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【KNOCK OUT】ベストバウト賞を獲得した鈴木万李弥「感情が爆発してしまって号泣しました」今後はお菓子も我慢して「適正階級を見つけたい」

2024/04/30 17:04
 2024年4月27日(土)東京・後楽園ホール『MAROOMS presents KNOCK OUT vol.2』の一夜明け会見が行われた。  会見には第6試合のKNOCK OUT-BLACK女子-57.0kg契約3分3R延長1Rで、NA☆NA(エスジム)を延長戦の末に判定3-0で破った鈴木万李弥(クロスポイント吉祥寺)が出席。前夜の試合を振り返った。  この試合はMAROOMS BEST BOUT賞に選ばれ、両者にはそれぞれ5万円が贈呈された。  鈴木は「試合が終わってすごく興奮して嬉しくて、朝4時まで寝れませんでした(笑)。試合内容もNA☆NA選手とだからできた内容だと思っているのですごく良かったと思います」と振り返り、朝4時まで何をしていたのかと聞かれると「お菓子を食べちゃいました」と笑う。  試合内容については「タイプ的にも似てるところはあったので、思ったよりはそのままの内容でした」と予想通りだったとし、試合前に蹴りを出すと言っていたことについては「最初のラウンドは緊張していたりとか、試合の感覚を掴むのに時間がかかってしまいました。左ミドルを中心に組み立てを練習していたので、それが出るようになって、だんだん良くなっていたかなと思います」と、試合の感覚を取り戻すまで時間がかかってしまったとした。  NA☆NAの攻撃を受けることも多く「向こうはナチュラルな体重で臨んで来たので、すごくパワフルでした。2R目に鼻水が出たかなと思ったんですけど、流血させられました。流血したことでスイッチも入りましたね」と、“流血のマドンナ”の異名通り流血させられてスイッチが入ったとする。  本戦が終わった時点で「正直、2-0でこのまま勝てるかなと思って喜んでしまったところがあったんですけど、延長ラウンドまで行っちゃいました(苦笑)。いつもの自分だったら、延長ラウンドがあることを聞いた瞬間にうわっと思っていたんですけど、今回は感情の高ぶりがあったので、そのまま自然に延長戦に行けました」という。 「結構、蹴りも出て、徐々に自分も上がっていて、ちょっと勝ちを確信したところがありました」という延長Rを制し、2022年6月の櫻井梨華子戦以来の勝利に涙を流した。 「環境が変わって慣れるのに時間がかかったり、結構気負うタイプなので、毎日悩んでた分、今回感情が爆発してしまって号泣しました」というのがその理由。 「練習で言われたことが試合に出ていたのでちょっと成長した部分はあったかなと思いました」と成長を感じ、次は7月14日(日)韓国・釜山のBEXCO国際コンベンションセンターで開催される女子キックボクシング大会『KTK CHAMPIONSHIP 16』にてイ・ジウォン(韓国/Team DS Bimoo)とライト級(-58kg)ASIA CHAMPIONSHIP3分5Rで対戦する。 「まずは、この試合に勝つことが大前提ではあり、相手は噛ませ犬でもなく本当に強い相手だったので、ここで勝って勢いづいて韓国に行きたかったというのはあります」と勢いを付けたかったとした。  今後については「まだ階級について、すごく悩んでいて、自分は痩せたり太ったりと体重幅が大きくて、前から悩んではいるんですけど、まず自分に合った適正階級を見つけて、ベルトは欲しいと思っています」と、適正階級を探っていき、いずれはベルトを巻きたいと意気込んだ。  当初の対戦予定だった浅井春香との対戦には「4年越しの再戦でリベンジするチャンスだったと思うので、浅井選手が眼窩底骨折が治って、またチャンスがあればやりたいと思います」とした。  また、お菓子の量を減らすことは可能かとの質問には「そこを我慢する精神力は多分あると思うので、しっかり自分の適正階級を見つけて節制していきたいと思います」と笑った。  所属ジムの会長でもある山口元気KNOCK OUT代表は「今後は体重規定を設けてベストコンディションでやっていただきたい。今後の体重をどこに設定していくかが非常に大事になってくるんじゃないかなと思います。57kgの女子選手はなかなかいないですし、52kgは無理だと思っている中で、スーパーバンタム級でいくのか、このまま57kgでいくのか本人とも話して考えたいと思いますし、韓国でタイトルマッチも決まっているので、まずは57kgで動ける体を作る。それも脂肪ではなく、筋肉で作っていきたいと思っているので頑張っていただきたいと思います」と語った。
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