸平(クロスポイント吉祥寺/ミャンマーラウェイ)
[判定3-0] ※30-27×3
×ミケーレ・ベルギネリ(イタリア/カルチョ・ストーリコ)
渡慶次はMMAファイターとしてパンクラスなどで活躍後、ラウェイに参戦。2018年に本場ミャンマーのスタジアムで勝利し、ラウェイの世界チャンピオンになった。ラウェイ戦績は19戦8勝4敗7分。近年はRIZINにも出場していた。
ベルギネリは1973年2月2日生まれ、身長175cm、体重85kg。イタリアの古式スポーツであるカルチョ・ストーリコ(喧嘩フットボール)の歴史に名を刻む、同競技のリビング・レジェンドで、主将としてチームを幾度も勝利に導いた。これまで3度巌流島に参戦し、2016年10月のマーカス・レロ・アウレリオ(カポエイラ)との一戦は(ベルギネリが判定勝ち)、巌流島のベストバウトのひとつに数えられる。
1R、サウスポーの渡慶次は右へ回り込み圧をかける。ベルギネリはワンツーの連打で前へ出てくるがすぐに退く。渡慶次もベルギネリの右ストレートに退いてしまう。渡慶次は左三日月、左ハイ。ベルギネリは右ストレートでのアタックを繰り返す。それに右フックを合わせる渡慶次。ならばと今度は右ストレートをボディに放ったベルギネリは組み付いて渡慶次をテイクダウンし、パウンドを見舞ってフロントチョークも渡慶次は立ち上がる。スタンドに戻ると渡慶次は左三日月を2連発、右フックでダウンしたベルギネリにパウンドを見舞ったところでラウンド終了。
2R、前足を上げるフェイントを交えながら前へ出る渡慶次。ベルギネリは右ストレートを出すが、渡慶次の左三日月に後退する。渡慶次の蹴り足をキャッチしたベルギネリはテイクダウン、上から覆い被さるも場外でブレイクに。ベルギネリが入ってくるところに右フックを思い切り合わせる渡慶次。さらに左三日月の連打で畳みかける。明らかにダメージと疲労を感じさせるベルギネリは後退する一方。渡慶次は左ロー、左インロー、左ミドル。
3R、渡慶次は左インロー、左三日月。下がるベルギネリは右ストレート、右フックで前に出るもかなりの疲労ぶり。渡慶次が左三日月から左右フック、ベルギネリは右ハイを繰り出す。渡慶次の蹴りに後退していくベルギネリ。それでも時折、右ストレートで反撃を試みる。渡慶次は左三日月、左ロー。渡慶次の右フックがヒットするとベルギネリは後退し、渡慶次が前に出ると自ら倒れ込む。そこに渡慶次がパウンド。最後も渡慶次が蹴り、試合終了。