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【NARIAGARI】スポンサー激怒の乱闘事件に皇治が謝罪「頭を下げさせますし、僕も一緒にもちろん謝らせてもらいます」

2024/04/21 00:04
【NARIAGARI】スポンサー激怒の乱闘事件に皇治が謝罪「頭を下げさせますし、僕も一緒にもちろん謝らせてもらいます」

「パフォーマンスの方向を間違えている」と皇治(C)NARIAGARI

 2024年4月21日(日)大阪・176BOX『NARIAGARI vol.4』の前日計量&記者会見が、20日(土)府内にて行われた。

 事件はキックボクシングルール55kg契約3分1Rのワンマッチとして行われる、内山朋紀vs.楓冬の計量で起こった。


 それぞれのコメント後、両者が写真撮影のため中央に歩み寄ったところで楓冬が頭突きを見舞い、内山につかみかかった。セキュリティが止めに入ったが、楓冬は去り際に陳列されていた大会メインスポンサーであるスパシャンの商品ボトルのタワーを手で薙ぎ払い、崩したのである。

 会見後、皇治は「あれはアホでしょう。最低限の実力があって最低限の名前があるヤツが乱闘をやるからこそストーリー性が生まれるんですね。楓冬も自分なりの盛り上げ方で、まだ17か18だから自分の感情をなかなか抑えられへんのやろうけれど。あれはあれで凄いんですよ。みんなの前で、みんな恥ずかしがるわけじゃないですか。それをせんとパフォーマンスするのはいいんですけれど、パフォーマンスの方向がちょっと間違えていて。あれで何千万とこっちは失うわけですから勘弁してくださいよと。えらい怒ってたんですよ、スポンサーさん。


【写真】スポンサーの商品を手で薙ぎ払っていった楓冬

 いろいろなスポーツ選手がスポンサーさんという応援してもらえる方がいてるから成り立っているわけですよ。スポンサーさんがいなかったら選手は戦えないですから。まず興行自体ないですから。スポンサーさんとチケットを買ってくれるお客さんは奇跡で。だって僕らが自己満足で殴り合いしているのを応援してくれるわけですから。多少なりとも広告とかあるとは思うけれどね。でもやっぱりそういう感謝の思いを忘れてはあかんなと。楓冬はそういうことを知らんとやっていると思いますけれど、スポンサーさんのものをこうやってやるというのは全然カッコよくないので」と、苦言を呈した。

 囲み取材にはスパシャンの香野大輔社長も同席し、「ストレートに残念ですよね。皇治くんもそうですし、若い子たちがこれから成り上がっていく…僕らは何か力を貸せることはないかなと、チャンスをつかむ場に少しでも協力できたらなという中で起きたことなので。やっぱりウチの中でも少なからず一生懸命に働いてお金を貯めて商品を買ってくれるファンの方たちとかいてるので、そういう人たちが見たら凄い残念な気持ちになると思うんですよね。


 僕はいろいろな団体と違って、第1回から見させてもらってハートフルな団体だと思って、僕に出来ることは何かないかなと思って協力させていただきたいなと思ってスポンサーさせてもらったんですけれど、そこでこういうことになって正直残念。また皇治くんと話をさせてもらいますけれど、次回からどうしようかな、今回すら嫌やなっていう」と、裏切られたような気持ちになっているとし、今回のスポンサードすら取りやめたいとした。

 これに皇治は「スパシャンのファンの方々も凄い不快な思いをしたと思うので、それは本当に悪かったと思う。僕が代表なので謝りたいです」と言い、「僕からするとしてしまったことなので、楓冬も子供とはいえ男なので頭を下げさせますし、僕も一緒にもちろん謝らせてもらいます。でもやってしまったことはもう変わらないので、明日のファイトで少しでも社長とファンの皆さんが喜んでもらえるような試合をアイツ自身が命懸けてやるしかないので、それは僕が教えようと思います」と、自分も一緒に謝罪するとし、やってしまったことはリングの上で挽回するしかないと話した。


 この言葉に香野社長は「こういうことが起きないように。僕らも企業なのでそういう団体と一緒にしているとイメージも悪くなる。見てる僕らも応援したくなるような、次の道を作ってあげたくなるような大会にしてほしいと思っています」と返した。

 皇治は「乱闘、ダメ、絶対」と締めくくったが、この囲み取材後、スパシャン公式Xには「今日、NARIAGARIの会見で弊社の製品を選手による乱闘騒ぎであのように扱われ非常に残念でした。チャンスを掴む場として、少しでも若い人達に協力出来ればと思いスポンサーをしましたが残念です。名の売れた選手同士が試合までの盛り上げとしてリスクを負い、互いのストーリーの中で試合前に乱闘になってしまうのはまだしも、名がない選手がストーリー無くして今日の様なパフォーマンスを行う事にすごく違和感を感じました。皇治君の想いに賛同しましたが、これでは某団体他と同じ。我々が協力出来る事はありません」と、スポンサーからの撤退を示唆する投稿がされた。

 他の企業が追随する可能性もあり、イベントの存続危機とも言える状況。皇治の言う通り、選手たちの戦いでこの危機を乗り越えることが出来るか。

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