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【ムエローク】伊藤紗弥、藤原乃愛ら全対戦カード決定、パルコは100万円争奪賞金マッチ

2024/05/03 14:05
【ムエローク】伊藤紗弥、藤原乃愛ら全対戦カード決定、パルコは100万円争奪賞金マッチ

伊藤紗弥、藤原乃愛、YURIKOが出場(C)尚武会

 2024年5月12日(日)東京・八王子の冨士森体育館で開催される『ムエローク2024』の全対戦カードが発表された。


 メインイベントは、RWSでも勝利して波に乗る伊藤紗弥(尚武会)がペチャサンジャン(タイ)と47kg契約2分5Rで対戦。ヒジ打ち、首相撲ありのフルムエタイルールで行われる。このメインは本場のスタジアムと同じく中盤の第9試合となる。

 伊藤はジュニアキックで数々のタイトルを獲得。2012年12月には中学2年生にしてタイでWPMF女子世界ピン級暫定王座に就いた。2014年4月に国内で正式にプロデビューを果たすと、国内外の強敵を相手に快進撃を続けWPMF・WMC・WBCムエタイと女子世界王座の三冠を制覇。2021年4月にBOM女子ピン級(-45.53kg)初代王座、11月にBOM女子ライトフライ級(-48.98kg)王者になると、2022年5月にはナムワンを破りIPCC世界女子アトム級王者となって世界四冠王に。

 2022年10月にはさらに上の階級である-50kgで『MUAYTHAI SUPER CHAMP』のトーナメントに参戦も決勝で涙を飲んだ。2023年3月にはタイ・パタヤで勝利し、IMSA王座を新たに獲得。9月の『RWS』でモンクッペットに判定負けを喫し、RWSでの2分3R制を踏まえてパンチを強化して11月のBOMでは予告通り左フックでミンタを2RでKOした。12月にはラジャダムナンスタジアムで初勝利、2024年1月の『TOP BRIGHTS』ではサネーガームとの再戦で返り討ち、そして2月のRWS JAPANではノンミンを2RでKO、4月の同大会では元K-1王者のパヤーフォンも判定で破り5連勝中。

 今回の対戦相手はタイの地方で王者になった選手だという。伊藤は「私はメインイベントで戦わせていただきます! 相手はタイの選手です。田舎の方出身でチャンピオンにもなっていると聞いてるので、私も油断せず残り期間全力を尽くして練習し、勝つのはもちろんですがムエタイを楽しんでもらえるような試合をしたいと思います。久しぶりの5ラウンドのムエタイを楽しみたいと思す」と、自身のInstagramで意気込みを綴っている。


 藤原乃愛(尚武会フジワラムエタイジム)は第11試合でペッイサーン・シッシャンウー(タイ)と47kg契約2分5Rで対戦。

 藤原はアマチュアで50戦以上を経験し、アマチュアKNOCK OUT 45kgリーグ戦で優勝。2021年5月のジャパンキックでプロデビュー戦を行い、2022年5月のNJKFで王者Ayakaを破り、6戦無敗のままミネルヴァ・ピン級王座に就いた。10戦無敗を誇っていたが、2023年3月のミネルヴァ王座初防衛戦で撫子にプロ初黒星を喫して王座を失い、5月にはMONGKUTPAT(タイ)に判定で敗れて連敗を喫したが、8月にタイ・パタヤで勝利を収めてMAGUMA MUAYTHAI王座を手にした。

 11月には『MAX MUAYTHAI』で3RにTKO勝ち、2024年3月2日の『Fairtex Fight』でもKO勝ち、3月30日にも同大会に出場して判定勝ちを収め4連勝中。戦績は13勝(2KO)2敗1分。


 尚武会の新鋭YURIKOは第12試合で、スックワンキントーン2階級制覇のKOKOZ(TRY HARD GYM)に52kg契約2分5Rで挑む。

 また、第10試合で行われる60kg契約3分3R、クン・ナムイサン(タイ/尚武会)vs.パルコ・レンジャージム(レンジャージム)は勝者に100万円が贈られる賞金マッチとして行われることも決定した。

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