1度目の計量でわずかにオーバーもすぐに落とした龍聖(左)、SBの川上を迎え撃つ
2024年4月27日(土)東京・後楽園ホール『MAROOMS presents KNOCK OUT vol.2』(U-NEXT配信)の前日計量&記者会見が、26日(金)都内にて正午より行われた。
メインイベント(第11試合)のスーパーファイトKNOCK OUT-BLACKフェザー級3分3R延長1Rで対戦する、川上叶(龍生塾/シュートボクシング日本フェザー級2位)は57.4kgでパス、龍聖(MAJESTIC/Team KNOCK OUT/KNOCK OUT-BLACKフェザー級王者)は1度目の計量で57.55kgとわずかに50グラムオーバーしたものの、会見前にリミットちょうどの57.5kgで無事パスした。
川上は「明日はやるだけなので、しっかりメインらしい面白い試合を見せる」、龍聖は「50オーバーしちゃったんですが問題はなくて、誤差があっただけで身体は元気です。必ず倒します。絶対に勝つ」とそれぞれ意気込み。
どう相手を倒したいかとの質問に、川上は「全局面で圧倒して、KOは狙っても獲れることはないので狙わずにしっかり勝ちたい」ととにかく勝つことが優先だとしたのに対し、龍聖は「30秒くらいでKO出来ればいいなと思います。それが龍聖だと思うので。何でKOするかは分かりませんが瞬殺したい」と言い放つ。
それを聞いた川上は「減量がキツいんじゃないですかね、多分」と龍聖の減量苦を指摘したが、龍聖は「長い(試合になる)のが無理ってことか。そんなことはない。コスパよく瞬殺したいなって感じです」と笑い飛ばす。
メインとして会場をどう沸かせたいかを問われると、川上は「しっかりレベルの高い試合を見せるのでそれをお楽しみに」とレベルの高さを見せたいとし、龍聖は「僕は瞬殺したい。12月以上の爆発を見せたいですね。お客さんを熱狂させたい」と2023年12月のファク・スアレスをKOした以上の試合を見せたいとした。
今回は大会メインスポンサーのMAROOMSより50万円、D.ダイバー(ヤングアニマルにて連載中の森恒二氏の作品)より50万円と計100万円のKOボーナスが懸けられており、その使い道を聞かれると川上は「何も考えてません」、龍聖も「何も考えてないですけれどメシに行ったり服を買おうかなって感じです」と、今は試合に集中しているようだった。
互いにKNOCK OUTとシュートボクシングの団体を背負って戦うことについては、川上は「それは普通に団体戦として面白いと思うので、KNOCK OUTとSBのどっちが強いのかをはっきりさせる試合をする」と宣言。それに対して龍聖は「僕は特に何とも思ってないですね。団体とかは考えてないです」とクールな答え。
もし勝てばタイトルマッチでの再戦もありえることに川上は「もしチャンスがもらえればって感じですね」と、タイトル挑戦の機会があれば狙いたいと意欲を示す。
龍聖はこの試合の先に見据えていることを聞かれると「いろいろな展開が考えられると思いますが、まずはこの試合に集中しているので。どういう勝ち方で勝つのか、しっかり勝ってからいろいろ考えていきたい」と、この試合をクリアすることで先の展開が見えてくると話した。