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【KNOCK OUT】“暴君”龍聖が鈴木千裕vs.五味隆典を「おふざけマッチ」と怒り「ふざけんじゃねぇよ。俺は勝負論のある試合をしたい」

2024/04/30 16:04
 2024年4月27日(土)東京・後楽園ホール『MAROOMS presents KNOCK OUT vol.2』の一夜明け会見が行われた。  会見にはメインイベント(第11試合)のスーパーファイトKNOCK OUT-BLACKフェザー級3分3R延長1Rでシュートボクシング日本フェザー級2位・川上叶(龍生塾)に判定3-0で勝利したKNOCK OUT-BLACKフェザー級王者・龍聖(MAJESTIC/Team KNOCK OUT)が出席。前夜の試合を振り返った。  龍聖は「試合映像を見返したら本当につまらない試合だったなと。ダウンを取ったりとか、会場を沸かせるような何かをあそこで出せる選手がカリスマだろうし、本当に悔しいです」と反省の弁。 「ああいう展開になると思っていたし、簡単に瞬間で終わるか、結構きつい展開になって延長戦もあるのかなと、自分の中で思っていました。思っていたよりは、そんなにきつい展開にならなく、進んでいました。試合を改めて見返したら、一般の人には伝わりにくい試合になったなと。もちろん川上選手の上手さが光った試合になったかなと思います」と、川上の上手さも称える。  1Rに川上のパンチを被弾する場面が多かったことに関しては「そんなに気にしていなかったというか、意外と大丈夫だなという感覚は自分の中ではありました。相手の攻撃力を映像で見ても、そんなにないだろうなと思っていましたし、実際にやってみても倒せるタイプの選手ではないので全然大丈夫でした」と特に問題はなかったという。  ボディブローとヒザ蹴りをヒットさせていたのは「ハイガードの選手なのでボディを殴っていこうというのは考えていました。その流れでヒザを出すことも考えていました。相手はストレートが上手で伸びてくる選手なので、それに対してカウンターのフックを用意していたのですが、それを合わせられたのが一番の勝因だったかなと。相手の目が相当腫れていたりと、当たっている感触があったので、勝ったな、というのはありました。前蹴りも自分の中でペースを握れたかなと思っています」と勝因を話す。  川上戦で勝利したことで「彼よりも曲者というか、やりにくい選手はなかなかいないと思うので、これがクリアできたということは今後も大丈夫かな、と。今まで強い選手と僕はいっぱいやってきましたけど、ここまで試合が上手い選手とは戦わなかったので、これからどんな相手でも勝てるんじゃないかな、という自信にもなりました」と意味のある試合になったとする。  試合後、SB日本フェザー級王者・山田彪太朗(シーザージム)の対戦要求を受けたことに関しては「しつこかったなあって(笑)。本当に興味がないというか。そもそもお前、誰だよって。ファンの人も望んでないと思います。もちろん山田選手は強い選手だし、栗秋祥梧との試合も見ましたし、強い選手ではあると思うんですけど、川上選手とのタイトルマッチで勝ってたのかな? と思ったので何も思わないですね」と眼中にはない様子。  そこで龍聖の暴君ぶりは止まらず、6月大会のメイン、鈴木千裕vs.五味隆典にまで話が飛び、「俺からしたらおふざけマッチじゃないけど、賞金1000万が懸かっていてふざけんじゃねぇよと。その現実にムカつきます。KNOCK OUTのキックボクサーの僕としては、千裕なんてKNOCK OUTで試合してないのでMMAの選手だと思っているし、それが真ん中にいることでも腹が立ちます。それがメインなのは変えられないですけど、そこと戦いたいし、KNOCK OUTとも戦いたいと僕は思っています」といい、6月大会に向けては「しっかり勝負論のある試合をしたい」とした。
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